授業科目
(英名)
エンドオブライフケア論
(End of Life Care)
授業科目コード NN206350J
科目責任者 甲州 優
担当教員 甲州 優、迫田 典子、橋本 裕 保・助・養の受験資格

保健師 : 選択

助産師 : 選択

養教一種: 選択

担当形態 一部複数  オムニバス 施行規則に定める科目

科目区分又は事項


1単位
選択
講義
15時間
3学年 5セメスター(令和6年度以降入学生及び編入学生) 専門基盤科目
[授業の概要]
疾患や健康状態、年齢に関わらず、人生の最終段階を生きる人とその家族に対して、その人らしい最善の生を生きることができるように支援する方法について学修する。また、自身の生や死に関する価値観、社会規範や文化とも関連した生き方について探究する。
[授業の目的]
「DP4.プロフェッショナリズムを身に付け、倫理的行動をとることができる」力を養うために、疾患や健康状態、年齢に関わらず、人生の最終段階を生きる人とその家族に対して、その人らしい最善の生を生きることができるように支援する方法について学修する。
[到達目標]
1.エンドオブライフ期にある対象とその家族の特徴を説明できる。(DP-2○)
2.エンドオブライフ期にある対象者の療養の場の違いに応じた看護の特徴を説明できる。(DP-2○)
3.喪失と悲嘆を経験する人々の心理プロセスを理解し、予期的悲嘆を含むグリーフケアについて説明できる。(DP-2○、DP-4◎)
4.アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の意義を理解し、尊厳ある生と死、および意思決定について説明できる。(DP-2○、DP-4◎)
5.エンドオブライフケアにおける倫理的課題を説明できる。(DP-4◎)
6.エンドオブライフケアに携わる者として、自己の死生観を見つめ直し、専門職としての態度について述べることができる。(DP-4◎)
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 7 3 【講義】 ガイダンス 
①エンドオブライフケアの概念と背景
②終末期看護からエンドオブライフケアへの変遷〔最新〕
③全人的苦痛(トータルペイン)とは

・リフレクション

事後学習:授業内で提示する。 30分 甲州 優
2 4 14 3 【講義・演習】 ①アドバンス・ケア・プランニング(ACP)のプロセス
②エンドオブライフケアと倫理
③療養の場とエンドオブライフケア
④スモールグループディスカッション

・リフレクション
事後学習:授業内で提示する。 30分 甲州 優
3 4 21 4 【講義・演習】 クリティカルケアにおけるエンドオブライフケア
①延命治療の差し控え・中止を巡る看護
②脳死と移植医療における看護
③家族への危機介入の実際

・リフレクション
事後学習:
クリティカルケアにおけるエンドオブライフケアについてまとめる。
30分 迫田 典子
4 4 28 4 【講義】 高齢者におけるエンドオブライフケア
①老衰や認知症等意思疎通が困難な高齢者へのエンドオブライフケア
②高齢者の死生観
③高齢者の死の特徴
④高齢者施設における看取り
⑤高齢者の死に関わる権利

・リフレクション
事後学習:
高齢者の死の特徴、エンドオブライフケアについてまとめる。
30分 橋本 裕
5 5 12 4 【講義】 緩和ケア病棟におけるエンドオブライフケア
①症状マネジメント
②緩和ケア病棟でのケアの実際
③「生」を支えるケア

・リフレクション
事後学習:
【課題】を提出する。課題の内容および提出方法・期限は、講義の中で説明する。
30分 ゲストスピーカー
荒川 翼(茨城県立中央病院/がん看護専門看護師)
甲州 優
6 5 19 4 【講義・演習】 喪失と悲嘆 グリーフケア
①「悲嘆」「喪失」「グリーフケア」の概念
②自然死・突然死を経験した対象者の心理過程
③家族を失った対象へのグリーフケアの実際

・リフレクション
事後学習:
【課題】を提出する。課題の内容および提出方法・期限は、講義の中で説明する。
60分 甲州 優
7 5 26 4 【講義】 亡くなられた方の尊厳とエンゼルケア
①亡くなられた方の尊厳
②エンゼルケアの目的と実際

・リフレクション
事後学習:
亡くなられた方の尊厳を守るケアについて、まとめる。
30分 ゲストスピーカー
中川 十
(プラスエンゼルセンター)
甲州 優
8 6 2 4 【講義・演習】 死生観の形成と死の準備教育
①安楽死と尊厳死
②尊厳ある死と意思決定にまつわる用語
③倫理的ジレンマに直面した際の看護師自身の心のケアと省察。
④スモールグループディスカッション

・リフレクション
事後学習:
授業内で提示する。
60分 甲州 優

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
課題レポート(2回):20%(ルーブリック評価表で評価する)
授業参加度:50%(ルーブリック評価表で評価する)
事後学修課題およびリフレクション30%(ルーブリック評価表で評価する)
欠席した場合、その日に出された課題は0点とする。
[履修上の注意]
 終末期看護に関するテレビや新聞の情報に積極的に接すること。また文学作品、参考図書を読むなどして、自らの死生観について考える機会を作ること。
 
[教材(教科書)]
 特に指定しない。
[教材(参考書・参考資料)]
1)M.メイヤロフ:ケアの本質-生きることの意味.ゆみる出版,1987.
2)シスター.M.シモーヌ・ローチ:アクト・オブ・ケアリング ケアする存在としての人間.ゆみる出版,1996.
3)遠藤恵美子:希望としてのがん看護 マーガレット・ニューマン‟健康の理論”がひらくもの.医学書院,2001.
4)小此木啓吾:対象喪失-悲しむということ.中公新書,1979.
5)坂口幸弘:悲嘆学入門 死別の悲しみを学ぶ.昭和堂,2010.
6)J.W.ウォーデン:悲嘆カウンセリング改訂版 グリーフケアの標準ハンドブック
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
 科目責任者:甲州 優
  オフィスアワー:火・水 12時~13時(研究室7)
  E-mail:yu-koshy@dokkyomed.ac.jp
  その他、講義終了後のリフレクション(LMS)においても、質問を受け付ける。
[備考]
・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。
・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合う。
・LMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。