授業科目
(英名)
看護人間関係論
(Human Relations in Nursing)
授業科目コード NN206128J
科目責任者 関根 正
担当教員 関根 正、林 洋子 保・助・養の受験資格

保健師 : 必修

助産師 : 必修

養教一種: 必修

担当形態 オムニバス 施行規則に定める科目

科目区分又は事項


2単位
必修
講義・演習
30時間
1学年 1セメスター 専門基盤科目
[授業の概要]
看護における対人関係は「援助的人間関係」を含み、ケアを通して看護者と対象者による相互作用が展開されるとき、双方に癒しの事象が生じる。これらが起こるための条件、状況や看護者の在り方について学修する。
[授業の目的]
「DP4.プロフェッショナリズムを身に付け、倫理的行動をとることができる」力を養うために、「援助的人間関係」について学修し、看護者と対象者に相互作用が展開され、癒しの事象が生じるための条件、状況や看護者の在り方について学修する。
[到達目標]
1.人間関係とコミュニケーションに関する諸理論について説明する。
2.自己の理解、他者の理解について説明する。
3.自分自身の対人関係およびコミュニケーションについて分析する。
4.看護における対人関係に関する諸理論について説明する。
5.看護における対人関係について説明する。
6.対人関係場面での基本的コミュニケーションスキルを修得する。
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 15 3 【講義】 オリエンテーション:「これからの授業計画について」
講義:こころの問題と援助
 こころの問題と援助について学ぶ
【講義】 人間関係論概論:人間関係に関する諸理論、最新の知見について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、今までの自分の人間関係・コミュニケーションについて振り返り、その特徴と今後の課題をまとめる。 各回30分 関根 正
2 4 18 5 【講義】 コミュニケーション概論:人間関係における「コミュニケーション」に関する理論、スキルについて学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「看護職に求められるコミュニケーション」について、自分の考えと今後の課題をまとめる。
3 4 25 5 【講義】 自己理解・自分の認知:「自己理解」に関する諸理論や人間関係における自己理解の意義について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、自分の特徴・傾向について振り返り、自分の強みと今後の課題をまとめる。
4 5 2 5 【講義】 話しを聴くスキル①:相手の話を聴く(言葉を聴く)ためのスキルと意義について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、今までの自分の「相手の話を聴く(言葉を聴く)」ことについて振り返り、その特徴と今後の課題をまとめる。
5 5 7 4 【講義】 話しを聴くスキル②:相手の話を聴く(身体を聴く)ためのスキルと意義について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、今までの自分の「相手の話を聴く(身体を聴く)」ことについて振り返り、その特徴と今後の課題をまとめる。
6 5 9 5 【講義】 社会的相互作用:集団対集団、集団対個人という社会的相互作用に関する諸理論について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「集団」と「人間関係」について授業前・後の比較/今までの自分について振り返り、自分の考えと今後の課題をまとめる。
7 5 16 5 【講義】 看護における人間関係:看護における人間関係に関する理論や最新の看護研究にみる意義について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「看護における人間関係」について自分の考えと今後の課題をまとめる。
8 5 23 5 【講義・演習】 相手の話を聴くということ:相手の話を聴くということをロールプレイを通じて学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「相手の話を聴くこと」についてまとめる。 林 洋子
9 5 30 5 【講義】 相手をわかろうとすることの大切さ:相手をわかろうとすることの大切さについて学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「相手をわかろうとすること」についてまとめる。
10 6 6 5 【講義・演習】 コミュニケーションの大切さ:コミュニケーションの大切さについて学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「コミュニケーション」についてまとめる。
11 6 13 5 【講義・演習】 人間関係が成立する喜び:人間関係が成立する喜びについて学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「対立」についてまとめる。
12 6 20 5 【講義・演習】 対立について:対立した場面を振り返り、人間関係における「対立」について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「対立」についてまとめる。
13 6 27 5 【講義・演習】 アサーティブコミュニケーション:アサーティブコミュニケーションについて学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「アサーション」についてまとめる。
14 7 10 2 【講義・演習】 弱さと向き合う:弱さと向き合うことについて学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「弱さと向き合うこと」についてまとめる。
15 7 16 4 【講義】 看護と人間関係:「人間関係、人間関係の形成、人間関係の意義」について振り返り、看護における人間関係について学習する。 事後学習:授業内容を踏まえ、「看護職にとっての人間関係」についてまとめる。 関根 正

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
授業参加度(事後学習およびリフレクションの内容):60%
定期試験:40%
[履修上の注意]
積極的に学習に臨むこと。
今までの自分の人間関係やコミュニケーションについて振り返り、その特徴を把握し、今後の自分の課題を明確化するように意識すること。
[教科書]
指定なし
[参考書・参考資料]
石川ひろの他(2018):系統看護学講座人間関係論第3版.医学書院.
山蔦圭輔他(2021):メディカルスタッフのための基礎からわかる人間関係論.南山堂.
篠崎恵美子他(2022):看護コミュニケーション 第2版: 基礎から学ぶスキルとトレーニング.医学書院.
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
授業に関する質問は、関根が窓口になる。
オフィスアワー:火曜日12時~13時
E-mail:t-sekine@dokkyomed.ac.jp
[備考]
・講義資料は事前にMoodlに掲載します。
・リフレクションは、指定の日時までにMoodlに提出してください。
・演習時は、課題に基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合います。
・質問は、授業中、リフレクション、Moodl、メール等でしてください。いつでも受け付けます。
・質問に対する回答は、次回の授業で行います。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載してフィードバックします。