授業科目
(英名)
実践看護学概論
(Introduction to Nursing Care)
授業科目コード NN310109Jキ
科目責任者 甲州 優
2単位
必修
講義
30時間
1学年 2セメスター 専門科目
[授業の概要]
 実践看護の主要な柱となる、発達段階に応じた看護、健康レベルに応じた看護、生活の場と看護、個・家族・集団に対する看護の概略について学修する。
[授業の目的]
 発達段階に応じた看護、健康レベルに応じた看護、生活の場と看護、個・家族・集団に対する看護の概略について理解する。
(看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる)
[到達目標]
1.実践看護学の概念を説明する。
2.発達からとらえた対象と健康レベルについて説明する。
3.実践看護学における健康レベル、発達、生活・療養の場、個・集団の概念を説明する。
4.健康レベル、発達、生活・療養の場、個-集団を軸とした看護の対象および援助の特徴を説明する。
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 9 27 1 【講義】 ガイダンス
授業計画に沿って、[最新]の知見について学ぶ。
1.学習の進め方
2.看護を実践するとは
3.実践看護学における各概念
①発達段階
②健康レベル(健康観、病気、病期)
③生活・療養の場
④個・集団
事後学習:講義資料をもとに、要点をまとめる。 30分 甲州 優
2
9 27 2 【講義】 小児期にある対象の理解と看護 1.
①「子ども」とは
②子どもの権利
③小児看護の特徴と理念
事前学習:10分
小児看護学概論「第1章小児看護の特徴と理念」を通読する。
事後課題:20分
上記、教科書を精読し、要点をまとめる。
30分 小西 美樹
3 10 4 1
【講義】 小児期にある対象の理解と看護 2.
①成長発達の原則・影響因子
②子どもと家族の発達を理解するための理論
事前学習:10分
小児看護学概論「第2章子どもの成長発達」を通読する。
事後課題:20分
上記、教科書を精読し、要点をまとめる。
30分 小西 美樹
4 10 4 2
【講義】 女性の健康と看護 1.
母性看護の概念
①母性看護とは
②母性看護の基礎となる概念
③母性看護を支える主な職種と連携
事前or事後学習:提出方法・期限は、LMS又は講義内で提示する。 30分 赤羽 由美
5
10 11 1
【講義】 女性の健康と看護 2.
母子保健統計と社会資源
①母子や家族に係る統計の理解
②母子に係る法律と社会資源
30分
6 10 18 1
【講義】 成人期にある対象の理解
①成人とは/成人の定義
②成人期の発達段階の特徴(発達課題、身体的特徴、心理社会的特徴)
③成人を取り巻く環境と看護
事前学習:課題に取り組み、講義に持参する。課題内容はLMSに提示する。 30分 鈴木 珠水
7 10 25 1 【講義】 成人期にある対象の健康支援と健康障害援助
①成人のQOLと看護
②病期ごとの健康障害援助および支援
事前学習:LMSに掲示する 30分 小西 敏子
8 11 1 2 【講義】 高齢期にある対象の理解
①高齢者の特徴(発達課題、身体的・心理・社会的特徴)
②老いを生きる
③高齢者を取り巻く環境と社会(超高齢社会、独居、老々介護)
事前・事後学習:詳細はLMSにて掲示する。 30分 辻 容子
9 11 15 1 【講義】 高齢期にある対象の健康支援と健康障害援助
①高齢者のQOLと看護
②高齢者の意思決定と倫理的課題
事前学習:前回の講義資料の復習をする。
事後学習:講義中の内容をまとめる。
30分
10 11 22 1 【講義・演習】 在宅看護の特徴
①人々の暮らしの理解
②健康の多様性
③地域・在宅看護の実践の場
事前学習:地域・在宅看護1、第1章p12~p22、第5章p144~162を読み、要点をまとめる。 30分 甲州 優
11 11 29 1 【講義・演習】 在宅看護における対象者の理解
①健康レベルからみた対象
②対象者としての家族
③対象をおよび家族を支える法制度
事前学習:地域・在宅看護論1、第3章、第6章を読み、要点をまとめる。 30分 甲州 優
12 12 6 1 【講義】 公衆衛生看護の定義と関連理論
①公衆衛生、公衆衛生看護学の定義
②身近なヘルスプロモーション
事後学習:授業資料をもとにまとめる。 30分 守田 孝恵
13 12 13 1 【講義】 公衆衛生看護の特徴
①看護における「公衆衛生看護」の特徴
②公衆衛生看護活動の場
事後学習:授業資料に提示する。 30分
14 12 20 1 【講義】 保健師活動の展開と力量形成
①活動展開の方法
②保健師現任教育の実際
事後学習:授業資料に提示する。 30分
15 12 26 1 【講義・演習】 まとめ
1.対象の発達段階、健康レベルに応じた看護課題
2.その人らしい生活を支援していく看護師の役割
3.看護支援に必要な自他の尊重
事後学習:レポート、詳細はLMSにて掲示する。 30分 甲州 優

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
母性・小児・高齢者・在宅(小テスト10点、論述/課題レポート5点)各15点×4領域
成人・公衆衛生(小テスト10点、論述/課題レポート10点)各20点×2領域
評価方法は、小テスト、論述/課題レポートとする。
基本的に小テストは出席した者のみ評価を受けることができる。
小テストは授業内で説明し実施する。
再評価は、全範囲の試験を予定している。→各講義では積極的に予習復習を行い課題に取り組むこと。
[履修上の注意]
・教科書「看護学概論」を見直しておく。
・第1回の講義に「看護学概論」、シラバスを持参する。
・配付資料は、必要な知識を網羅するものではなく、情報の一部である。
・各講義内の質問や出欠席に関しては、講義担当者にたずねること。
[教科書]
 系統看護学講座 専門Ⅰ 看護学概論(基礎看護学①) 医学書院(電子教科書)
 系統看護学講座 専門Ⅰ 成人看護学総論 (成人看護学①) 医学書院(電子教科書)
 系統看護学講座 専門Ⅱ 老年看護学(老年看護学①) 医学書院(電子教科書)
 系統看護学講座 専門Ⅱ 小児看護学概論 小児臨床看護総論(小児看護学①) 医学書院(電子教科書)
 系統看護学講座 専門Ⅱ 母性看護学概論 (母性看護学①) 医学書院 (電子教科書)
 系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護論[1] 地域・在宅看護の基盤 医学書院(電子教科書)
[参考書・参考資料]
適宜紹介する。
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
 科目全体については、下記にご連絡ください。
 科目責任者(甲州優)
  yu-koshy@dokkyomed.ac.jp  オフィスアワー:火曜日16:00~17:00 研究室7

 各講義への質問、講義日の出欠席に関することは、講義担当教員にしてください。
  赤羽由美 :yumi-a@dokkyomed.ac.jp
  小西美樹 :konimiki@dokkyomed.ac.jp
  鈴木珠水 :suzukita@dokkyomed.ac.jp
  小西敏子 : konishit@dokkyomed.ac.jp
  辻 容子  : y-tsuji@dokkomed.ac.jp
  甲州 優 : yu-koshy@dokkyomed.ac.jp
[備考]
・各講義担当者は講義内容に各分野での[最新]の知見を含んだ資料を作成する。
・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。
・演習時はテーマに基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表しあう。
・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。
・講義内で実施した小テストやLMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。