授業科目 (英名) |
高齢者看護方法論 (Gerontological Nursing Methodology) |
授業科目コード | NN206235J |
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科目責任者 | 佐藤 和佳子 | ||
担当教員 | 佐藤 和佳子 | 保・助・養の受験資格 |
保健師 : 必修 助産師 : 必修 養教一種: 必修 |
担当形態 | 単独 | 施行規則に定める科目 科目区分又は事項 |
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2単位 |
必修 |
講義・演習 |
30時間 |
2学年 3セメスター 専門基盤科目 |
[授業の概要] 高齢期にある人とその家族を対象に、自立・自律を支援しQOLを支えるための高齢者看護の在り方、ケアの本質を探究し、看護支援・援助方法について学修する。 |
[授業の目的] 「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、高齢期にある人とその家族を対象に、自立・自律を支援しQOLを支えるための高齢者看護の在り方、ケアの本質を探究し、看護支援・援助方法について学修する。 |
[到達目標] 1.高齢期にある人のライフサイクルからみた特徴を説明する。(DP-1、DP-2◎) 2.高齢期にある人とその家族のライフスタイルの特徴を捉えた看護活動の場と役割機能を説明する。(DP-1、DP-2◎、DP-3、DP-4○、DP-5) 3.高齢期にある人の心身の変化によりおこる生活機能への影響を理解し、日常生活援助と家族への支援方法を説明する。(DP-1、DP-2◎、DP-3、DP-4○、DP-5) 4.高齢期にある人とその家族のQOLを支えるための看護の方法を理論を用いて説明する。(DP-1、DP-2◎、DP-3、DP-4○、DP-5) 5.目標志向型思考の看護展開を理解し、看護計画立案について説明する。(DP-1、DP-2◎、DP-3、DP-4○、DP-5) |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 5 | 15 | 木 | 3 |
【講義】 ガイダンス 高齢者の看護展開について 高齢者の健康の捉え方 |
事前学習 実践看護学概論で学修した高齢期の特徴について復習する。 |
30分 | 佐藤 和佳子 | |
2 |
5 | 22 | 木 | 3 |
【演習】 在宅で生活する高齢者の生活についての理解を深める。 高齢者疑似体験を通して身体的・心理的特徴を理解する。 |
事前学習 在宅で生活する高齢者の生活を考え、日常生活での若者との違いを抽出する。 事後学習 体験した内容をレポートする。 |
30分 | ||
3 | 5 | 26 | 月 | 3 |
【講義】 高齢者との出会い 高齢者のヘルスアセスメント CGA、ICFモデル |
事前学習 高齢者のヘルスプロモーションの講義を復習する。 事後学習 受講中に学修した内容を整理する。 |
30分 | ||
4 | 5 | 29 | 木 | 3 |
【講義】 老年期を支える理論・概念 ストレングスモデル、エンパワメント理論、認知症者のパーソン・センタード・ケア、コンフォート理論 |
事前学習 左記理論について自己学修する。 事後学習 受講中に学修した内容を整理する。 |
30分 |
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5 | 6 | 2 | 月 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・高齢者へのコミュニケーションの援助 感覚機能、認知機能の変化を捉える。 |
事前学習 認知機能が低下した方の生活について考えたことをまとめる 事後学習 認知機能が低下した方の手記を読み考察する。 |
30分 | ||
6 | 6 | 5 | 木 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・高齢者への活動・休息への援助(1) 高齢者の生活リズム、活動への支援に向けての準備、アセスメントの視点 |
事前学習 活動の評価に必要なフィジカルアセスメントを復習する。 |
30分 | ||
7 | 6 | 9 | 月 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・高齢者への活動・休息への援助(2) 高齢者の歩行・移動援助について 活動をアセスメントし、必要な看護を計画する。 |
事前学習 活動の評価に必要なフィジカルアセスメントを復習する。 |
30分 |
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8 | 6 | 12 | 木 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・高齢者への食生活への援助 食事に向けての準備、食事の意義、栄養状態など、アセスメントの視点 食事についてアセスメントし、必要な看護を計画する。 |
事前学習 食べることの評価に必要なフィジカルアセスメントを復習する。 |
30分 | ||
9 | 6 | 16 | 月 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・高齢者への排泄への援助 排泄行動自立の意義、加齢による排尿の変化、アセスメントの視点 排泄についてアセスメントし、必要な看護を計画する。 |
事前学習 活動の評価に必要なフィジカルアセスメントを復習する。 |
30分 | ||
10 | 6 | 19 | 木 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・高齢者の薬物療法 加齢による生理学的変化、 薬剤管理についてアセスメントし、必要な看護を計画する。 |
事前学習 人体の構造 腎臓・肝臓を復習する。 |
30分 |
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11 | 6 | 23 | 月 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・高齢者を支える家族・家族への支援 高齢期における家族との関係、家族との暮らし方 |
事前学習 高齢者の家族と世帯について、「高齢者社会白書」を用いて調べる。 |
30分 | ||
12 | 6 | 26 | 木 | 3 |
【講義・演習】 事例展開・退院支援に向けて 高齢者の入院から退院までに必要なケアを整理する。入院時から退院に向けて行うケア、高齢者の退院支援についてアセスメントし、必要な看護を計画する。 |
事前学習 既習の社会サービスについて復習する。 |
30分 | ||
13 | 6 | 30 | 月 | 3 |
【講義・演習】 高齢者の「その人らしさ」を支えるために必要な看護とは 生きがいを支えるための支援、意思決定支援 |
事後学習 高齢者施設で実施する援助の実践、計画の見直しを行う。 |
30分 | ||
14 | 7 | 3 | 木 | 3 |
【講義・演習】 高齢者のQOLを支えるための看護実践 高齢者の足の健康を維持するための支援とは |
事前学習 参考図書「実践! 介護フットケア」をよみ講義に参加する。 |
30分 | ||
15 | 7 | 7 | 月 | 3 |
【演習】 高齢者の足の健康を維持するための実際 高齢者の活動意欲を高めるためのフットケア |
事後学習 レポート課題 |
30分 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 成績評価は、定期試験50%、講義内で実施する小テスト20%、レポート20%、授業参加度(ディスカッションでの発言、授業ごとのリフレクションの内容)10%。 レポートの内容・提出についてはLMS上に提示する。 |
[履修上の注意] 既習の以下の科目の知識と理解があることを前提に教授する。 ①人体の構造 ②人体の機能 ③高齢者看護学 |
[教科書] ナーシング・グラフィカ,老年看護学②高齢者看護の実践,メディカ出版(電子教科書) |
[参考書・参考資料] 系統看護学講座 老年看護学 医学書院(電子教科書) 系統看護学講座 老年看護 病態・疾患論 医学書院(電子教科書) 生活機能からみた老年看護過程(第4版)医学書院 老年看護技術(第3版)医学書院 ウェルネスの視点にもとづく老年看護過程 第2刷 医歯薬出版株式会社 高齢者の生活機能の総合的評価 新興医学出版社 |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] オフィスアワー:初回授業で提示する。 メールでの質問は随時受け付ける。 メールアドレス:初回授業で提示する。 |
[備考] ・講義資料は事前にLMSに掲載するので確認する。 ・eナーストレーナー、ナーシングスキル等を利用した演習や事前・事後学習を行う。 ・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行う。 ・LMSのリフレクション等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・講義内で実施した小テストやLMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |