授業科目
(英名)
母性看護方法論
(Maternal Nursing Methodology)
授業科目コード NN206241J
科目責任者 西岡 啓子
担当教員 西岡 啓子、柴田 由里子、坂入 珠帆、礒山 あけみ 保・助・養の受験資格

保健師 : 必修

助産師 : 必修

養教一種: 必修

担当形態 一部複数  オムニバス クラス分け 施行規則に定める科目

科目区分又は事項


2単位
必修
講義・演習
30時間
2学年 4セメスター 専門基盤科目
[授業の概要]
新しい家族の誕生期にある女性とその家族を対象に、健康の保持・増進のための看護について学修する。女性の身体的・心理社会的変化、胎児・新生児の成長発達や胎外生活適応への過程と看護について学修する。
[授業の目的]
「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、新しい家族の誕生期にある女性とその家族を対象に、健康の保持・増進のための看護について学修する。
[到達目標]
1.妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の身体的・心理的・社会的特性と生理的変化、および必要な支援について説明する。(DP-2◎)
2. 妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の異常について,そのメカニズムと対象者に及ぼす影響、および必要な看護を説明する。(DP-2◎)
3. 周産期の家族のもつ発達課題、家族の発達を支えるための援助を説明する。(DP-2◎)
4. 看護過程を展開し、褥婦と新生児、家族に適した看護ケアとその根拠を説明できる。((DP-2◎、DP-4〇)
5. 褥婦と新生児に必要な看護技術を学内演習で実践できる。((DP-2◎、DP-4〇)
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 11 4 3 【講義・演習】 1.ガイダンス
2. 妊娠期における看護①
1)妊娠期の身体的,心理・社会的特性
事前学習:教科書の該当部分を熟読する
事後学習:講義内容を踏まえて、マニュアル(別途提示)を作成する。
30分 西岡 啓子
2 11 10 4 【講義・演習】 1.妊娠期における看護②
1)妊婦と胎児のアセスメント
2)妊婦とその家族への看護
30分 西岡 啓子
3 11 11 3 【講義・演習】 1.分娩期における看護①
1)分娩の3要素
2)分娩の経過 
30分 坂入 珠帆
西岡 啓子
4 11 17 4 【講義・演習】 1.分娩期における看護②
1)産婦・胎児,家族のアセスメント
2)産婦と家族の看護
3)分娩期の看護の実際
30分
5 11 18 3 【講義・演習】 1.妊娠・分娩の異常
1)妊娠の異常と看護
2)分娩の異常と看護
事前・事後学習:教科書の該当箇所を熟読する。 30分 西岡 啓子
6 11 25 3 【講義・演習】 1.産褥期における看護①
1)褥婦の全身状態と心理的変化の理解、健康の維持増進のための看護支援
2)退行性変化とその経過の理解とアセスメント
30分 柴田 由里子
西岡 啓子
7 12 2 3 【講義・演習】 1.産褥期における看護②
1)進行性変化と母乳育児支援の理解
2)進行性変化と母乳育児のアセスメントと看護支援
30分
8 12 9 3 【講義・演習】 1.新生児期における看護
1)新生児の生理
2)新生児のアセスメント
3)新生児の看護
30分 西岡 啓子
9 12 16 3 【講義・演習】 1.産褥・新生児期における異常
1)産褥期の異常と看護
2)新生児期の異常と看護
事前・事後学習:教科書の該当箇所を熟読する。 30分 西岡 啓子
10 12 23 3 【演習】 1.母性看護に必要な思考過程
1)ウェルネス・アプローチでの看護過程
①アセスメント
②看護診断
③目標立案
事前学習:提示された事前課題を行ってくること。具体的な方法は、LMSに提示する。
30分 西岡 啓子
柴田 由里子
坂入 珠帆
礒山 あけみ
11 1 5 3 30分
12 1 9 1 30分
13 1 16 1 30分
14 1 19 3 【演習】 【Aクラス】
1.母性看護に必要な技術
1)退行性変化の観察
2)進行性変化の観察
3)新生児の観察
4)授乳指導
事前学習:該当する技術について、ナーシングスキル等の動画教材で学習する 30分
15 1 19 4
14 1 20 3 【演習】 【Bクラス】
1.母性看護に必要な技術
1)退行性変化の観察
2)進行性変化の観察
3)新生児の観察
4)授乳指導
15 1 20 4
14 1 22 3 【演習】 【Cクラス】
1.母性看護に必要な技術
1)退行性変化の観察
2)進行性変化の観察
3)新生児の観察
4)授乳指導
15 1 22 4

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
成績評価は、定期試験40%、看護過程の記録30%、講義・演習への参加度10%、課題20%とする。
[履修上の注意]
1.グループワークや発表等を通して、自分の考えを表現できるように心がけて欲しい。
2.授業は毎回の事前学習による予習のもとに展開される。
3.3セメスターの「母性看護学」で学修した内容を前提として講義・演習を行う。
[教科書]
 系統看護学講座 専門Ⅰ 母性看護学概論 森絵美他 医学書院(電子教科書)
 系統看護学講座 専門Ⅱ 母性看護学各論 森絵美他 医学書院(電子教科書)
[参考書・参考資料]
 病気が見える vol.10 産科 井上裕美他 MEDIC MEDIA
 はじめての胎児心拍数モニタリング 友野康江 MC メディカ出版
 写真でわかる母性看護技術 平澤美恵子 インターメディカ
 写真でわかる助産技術 平澤美恵子 インターメディカ
 ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程 第 3 版 太田操 医歯薬出版株式会社
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
教員のメールアドレスとオフィスアワーを通して連絡、質疑応答を行う。
 オフィスアワー:水曜日 12 時~ 13 時
 西岡啓子:E-mail:keinishi@dokkyomed.ac.jp(研究室8)
 
[備考]
・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。
・eナーストレーナー、ナーシングスキル等を利用した演習や事前・事後学習を行う。
・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合う。
・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。
・LMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載し、フィードバックする。
・第14回、15回は該当するクラスの演習に出席する。