授業科目 (英名) |
生活環境論 (Human Life and Environment ) |
授業科目コード | NN102111J |
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科目責任者 | 桂木 奈巳 | ||
担当教員 | 桂木 奈巳 | 保・助・養の受験資格 |
保健師 : 選択 助産師 : 選択 養教一種: 選択 |
担当形態 | 単独 | 施行規則に定める科目 科目区分又は事項 |
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1単位 |
選択 |
講義 |
15時間 |
1学年 2セメスター 基盤科目 |
[授業の概要] 衣・食・住は、人間の生活の基盤であり、人間の身体面、心理面、社会面に影響する。看護の対象となる生活者の視点から生活、地域、社会、地球環境を考え、健康で文化的な生活を営むためにに必要となる基礎的知識について学修する。 |
[授業の目的] 「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、生活者の視点から生活、地域、社会、地球環境を考え、健康で文化的な生活を営むために必要となる基礎的知識について学修する。 |
[到達目標] 1.生活者の立場から、看護の対象となる人々の暮らしと生活環境の現状について説明する。(DP-1〇) 2.生活環境を整える上で必要となる社会福祉や家政学の基礎理念を知り、生活支援の基礎知識・技術を身につけ実践する。(DP-2◎) 3.生活環境の視点から、ハンディキャップを持つ人々と家族の生活の質(QOL)向上のための課題解決方法を考え実践する。(DP-2◎) |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 9 | 30 | 火 | 3 |
【講義】 生活とは何か 生活とは何かについての定義、日本国憲法で保障されている生活を営む権利などについて説明する。 |
【講義】 生命と生活、生活環境 生活とは何か、生活は生命を育む基礎となる。生活環境と生活の質(QOL)に関する最新の考え方やESD教育、日本国憲法にて保障される生活を営む権利、生活経営の基礎などについて学ぶ。 |
事後学習:講義資料を読む。課題「SDGsと自分の生活」に取り組む。 | 20分 | 桂木 奈巳 |
2 | 9 | 30 | 火 | 4 |
【講義】 生活資源とマネジメント 生活資源の定義や種類とそれらのマネジメントに関する内容について説明する。 事前学習:事前に配付する講義資料を読んでおく |
【講義・演習】 現代の子どもと生活環境 子どもと子育て期にある家族の生活環境の現状を知ると共に、現在施行されている子育てを支援する社会制度等について理解を深める。 演習:自分自身の生活の現状を知る。 |
事前学習:事前に配付する講義資料を読む。 事後学習:課題「洗剤」に取り組む。 |
20分 | |
3 | 10 | 21 | 火 | 3 |
【講義】 現代家族の諸相 現代家族をめぐる様々な事象についてワークショップにより考える。 事前学習:事前に配付する講義資料を読んでおく |
【講義・演習】 高齢者の生活環境 高齢化の進む日本の高齢者の生活環境の現状を知り、地域において高齢者が安心して暮らすための法律や制度等について学ぶ。 演習:高齢者の衣服を調べる。 |
事前学習:事前に配付する講義資料を読む。 事後学習:課題「しみ抜き」に取り組む。 |
20分 | |
4 | 10 | 21 | 火 | 4 |
【講義】 生活をまもる法と制度 私たちの生活課題に対して、どのような法律や制度があるのかを解説する。 事前学習:事前に配付する講義資料を読んでおく |
【講義・演習】 障がい者の生活環境 医療技術の進歩により、様々な病気や障がいを持ちながら生活する人々が増えている。障がいを持つ人々の生活を支える最新の制度と具体的な生活支援の工夫について学ぶ。 演習:洗濯の方法を学ぶ。 |
事前学習:事前に配付する講義資料を読む。 事後学習:課題「自宅で洗濯」に取り組む。 |
20分 | |
5 | 11 | 11 | 火 | 3 |
【講義】 食生活 健康な食生活とはどういうことか、考える。 事前学習:事前に配付する講義資料を読んでおく |
【講義・演習】 ノーマライゼーションとバリアフリー、ユニバーサルデザインの街づくり ハンディキャップを持つ人々の生活環境を整えるための基本的な考え方と生活支援の基礎として、現在行われている「誰もが社会参加しやすい街づくり」や自治体の行う福祉用具・生活支援用具の貸与や給付等について学ぶ。 演習:繊維と布の種類を学ぶ。 |
事前学習:事前に配付する講義資料を読む。 事後学習:課題「自分の食生活を知る①」に取り組む。 |
20分 | |
6 | 11 | 11 | 火 | 4 |
【講義】 衣生活 健康で快適な衣生活とは何か、考える。 事前学習:事前に配付する講義資料を読んでおく |
【講義・演習】 衣食の生活環境とQOL 健康で快適な生活について考える。 演習:ハンディキャップを持つ人々にとっての生活的自立の意義を学ぶ。 演習:食事や衣類に関する具体的工夫について考える。 |
事前学習:事前に配付する講義資料を読む。 事後学習:課題「自分の食生活を知る②」に取り組む。 |
20分 | |
7 | 11 | 25 | 火 | 3 |
【講義】 住生活 健康で快適な住生活とは何か、考える。 事前学習:事前に配付する講義資料を読んでおく |
【講義・演習】 住生活環境とQOL 健康で快適な住生活とは何か、バリアフリーの基礎知識、シックハウス症候群、住宅改修の基礎知識、住まいの安全等について考える。 演習:症状別の居室の工夫を考える。 |
事前学習:事前に配付する講義資料を読む。 事後学習:課題「自宅の掃除①」に取り組む。 |
20分 | |
8 | 11 | 25 | 火 | 4 |
【講義】 ライフスタイルと生活支援 社会の変化や特に健康に影響を受けるが、その人らしいライフスタイルの構築のために、どのような生活支援が必要か、看護の立場から考える。 |
【講義・演習】 生活環境を整えるとは その人らしいライフスタイルの構築のために、どのような生活環境を整えるべきか、具体的事例について看護の立場から考える。 演習:ごみの分別 |
事前学習:事前に配付する講義資料を読む。 事後学習:課題「自宅の掃除②」に取り組む。 |
20分 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 授業の振り返りレポート50%、中間・期末レポート50%により評価する。中間・期末レポート等の内容や提出期限については、授業内に説明する。なお、本科目においては、成績再評価は実施しない。 |
[履修上の注意] 生活環境論では、専門知識を理解するだけでなく、生活を経営する技術を身につける必要がある。本授業は、講義を主とするが部分的に演習を取り入れる予定である。 演習課題では自宅等で家事(調理・洗濯・掃除等)をする内容が中心である。その実践の場が確保できることが必要である。 履修者の人数に応じて、ディスカッションやグループワーク、発表等を行う。また、授業外学習として、履修者の生活力を向上するための課題を出す(中間レポート等)。 |
[教科書] 特になし。必要に応じて資料を配布する。 |
[参考書・参考資料] 『生活環境論入門』第二版(徳田良英他、2012年、ディーティービー出版) 『福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト』(東京商工会議所、2016年) 『新版 福祉のための家政学ー自立した生活者を目指して』(中川英子他、2017年、建帛社) 『楽しもう家政学―あなたの生活に寄り添う身近な学問』(『家政学のじかん』編集委員会編、2017年、開隆堂出版) |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] E-mail で対応する。アドレスは授業の際に連絡する。 |
[備考] ・講義内で実施した小テストに挙げられた質問について、講義などで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |