授業科目 (英名) |
微生物学 (Medical Microbiology) |
授業科目コード | NN205109J |
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科目責任者 | 藤澤 隆一 | ||
担当教員 | 藤澤 隆一 | 保・助・養の受験資格 |
保健師 : 必修 助産師 : 必修 養教一種: 必修 |
担当形態 | 単独 | 施行規則に定める科目 科目区分又は事項 |
養護に関する科目 「微生物学、免疫学、薬理概論」 |
1単位 |
必修 |
講義 |
15時間 |
1学年 2セメスター 専門基盤科目 |
[授業の概要] ヒトの疾病の原因となる細菌、ウイルス、真菌、寄生虫といった種々の微生物を対象として、これらの基本的性状、病原性機構、それによって生ずる病態、宿主の防御機構及び感染対策について学修する。 |
[授業の目的] 「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、ヒトの疾病の原因となる細菌、ウイルスといった微生物の基本的性状、病原性機構、それによって生ずる病態、宿主の防御機構及び感染対策について学修する。 |
[到達目標] 1.ヒトの疾病の原因となる細菌、真菌、ウイルス及び原虫・寄生虫の構造や基本的性状を説明する。 2.病原微生物の感染経路と感染様式を説明する。 3.微生物の感染に対する人体の生体反応や防御機構、免疫応答について説明する。 4.感染症の診断、治療及び予防の基本を説明する。 5.院内感染や日和見感染症の基本的事項について説明する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 10 | 22 | 火 | 3 |
【講義】 微生物学序論: 微生物の定義、微生物学の歴史、感染症の変遷および現代微生物学の問題点に関して最新の情報を提供する |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル1」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
30分 | 藤澤 隆一 | |
2 | 10 | 29 | 火 | 3 |
【講義】 細菌学総論、真菌学総論: 細菌と真菌の生物学的特徴、細菌の形態・空間配列と染色性による分類、細菌・真菌の基本構造と増殖様式、常在細菌叢に関する最新の知見を概説する |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル2」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
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3 | 11 | 12 | 火 | 3 |
【講義】 ウイルス学総論、原虫学総論: ウイルスの構造、増殖様式、細胞変性効果と不死化について概説し、ウイルス感染症に関する最新の知見を提示する。 |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル3」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
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4 | 11 | 19 | 火 | 3 |
【講義】 感染と感染症総論: 感染と感染症の定義、感染成立に関わる因子と病原体が有する病原性に関して最新の情報を交えて概説する。また、グローバルな感染症の流行に関する知見を提示する。 |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル4」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
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5 | 11 | 26 | 火 | 3 |
【講義】 感染と免疫Ⅰ: 免疫学の最新の知見に基づいた自然免疫と獲得免疫のメカニズムについて概説する。 |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル5」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
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6 | 12 | 3 | 火 | 3 |
【講義】 感染と免疫Ⅱ: 獲得免疫に関して、MHCクラスI、クラスⅡによる抗原提示とMHCの遺伝子多型に関するメカニズムを最新の知見に基づいて概説する。 |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル6」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
40分 | ||
7 | 12 | 10 | 火 | 4 |
【講義】 感染症の診断と治療の基礎: 近年行われている微生物学的検査に関する分類と基礎理論について概説する。また、感染症の化学療法に関して、最新の知見を交えて概説する。 |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル7」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
30分 | ||
8 | 12 | 17 | 火 | 4 |
【講義】 感染症の予防・感染制御の基礎: 感染制御の理論と実際について詳述し、COVID-19がもたらした、新たな感染制御の考え方について解説する。 |
講義プリントおよび、Moodleの「講義確認ドリル8」を活用して、講義 内容を復習すること。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 定期試験:90%、授業参加度およびMoodle の「講義確認ドリル」での自主学習実施状況:10%により評価します。 |
[履修上の注意] 1)生物学、解剖学、生理学などの基礎知識および病理学、病態生理学などに関する知識は、内容理解を深めるためには必要ですが、必須ではありません。併せて概説します。 2)講義の進行に合わせて、授業で配布する参考資料などを読んで予習、復習することを勧めます。 3)毎回講義終了後、Moodle に「講義ドリル」をアップロードします。知識定着の一助として、あるいは自己学習の指標として、活用してください。 4)地球温暖化に伴う気候変動や、世界的な物流システムの発達に伴って、微生物を取り巻く環境や感染症の流行状況は変化してきています。このような状況に柔軟に対応できるよう、WHO に代表されるグローバルな国際保健協力のあり方や、政府関係機関、新聞、報道、ネットなどのメディアが提供する情報にも注意を払ってください。 |
[教科書] 系統看護学講座 専門基礎分野 疾病の成り立ちと回復の促進[3] 微生物学 医学書院(電子教科書) |
[参考書・参考資料] [書籍] 戸田新細菌学 改訂34 版,南山堂. ナーシング・グラフィカ 疾病の成り立ち(3)臨床微生物・医動物 第3版,メディカ出版. Medical Microbiology, 9th Edition, Murray, P.R. et al., Elsevier Health Sciences [WWW] 国立感染症研究所(感染症、微生物に関する情報全般) http://www.nih.go.jp/niid/ja/index.html FORTH:厚生労働省検疫所 HP(海外の感染症に関する最新の流行状況や予防方法などの情報を掲載) |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] ① 不明の点については、授業中及び講義終了直後などに積極的に質問してください。 ② 講義時間以外でも、担当教員の方で随時受け付けます(オフィスアワー:月~金 16:30 ~ 18:00)。 ③ Moodle やe-mail を用いた質問も可能です。具体的な手法について、初回の講義時に説明します。 藤澤隆一 E-mail: r-fuji@dokkyomed.ac.jp |
[備考] ・講義資料と講義に関連した演習問題ドリルは、事前にMoodleに掲載し、学生の学修状況を確認します。 ・講義に関連した演習問題ドリルを活用して、各自事後学修を行います。 ・講義内でMoodle等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をします。 ・講義内で実施した小テストやMoodleに挙げられた質問について、講義・Moodleなどで回答・解説します。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックします。 |