授業科目
(英名)
女性の基礎科学
(Basic Women's Health Science)
授業科目コード NN206258J
科目責任者 礒山 あけみ
担当教員 礒山 あけみ、坂入 珠帆、須坂 洋子、齋藤 道子、荒井 洋子、磯 律子 保・助・養の受験資格

保健師 : 選択

助産師 : 必修

養教一種: 選択

担当形態 一部複数  オムニバス 施行規則に定める科目

科目区分又は事項


1単位
選択
講義
15時間
2学年 4セメスター 専門基盤科目
[授業の概要]
性と生殖に関する女性の健康を支援するために、性の行動と機能、母子の栄養と環境、免疫と感染、遺伝や生殖補助医療、女性のライフサイクルにおける心理・社会的課題等についての基礎知識を学修する。
[授業の目的]
「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、性の行動と機能、母子の栄養と環境、免疫と感染、遺伝や生殖補助医療、女性のライフサイクルにおける心理・社会的課題等について学修する。
[到達目標]
1.性の分化と発達、性の多様性について説明する。(DP-2◎)
2.母子の栄養と環境について説明する。(DP-2◎)
3.遺伝と遺伝性疾患、生殖補助医療について説明する。(DP-2◎)
4.母体の免疫学的特性と母子感染について説明する。(DP-2◎)
5.ライフサイクルを通じての女性の健康支援の重要性と看護職の役割を説明する。(DP-4○)
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 11 13 1 【講義】 ガイダンス
1.性の行動と機能
1)性の分化と発達
2)性交と性反応
3)性の多様性
事前学習:使用テキスト(母子の基礎科学)第2章A.B.Cを読んでおくこと。
事後学習:授業資料とテキストを確認して整理しておくこと。
30分 礒山 あけみ
2
11 20 1 【講義】 女性の健康に影響を及ぼす因子
1.母子と食事・栄養
1)母子の健康と食生活
2)妊婦の栄養
3)授乳婦の栄養
4)乳幼児の栄養
事前学習:使用テキスト(母子の健康科学)第2章A,B.C,D,Eを読んでおくこと
事後学習:授業資料とテキストを確認して整理しておくこと。
30分 ゲストスピーカー
齊藤 克枝
(獨協医科大学病院 栄養部)
礒山 あけみ
3 11 27 1 【講義】 女性の健康に影響を及ぼす因子
1.母子と生活環境
2.母子と嗜好品・薬物
3.母子と運動
事前学習:使用テキスト(母子の健康科学)第1章A.B.C、第3章A.B.C、第4章A.B.を読んでおくこと。
事後学習:授業資料とテキストを確認して整理しておくこと。
30分 坂入 珠帆
礒山 あけみ
4 12 4 1 【講義】 女性の健康に影響を及ぼす因子
1.周産期の遺伝医療と遺伝カウンセリング
事前学習:使用テキスト(母子の基礎科学)第3章A,B,C,D,E,Fを読んでおくこと。
事後学習:授業資料とテキストを確認して整理しておくこと。
30分 須坂 洋子
5 12 11 1 【講義】 女性のライフサイクルにおける相談・教育
1.プレコンセプションケアについて、最新の現状を紹介する。
事前学習:使用テキスト(助産診断・技術学Ⅰ)の第3章B-2-②を読んでおくこと。
事後学習:授業資料とテキストを確認して整理しておくこと。
30分 荒井 洋子
6 12 18 1 【講義】 女性のライフサイクルにおける心理・社会的課題
アボーションケア
1.悲嘆と周産期喪失
2.周産期の喪失を経験した両親のグルーフに対する支援
事前学習:使用テキスト(母子の心理・社会学)第1章C-3ー③を、使用テキスト(助産診断・技術学Ⅰ)の第3章B-2-④を読んでおくこと。
事後学習:授業資料とテキストを確認して整理しておくこと。
30分 磯 律子
7 1 8 1 【講義】 女性の健康に影響を及ぼす因子
1.母子の免疫と感染
1)母体の免疫学的特性
2)母子感染と母子感染症
3)母子感染の診断・治療と予防
事前学習:使用テキスト(母子の基礎科学)第5章A,B,C,D、第6章A,Bを読んでおくこと。
事後学習:授業資料とテキストを確認して整理しておくこと。
30分 齋藤 道子
8 1 15 1 【講義・演習】 ライフサイクルを通じての女性の健康支援の重要性と看護職の役割のプレゼンテーション・ディスカッション 事前課題:女性のライフサイクルを通しての健康課題の種類とその種類の1つに焦点を当て、看護職の対応についてグループでまとめる。(レポートA4サイズ2枚以内、プレゼン準備PP資料作成)
講義当日:事前課題のプレゼンテーション・ディスカッション
事後課題:ディスカッションでの学びをまとめる(レポートA4サイズ1枚以内)
     
30分 礒山 あけみ

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
授業参加度(グループワーク参加状況:ディスカッションでの発言、リフレクションの内容)30%、レポート課題20%、定期試験 50%
[履修上の注意]
1.母性看護学や母性看護方法論で学修した内容を基盤として、性と生殖に関する女性の健康を支援するために、助産学の科目の基礎と位置づける。主体的に臨むこと。
2.授業は毎回の事前課題による予習のもとに展開される。
3.事前学習:課題提出方法・期限は、LMSまたは、講義内で提示する。
4.1~7回目はすべてリフレクションシートを提出する。8回目は事前・事後課題を提出する。
[教科書]
我部山キヨ子・武谷雄二、藤井知行編者:助産学講座2基礎助産学[2]母子の基礎科学医学書院
我部山キヨ子編者:助産学講座3基礎助産学[3]母子の健康科学医学書院
我部山キヨ子・菅原ますみ編者:助産学講座4基礎助産学[4]母子の心理・社会学医学書院
堀内成子・片岡弥恵子編者;助産学講座5助産診断・技術学Ⅰ医学書院
[参考書・参考資料]
授業中に適宜提示する。
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
教員のメールアドレスとオフィスアワーを通して連絡、質疑応答を行う。
 オフィスアワー:木曜日 12:00~13:00
 礒山あけみ:Email:a-isoyama@dokkyomed.ac.jp
[備考]
・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。
・eナーストレーナー、ナーシングスキル等を利用した演習や事前・事後学習を行う。
・演習時は、与えられた課題に基づいてグループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合う。
・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。
・LMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載し、フィードバックする。
・助産学の基礎知識であり、実践するにあたり、身につけておかなくてはならない科目です。計画的に学習してください。