授業科目 (英名) |
音楽療法 (Music Therapy) |
授業科目コード | NN208227Jキ |
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科目責任者 | 郡司 正樹 |
1単位 |
選択 |
講義・演習 |
15時間 |
2学年 4セメスター 専門基礎科目 |
[授業の概要] 身近な癒しのツールである「音楽」を題材に、音楽療法の治療に関する諸理論や対象者の違いによる治療の目的、方法等の音楽療法に関する基礎的な知識を学修する。 |
[授業の目的] 音楽療法に関する基礎的な知識を理解する。 (看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる) |
[到達目標] 1.音・音楽が心身に与えるさまざまなちからについて説明する。 2.音楽療法の諸理論(定義、歴史・治療理論)について説明する。 3.音・音楽のさまざまな要素が私たちの心身に治療機能としてとしてのどのように役立っているか説明する。 4.音おもな対象者(発達障がい児・認知症や介護予防・神経難病、緩和ケア等)の音楽療法の目的と成果ついて説明する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 11 | 21 | 木 | 3 |
【講義】 音楽療法の歴史と定義を理解する。 音楽療法の歴史と定義および日本における音楽療法の現状について学修する。 |
【講義】 音・音楽のもつちからについてDVD視聴を含め学修する。また、音楽療法の定義・歴史および日本における音楽療法の現状について学修する。 | 事後学習:音楽の作用について音楽聴取体験等を交えた課題小レポートをまとめる。 | 30分 | 郡司 正樹 |
2 | 11 | 21 | 木 | 4 | 【演習】 音楽の作用。音楽の心理作用と生理作用について実際に音楽を聴取する体験を通して学修する。 | 【講義・演習】 音楽の心理作用と生理作用について実際にさまざまな音楽を聴取しながら、どのように心身に影響するのか学修する。 | |||
3 | 11 | 21 | 木 | 5 | 【講義】 音・音楽の機能について、音そのものや音楽の三要素(リズム、メロディー、ハーモニー)は、どのように人の身体に影響を与えているか演習を含め学修する。 | 【講義・演習】 音・音楽の機能について知る。また、音楽の三要素等(リズム、メロディー、ハーモニー)がどのように機能として働き、心身に影響を与えているか学修する。 | |||
4 | 11 | 28 | 木 | 3 | 【講義】 音・音楽の機能について、音楽療法で用いられるさまざまな楽器を紹介し、実際に体験を通して治療的意味について学修する。 | 【講義・演習】 音楽療法で用いられるさまざまな音楽が治療としてどのように作用しているのか、楽器等を用いた実体験を通して学修する。 | 事後学習:演習で体験した内容に沿った課題小レポートをまとめる。 | 30分 | |
5 | 11 | 28 | 木 | 4 | 【講義・演習】 音楽療法の治療理論とその理論に基づいたいくつかの治療技法について学修する。 |
【講義】 障がい児(自閉症、学習障害児、聴覚障害児、視覚障害児、肢体不自由児、重症心身障害児)を対象とした音楽療法の目的と方法、研究の動向についてDVD視聴を含め学修する。 |
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6 | 11 | 28 | 木 | 5 | 【講義】 精神疾患(統合失調症、鬱、神経症)を対象とした音楽療法についてその目的と具体的方法を学修する。 | 【講義】 介護予防、認知症、緩和ケア等での音楽療法の目的と方法、研究の動向についてDVD視聴を含め学修する。 | |||
7 | 12 | 5 | 木 | 3 | 【講義】 障がい児(自閉症、学習障害児、聴覚障害児、視覚障害児、肢体不自由児、重症心身障害児)を対象とした音楽療法の目的と方法について学修する。 | 【講義】 精神疾患(統合失調症)の音楽療法の目的と方法、研究の動向についてDVD視聴を含め学修する。 | |||
8 | 12 | 5 | 木 | 4 | 【講義】 介護予防としての音楽療法および認知症、高次脳機能障害、緩和ケア等での音楽療法の目的と方法について学修する。 | 【講義・演習】 神経難病、高次脳機能障害、失語症におけるリハビリ訓練としての音楽療法の目的と方法、研究の動向についてDVD視聴を含め学修する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 課題小レポート30%、課題(まとめ)レポート70% により評価する。 小レポート課題は演習体験およびDVD視聴に関連することである。演習体験のレポートを未提出の場合は、該当する演習体験の授業を欠席したこととみなす。 なお、レポートの提出は翌週の授業開始前とする。 本科目においては、成績再評価は実施しない。 |
[履修上の注意] 音楽の諸機能が治療としてどのように役立つのか、授業内演習を通して理解を深めてもらうことが目的なので、授業では必要に応じて演習を取り入れる。全員の体験参加を履修の必修条件とする。なお、演習にあたって、音楽技術や音楽に関する予備知識は一切問わない。 |
[教科書] 特に指定しない。授業毎に適宜資料を配付する。 |
[参考書・参考資料] 音楽療法の基礎 村井靖児著 (音楽の友社) 高齢者のための療法的音楽活用 アリシア・アン・クレア(廣川理恵訳) (一麦出版社) 成人精神疾患の治療における音楽療法 マイケル・H・タウト (廣川理恵訳) (一麦出版社) 等 |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] メールで受け付ける。 E-mail: gunji@wa.seitoku.ac.jp または masa9200@apricot.ocn.ne.jp |
[備考] ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |