授業科目 (英名) |
看護学原論 (Principles of Nursing) |
授業科目コード | NN206126J |
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科目責任者 | 新井 龍 | ||
担当教員 | 新井 龍、上田 理恵、迫田 典子、西岡 啓子、山本 典孝 | 保・助・養の受験資格 |
保健師 : 必修 助産師 : 必修 養教一種: 必修 |
担当形態 | 一部複数 オムニバス | 施行規則に定める科目 科目区分又は事項 |
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2単位 |
必修 |
講義 |
30時間 |
1学年 1セメスター 専門基盤科目 |
[授業の概要] 看護の対象、看護の本質、看護の役割・機能など、看護実践の基盤となる知識について学修する。また、看護の歴史的な変遷をたどりながら看護職の可能性と責務について学び、これから展開していく看護学全体の学びへの動機づけを図る。 |
[授業の目的] 「DP4.プロフェッショナリズムを身に付け、倫理的行動をとることができる」力を養うために、看護の対象、看護の本質、看護の役割・機能など、看護実践の基盤となる知識について学修し、これから展開していく看護学全体の学びへの動機づけを図る。 |
[到達目標] 1.看護とは何かを説明する。(DP-2○、DP-4◎) 2.看護における人間、環境、健康、看護の概念と相互の関連を説明する。(DP-2○、DP-4◎) 3.看護の成り立ちと歴史的変遷を踏まえて、看護の変化について説明する。(DP-2○、DP-4◎) 4.看護実践を支える政策、仕組み、倫理について説明する。(DP-2○、DP-4◎) 5.グループワークで自己の考えを説明しつつ、他者の意見を受け入れ発展させる。(DP-2○、DP-4◎) 6.看護について考察し自己の考えを論述する。(DP-2○、DP-4◎) |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 4 | 10 | 木 | 5 |
【講義】 授業ガイダンス 1.本科目の概要・目標・位置づけ 2.受講上の留意事項 看護学への導入 1.看護とは何か、看護学とは何か |
事前学習: 教科書「序章」を読み「看護師とはなにをする職業なのだろうか」 について考える。 |
30分 | 新井 龍 | |
2 | 4 | 15 | 火 | 3 |
【講義】 看護とは 1.教員によるナラティブ 2.看護の定義 3.看護、人間、健康、環境の概念 |
事前学習: 教科書「第1章 A看護の本質」を読み、「看護の定義」がどのように表現されているかまとめる。 事後学習: 教員のナラティブを振り返りリフレクションを記載する。 |
新井 龍 山本 典孝 |
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3 | 4 | 22 | 火 | 3 |
【講義・演習】 看護の歴史的変遷① 1.世界と日本における看護の歴史的変遷 |
事後学習: 担当する看護史についてグループでまとめ、発表資料を作成する。 |
60分 | 新井 龍 | |
4 |
4 | 28 | 月 | 1 |
【演習】 看護の歴史的変遷② 1.プレゼンテーションの準備 |
事前学習: 講義資料を読み直す。 事後学習: 各グループで発表会資料としてパワーポイントと発表原稿を作成する。 |
30分 | ||
5 | 4 | 30 | 水 | 4 |
【演習】 看護の対象の理解① 1.看護の対象である人間について考える |
事前学習: 教科書「第2章 A人間のこころとからだを知ることの意味」を生活者である人間に対して、看護はどのような役割を果たすのか考えながら読む。 事後学習: 授業を振り返り、自分の考えをリフレクションに記載する。 |
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6 | 5 | 7 | 水 | 4 |
【講義・演習】 看護の歴史的変遷③ 1.グループワーク成果のプレゼンテーション |
事前学習: 各グループで発表会資料としてパワーポイントと発表原稿を完成させ発表できる状態にする。 事後学習: 看護の歴史について自分の考えをリフレクションに記載する。 |
60分 | ||
7 | 5 | 15 | 木 | 1 |
【講義】 看護の対象の理解② 1.看護の対象である家族について考える |
事前学習: 教科書「第2章 A人間のこころとからだを知ることの意味」を、生活者である人間に対して、看護はどのような役割を果たすのか考えながら読む。 事後学習: 授業を振り返り、自分の考えをリフレクションに記載する。 |
30分 | ||
8 | 5 | 19 | 月 | 1 |
【講義】 看護の役割と機能 1.看護理論:ヴァージニア・ヘンダーソン |
事前学習: 講義資料を読む。 事後学習: 授業を振り返り、自分の考えをリフレクションに記載する。 |
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9 | 5 | 26 | 月 | 1 |
【講義】 看護の目的・方法① 1.ナイチンゲール著「看護覚え書」 |
事前学習: 「看護覚え書」のはじめにと序章を精読してくる。 事後学習: 授業を振り返り、自分の考えをリフレクションに記載する。 |
60分 | ||
10 | 6 | 2 | 月 | 1 |
【演習】 看護の目的・方法② 1.ナイチンゲール著「看護覚え書」の内容についてプレゼンテーションの準備 |
事前学習: 「看護覚え書」のはじめにと序章を精読してくる。 事後学習: 各グループの担当章について発表会資料としてパワーポイントと発表原稿を作成する。 |
30分 | ||
11 | 6 | 9 | 月 | 1 |
【演習】 看護の目的・方法③ 1.「看護覚え書」を読み取った内容についてプレゼンテーション |
事前学習: 発表会資料としてパワーポイントと発表原稿を完成させ発表できる状態にする。 事後学習: 発表会を振り返り、自分の考えをリフレクションに記載する。 |
60分 | ||
12 | 6 | 16 | 月 | 1 |
【講義】 広がる活動と看護の専門性 1.専門看護師、助産師の活動と役割 |
事前学習: 教科書「第7章 広がる看護の活動領域」を読んでくる。 事後学習: 2名の演者による看護活動についての講演を聴き、考えたことをリフレクションに記載する。 |
30分 |
迫田 典子 西岡 啓子 新井 龍 |
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13 | 6 | 23 | 月 | 1 |
【講義】 看護における倫理 1.現代社会と倫理 2.医療をめぐる倫理の歴史的経緯と看護倫理 3.看護実践における倫理問題への取り組み 4.看護研究における倫理 5.最新の研究結果からの知見を紹介する |
事前学習: 教科書「第5章 看護における倫理」を読んでくる。 |
上田 理恵 | ||
14 | 7 | 7 | 月 | 1 |
【講義】 看護の提供者・提供のしくみ 1.サービスとしての看護 2.看護サービス提供の場 3.看護をめぐる制度と政策 4.職業としての看護 5.最新の研究結果からの知見を紹介する |
事前学習: 教科書「第4章 B看護職の資格・養成制度・就業状況」「C看護職者の継続教育とキャリア開発」「第6章 看護の提供のしくみ」を読んでくる。 |
上田 理恵 | ||
15 | 7 | 14 | 月 | 1 |
【講義】 まとめ 1.これまでの学修を振り返り、看護の定義・目的・役割と機能について自分の考えをまとめる 2.最新の研究結果からの知見を紹介する |
事後学習: 人間・健康・環境・看護をキーワードに用いて、あなたが考える「看護とは」についてレポートを作成する。 提出期限は授業内で提示する。 |
60分 | 新井 龍 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 講義・グループワーク・発表会への参加状況(10%)、リフレクションの内容(40%)、提示されるレポート(50%)を総合して評価する。レポートの提出方法・提出期限は授業内で提示する。 |
[履修上の注意] 1.LMS(学習・授業支援システム)に、講義に使用する資料、課題レポートを掲載する。各自、LMSの確認を必ず行う。 2.出席登録はアクティブアカデミーで行う。授業開始後指定された時間までに登録を済ませること。 3.課題レポートは提出期限を過ぎた場合は受け取らない、評価対象外となるので注意すること。 |
[教科書] 茂野香おる他:系統看護学講座 専門分野Ⅰ 看護学概論 基礎看護学① 医学書院 (電子教科書) 杉田 暉道他:系統看護学講座 別冊 看護史 医学書院(電子教科書) F.ナイチンゲール:看護覚え書 看護であること看護でないこと 現代社 最新版(電子教科書) |
[参考書・参考資料] ヴァージニア・ヘンダーソン:看護の基本となるもの 日本看護協会出版会 |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 毎回の授業終了後に質問に対応する。その他、随時受け付ける。 メールによる質問は、河野 かおり E-mail:kono@dokkyomed.ac.jp で受け付ける。 |
[備考] ・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。 ・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合う。 ・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・リフレクションに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |