授業科目
(英名)
母性看護学
(Maternal Nursing)
授業科目コード NN206240J
科目責任者 西岡 啓子
担当教員 西岡 啓子、柴田 由里子、坂入 珠帆 保・助・養の受験資格

保健師 : 必修

助産師 : 必修

養教一種: 必修

担当形態 複数(全コマ)  施行規則に定める科目

科目区分又は事項


1単位
必修
講義
15時間
2学年 3セメスター 専門基盤科目
[授業の概要]
母性看護に関連する諸概念を理解し、母性看護の役割を学ぶ。リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する動向と施策および倫理的問題について理解した上で、女性のライフサイクル各期における健康課題および看護について学修する。
[授業の目的]
「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する動向と施策および倫理的問題について理解した上で、女性のライフサイクル各期における健康課題および看護について学修する。
[到達目標]
1.看護の特性から母性看護の概念を説明することができる.(DP-2◎)
2.リプロダクティブヘルス/ライツの意義を理解し,母性の発達課題に応じた健康問題を考えることができる.(DP-2◎)
3.母性およびその家族への看護の必要性を説明することができる.(DP-2◎)
4.母性の対象を取り巻く保健・医療・福祉の現状を理解し,関心を持つことができる.(DP-2◎、DP-4〇)
5.人間の生命について自己の考えを深め,自分なりの母性看護を考え述べることができる.(DP-2◎、DP-4〇)
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 5 19 2 【講義】 1.ガイダンス
2.母性看護の基盤となる概念
1)リプロダクティブ・ヘルスに関する概念
2)母性・父性・家族に関する概念
3)女性や母子へのケアに関する概念
事前学習:教科書の該当部分を熟読する 30分 西岡 啓子
柴田 由里子
坂入 珠帆
2 5 26 2 【講義】 女性のライフサイクルと健康課題
1)思春期・成熟期女性の健康維持への看護
2)思春期・成熟期女性の健康課題
3)プレコンセプションケア
事前学習:課題提出方法・期限は、LMSまたは、講義内で提示する。
30分
3 6 2 1 【講義】 リプロダクティブヘルスケア
不妊治療と看護
30分
4 6 9 1 【講義】 リプロダクティブヘルスケア
1)性暴力を受けた女性に対する看護
2)児童虐待と必要な看護
30分
5 6 16 2 【講義】 リプロダクティブヘルスケア
1)出生前診断と必要な看護
2)人工妊娠中絶と必要な看護
30分
6 6 23 2 【講義】 女性のライフサイクルと健康課題
1)更年期・老年期女性の健康維持への看護
2)更年期・老年期女性に特有な健康課題
30分
7 6 30 2 【講義】 リプロダクティブヘルスケア
1)家族計画と受胎調節
①家族計画に関する基礎的知識
②各受胎調節法の特徴や効果
2)性感染症と必要な看護
30分
8 7 7 2 【講義】 母性看護に必要な看護過程
1)ウェルネス・アプローチでの看護実践
30分

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
定期試験60%、課題30%、授業参加態度(リフレクションの内容、グループワークへの参加状況や貢献度)10%で評価する。
[履修上の注意]
1.グループワークや発表等を通して、自分の考えを表現できるように心がけて欲しい。
2.授業は毎回の事前課題による予習のもとに展開される。
3.母性看護学を取り巻く現状や最新の知見を理解するために、厚生労働省などの官公庁ホームページや各種団体のホームページなど、授業内で紹介する。積極的に学修すること。
[教科書]
系統看護学講座 専門 母性看護学概論 母性看護学1 第14版第2刷 医学書院(電子教科書)
系統看護学講座 専門 母性看護学各論 母性看護学2 第14版第2刷 医学書院(電子教科書)
[参考書・参考資料]
気が見える vol.10 産科 井上裕美他 MEDIC MEDIA
写真でわかる母性看護技術 平澤美恵子 インターメディカ
写真でわかる助産技術 平澤美恵子 インタ―メディカ
ウィメンズヘルスケア 吉沢豊予子 日本看護協会出版会
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
教員のメールアドレスとオフィスアワーを通して連絡、質疑応答を行う。
 オフィスアワー:水曜日 12 時~ 13 時
 西岡啓子:E-mail:keinishi@dokkyomed.ac.jp(研究室8)
[備考]
・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。
・eナーストレーナー、ナーシングスキル等を利用した演習や事前・事後学習を行う。
・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合う。
・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。
・LMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載し、フィードバックする。