授業科目
(英名)
統計学
(Statistics)
授業科目コード NN104131J
科目責任者 西連地 利己
担当教員 西連地 利己 保・助・養の受験資格

保健師 : 必修

助産師 : 必修

養教一種: 必修

担当形態 単独  施行規則に定める科目

科目区分又は事項


1単位
必修
講義
15時間
1学年 2セメスター 基盤科目
[授業の概要]
統計学は、確率論を基盤にして、集団全体の性質を一部の標本を調べることによって推定するための処理・分析方法について研究する学問である。統計の基本的な性質や考え方を理解し、研究活動や地域の保健統計データの分析のための基盤となる基礎的な統計学的手法について学修する。
[授業の目的]
「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、統計の基本的な性質や考え方を理解し、研究活動の基盤となる基礎的な統計学的手法について学修する。
[到達目標]
1.母集団から抽出された標本を用いて、母集団の性質を推測する統計の手法(推定と検定)を説明する。
2.母集団から抽出された標本を用いて、母集団の項目間の関連を検討するための適切な統計手法を説明する。
3.国が行っている健康関連の統計調査の種類を説明する。
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 11 21 3 【講義】 統計学とはどのような学問であり、それが医療・看護とどのように関わっているのか、および、記述統計と推測統計の考え方を学修する。 事前学習:教科書および参考図書等の該当部分を読み、疑問点を洗い出しておくこと。

事後学習:教科書および参考図書等を読み返し、疑問点が解消されたことを確認すること。
各回30分 西連地 利己
2 11 28 3 【講義】 統計学の学習に必要な数学の基礎知識、統計データのまとめ方(代表値・ばらつきの指標)を学修する。
3 12 5 3 【講義】 標本集団から母集団を推定する方法(標本抽出法・バイアス)について学修する。
4 12 12 3 【講義】 平均値および割合の区間推定について学修する。
5 12 19 3 【講義】 仮説検定の基本事項(論理,手順,p値)と様々な検定方法について学修する。
6 12 26 3 【講義】 正規分布およびその他の確率分布について学修する。
7 1 9 3 【講義】 一般化線形モデルについて学修する。
8 1 16 3 【講義】 国が実施している統計調査の最新の結果について学修する。

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
 定期試験の成績90%、および授業参加度(授業中の小テスト)10%とする。授業中に小テストを実施するかどうかは、担当教員が授業内に判断する。小テストの提出締め切りは、当該講義の担当教員が授業内にアナウンスする。
[履修上の注意]
 講義資料や教科書をよく読んで講義内容をしっかりと復習し、「統計学の考え方」を理解することが大切である。
[教科書]
 系統看護学講座 基礎分野 統計学(医学書院)(電子教科書)
[参考書・参考資料]
 統計学の理論の解説書:
 ・基本からわかる 看護統計学入門(医歯薬出版株式会社)
 ・独習 統計学24講(朝倉書店)
 ・新 看護・リハビリ・福祉のための統計学(近代科学社)

 統計ソフトの解説書:
 ・SPSSで学ぶ医療系データ解析(東京図書)
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
 オフィスアワー:水曜日12 時~ 13 時
 ※事前にアポイントを取ること。
 E-mail:tossair@dokkyomed.ac.jp(西連地利己)
[備考]
・講義内で実施した小テストやLMS に挙げられた質問について、講義内で回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。