授業科目 (英名) |
病態治療内科学 (Internal Medicine for Nursing) |
授業科目コード | NN205207J |
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科目責任者 | 宮本 雅之 | ||
担当教員 | 宮本雅之、有川拓男、藤乗嗣泰、中村祐介、櫻井慎太郎、登丸琢也、武政聡浩、牧匠、半田智幸、新井聡子、野老翔雲、菅原典夫、平田博国 | 保・助・養の受験資格 |
保健師 : 必修 助産師 : 必修 養教一種: 必修 |
担当形態 | オムニバス | 施行規則に定める科目 科目区分又は事項 |
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2単位 |
必修 |
講義 |
30時間 |
2学年 3セメスター 専門基盤科目 |
[授業の概要] 健康障害を身体器官の系統に沿って学び、代表的な内科領域の疾患について、病態生理、診断、治療、予後について学修する。 |
[授業の目的] 「DP2.科学的思考を備え、根拠に基づいた看護を実践できる」力を養うために、代表的な内科領域の疾患について、病態生理、診断、治療、予後について学修する。 |
[到達目標] 代表的な内科領域の疾患について、病態生理、症状、診断過程、治療法、予後を説明する(DP-2◎、DP-1〇)。 1.各疾患の病態と症状を説明する。 2.各疾患の診断基準と検査を説明する。 3.各疾患の基本的な治療と予後を説明する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 4 | 3 | 木 | 3 |
【講義】 ガイダンス 【講義】脳・神経 睡眠障害、てんかん |
【講義】 ガイダンス 脳神経疾患 脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、睡眠時無呼吸、免疫性神経疾患(多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症)、神経感染症(髄膜脳炎)、機能性疾患(頭痛、てんかん) 治療について最新の知見を含める *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:心臓から脳への循環動態と脳血管系、髄膜の解剖、錐体路の走行、脳神経核、言語中枢の局在についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 | 宮本 雅之 |
2 | 4 | 11 | 金 | 5 |
【講義】 呼吸器 気道・肺の炎症・呼吸器感染(結核含) |
【講義】 循環器疾患 高血圧、大動脈解離・大動脈瘤 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:血圧の調節機構、高血圧の診断基準についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
有川 拓男 内科学 (心臓・血管/循環器) |
3 | 4 | 24 | 木 | 3 |
【講義】 循環器 高血圧 |
【講義】 腎泌尿器疾患 ネフローゼ症候群、慢性腎臓病、腎不全(透析療法含) *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:腎臓の構造と機能についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
藤乗 嗣泰 大学病院血液浄化センター |
4 | 4 | 25 | 金 | 5 |
【講義】 循環器 不整脈 |
【講義】 循環器疾患 心不全、不整脈 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:心臓の構造と生理、体循環と肺循環、心臓刺激伝導系と心電図についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
有川 拓男 内科学 (心臓・血管/循環器) |
5 |
5 | 15 | 木 | 4 |
【講義】 アレルギー・免疫 免疫の基礎、アレルギー、アナフィラキシーショック |
【講義】 呼吸器疾患① 慢性閉塞性肺疾患(呼吸不全、在宅酸素療法含む)、気管支喘息 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:呼吸機能検査についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
中村 祐介 内科学 (呼吸器・アレルギー) |
6 | 5 | 19 | 月 | 5 |
【講義】 循環器 狭心症・急性心筋梗塞 |
【講義】 内分泌代謝疾患 糖尿病、肥満、高尿酸血症・痛風 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:血糖調節機構とインスリンの作用、糖尿病の概念・診断基準・合併症、メタボリックシンドロームの診断基準についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
櫻井 慎太郎 内科学 (内分泌代謝) |
7 | 5 | 26 | 月 | 5 |
【講義】 循環器 急性・慢性心不全 |
【講義】 内分泌代謝疾患 内分泌総論、間脳下垂体疾患、甲状腺疾患、副腎皮質・髄質疾患 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:内分泌器官、ホルモン、標的臓器、その作用とホルモンのネガティブフィードバック機構についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
登丸 琢也 内科学 (内分泌代謝) |
8 | 6 | 2 | 月 | 4 |
【講義】 膠原病 全身性エリテマトーデス、関節リウマチ |
【講義】 呼吸器疾患② 呼吸器感染症(ウィルス、細菌、結核など) *新型コロナウィルス感染症を含む *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:感染形式(飛沫、空気)、肺炎の分類についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
武政 聡浩 内科学 (呼吸器・アレルギー) |
9 | 6 | 5 | 木 | 4 |
【講義】 腎・泌尿器 ネフローゼ症候群、急性腎不全、慢性腎不全(透析含) |
【講義】 消化器疾患 ウイルス性肝炎、肝硬変(肝細胞がんの内科的治療を含む) *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:肝の構造と機能、慢性肝疾患の経過についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
牧 匠 内科学(消化器) |
10 | 6 | 9 | 月 | 4 |
【講義】 血液・造血器 白血病(骨髄移植含)、悪性リンパ腫、貧血 総評 |
【講義】 血液造血器疾患 白血病(骨髄移植含)、悪性リンパ腫 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:血液の成分(血球、血漿)、血球の形態と機能、正常値についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
半田 智幸 内科学 (血液・腫瘍) |
11 |
6 | 16 | 月 | 4 |
【講義】 内分泌・代謝 糖尿病、メタボリックシンドローム、高尿酸血症・痛風 |
【講義】 膠原病 全身性エリテマトーデス、関節リウマチ *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:膠原病の概念と臨床的症状、レイノー現象についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
新井 聡子 内科学 (リウマチ・膠原病) |
12 | 6 | 19 | 木 | 4 |
【講義】 内分泌・代謝 内分泌総論、視床下部下垂体前葉系疾患、甲状腺疾患・副甲状 腺疾患、副腎疾患 |
【講義】 皮膚科疾患 総論、湿疹・皮膚炎群(アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎)、蕁麻疹、薬疹、感染症 |
事前学習:皮膚の構造、皮膚症状、感染症と皮膚症状についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
野老 翔雲 皮膚科学 |
13 | 6 | 23 | 月 | 4 |
【講義】 脳・神経 脳梗塞・脳出皿 |
【講義】 精神疾患 気分障害、統合失調症 |
事前学習:気分障害と統合失調症の診断についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
菅原 典夫 精神神経医学 |
14 |
6 | 23 | 月 | 5 |
【講義】 消化器 肝炎、肝不全、食道静脈瘤、肝細胞がん |
【講義】 アレルギー免疫疾患 免疫総論、アナフィラキシーショック *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:免疫応答にかかわる生体因子についてについてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
平田 博国 埼玉医療センター 呼吸器・アレルギー内科 |
15 | 7 | 4 | 金 | 4 |
【講義】 呼吸器 慢性閉塞性肺疾患(呼吸不全、在宅酸素含) |
【講義】 脳神経疾患② 認知症、神経変性疾患(PD、ALS)、筋ジストロフィー、睡眠関連疾患(レム睡眠行動障害、せん妄など) 総評 |
事前学習:大脳の機能局在、認知症の中核症状と行動心理症状、認知症と軽度認知障害の定義についてまとめておく。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 | 宮本 雅之 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 授業参加度(質問への回答、リフレクションの内容) 20%、リフレクション課題 20%、定期試験 60%を総合評価して、合否を判定する。 |
[履修上の注意] 担当教員の都合により講義の日時が変更になることがあるので、掲示板やMoodleの連絡に注意すること。 事前学習の課題は、講義を理解する上で重要な基礎知識となるので、各自ノートにまとめること。講義資料をMoodleに事前に配信するので講義前に予習すること。 事後学習は、講義の配付資料を中心にリフレクション課題を行い復習すること。 病態治療学を学ぶ上で、解剖と生理を理解することは重要である。下記の参考書(人体の構造と機能第5版、看護師国家試験 解剖生理学クリアブック第2版)をもとに、1年次に学んだこと 履修にあたり前提となる科目は、人体の構造、人体の機能、微生物学、病理学である。 |
[教科書] 講義配付資料を基本とするが、教科書を必ず購入すること。 系統看護学講座全69巻 看護師国家試験出題基準 クイックリファレンス 医学書院(電子教科書、各講義の事前事後学習で活用すること) 系統看護学講座 専門Ⅱ 医学書院(電子教科書) 成人看護学 2.呼吸器 3.循環器 4.血液・造血器 5.消化器 6.内分泌・代謝 7.脳・神経 8.腎・泌尿器 9.アレルギー 膠原病 感染症 12.皮膚 看護学生のための神経内科学 中外医学社 2016 |
[参考書・参考資料] 随時提示する。 人体の構造と機能第6版 医歯薬出版株式会社 2023 看護のための臨床病態学改訂3版 南山堂 2017 はじめの一歩の病態・疾患学 病態生理から治療までわかる 2018 羊土社 ナースの内科学改訂第10版 中外医学社 2017 ナースのためのイラストで学ぶ脳卒中 金芳堂 2010 神経内科看護の知識と実際 メディカ出版 2015 ホルモンのしくみ メディカルレビュー社 2017 看護師国家試験 解剖生理学クリアブック第2版 日本生理学会教育委員会編 医学書院 2015 |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 講義終了後に科目責任者(宮本)が直接またはE-mail(下記)で随時受け付ける。 E-mail:miyamasa@dokkyomed.ac.jp |
[備考] ・講義資料は事前にMoodleに掲載し、学生の学修状況を確認する。 ・講義内でMoodle等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・講義内で実施した小テストやMoodleに挙げられた質問について、講義・Moodleなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |