授業科目
(英名)
哲学
(Philosophy)
授業科目コード NN101101J
科目責任者 杉本 隆久
担当教員 杉本 隆久 保・助・養の受験資格

保健師 : 選択

助産師 : 選択

養教一種: 選択

担当形態 単独  施行規則に定める科目

科目区分又は事項


1単位
選択
講義
15時間
1学年 1セメスター 基盤科目
[授業の概要]
「哲学」は、人間とは何か、生きるとは何か、世界とは何かという根本的な問いを考える学問である。何となく知っているようで実はよく知らない「哲学」という学問についての包括的な知識について学び、哲学が私たちひとりひとりの生き方に関わる問題であることを学修する。
[授業の目的]
「DP5.グローカルな視野で、多様性を尊重することができる」力を養うために、「哲学」という学問についての包括的な知識について学び、「哲学」が私たちひとりひとりの生き方に関わる問題であることを学修する。
[到達目標]
1.看護実践という観点から重要な哲学・思想の要点を学び、それらを自分の言葉で適切に説明する。
2.人間の生死の問題を通して「いのち」の意味について考えを深める。
3.自分自身の生き方について内省し、同時に他者の心情を思いやる態度を涵養する。
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 18 2 【講義】 ソクラテスとプラトンの思想について説明する。
各回の講義後半(30分)を利用して資料を精読し、授業課題(各自で授業のまとめ)行い、提出すること。
事後学習:ソクラテスとプラトンの思想の違いについてまとめ、授業課題として提出すること。 20分 杉本 隆久
2 4 25 2 【講義】 孔子の生涯と思想について説明する。『論語』を読む。 事後学習:孔子の説く「仁」についてまとめ、授業課題として提出すること。 20分
3 5 2 2 【講義】 仏教の基礎的な思想について説明する。 事後学習:仏教の根本思想についてまとめ、授業課題として提出すること。 20分
4 5 9 2 【講義】 デカルトの方法的懐疑について説明する。 事後学習:心身問題についてまとめ、授業課題として提出すること。 20分
5 5 16 2 【講義】 カントの道徳と自由の関係について説明する。 事後学習:人格と物との違いに着目し、なぜ人間には尊厳があるのかについてまとめ、授業課題として提出すること。 20分
6 5 23 2 【講義】 ニーチェの生の哲学と遠近法主義について説明する。 事後学習:生とはなにかという観点から、ニーチェの能動的ニヒリズムと受動的ニヒリズムの違いについてまとめ、授業課題として提出すること。 20分
7 5 30 2 【講義】 パスカルとハイデガーにおける死の概念とその意味について説明する。 事後学習:死と特異性の問題についてまとめ、授業課題として提出すること。また、これまでの資料をすべて再読し、疑問点を洗い出しておくこと(疑問点は次回講義時に担当者に質問し、解決させておくこと)。 20分
8 6 6 2 【講義】 メルロ=ポンティの身体の現象学について説明する。 事後学習:身体の重要性について、まとめ、授業課題として提出すること。 20分

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
 定期試験60%、各回の授業課題40%
[履修上の注意]
 「よく考える」ためには、それに先立って「よく感じる」ことが重要です。感受性を鈍らせることのないようにしてください。また、私たちは、言葉を媒介にして世界をとらえていますから、粗雑な言葉をつかわないように注意してください。丁寧な言葉で誠実に思考する態度が必要です。
[教科書]
毎回資料を配付する。
[参考書・参考資料]
哲学の問い ベルンハルト・ヘルツル他 晃洋書房
西洋哲学史 岩崎武夫 有斐閣
道の手帖 メルロ=ポンティ 杉本隆久他 河出書房新社
哲学者190人の死に方 サイモン・クリッチリー 河出書房新社
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
 メールにて受け付ける。
 杉本隆久:E-mail:sugimoto-takahisa@hotmail.co.jp
[備考]
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。