授業科目 (英名) |
公衆衛生看護方法論 (Methodologies of Public Health Nursing) |
授業科目コード | NN310226Jキ |
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科目責任者 | 桐生 育恵 |
2単位 |
必修 |
講義・演習 |
45時間 |
2学年 4セメスター 専門科目 |
[授業の概要] 保健師が行う公衆衛生看護技術について学修する。 地域および産業・学校等の特定集団において、保健師が個人・家族・集団を対象に支援を実施する上で求められる保健指導、訪問指導、健康教育、グループ・組織活動といった具体的な支援技術について学修する。 |
[授業の目的] 個人・家族・集団を対象に実施する具体的な公衆衛生看護技術を身につける。 (看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる) |
[到達目標] 1.個の事例のそれぞれの課題を束ねて整理し、対象のニーズを把握する。 2.地域特性の把握のために必要な情報を収集し、地域の健康課題をアセスメントする。 3.地域の健康課題を解決するための目的・目標を説明する。 4.対象ならびに地域特性に応じた(目的・目標に応じた)健康教育を企画・実施・評価する。 5.エビデンスに基づいた最新の知見である健康情報を提示する。 6.地域住民のセルフケア能力を高める支援技術について説明する。 7.対象者の反応を見ながら、健康教育を運営する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 11 | 25 | 月 | 3 |
【講義】 オリエテーション、保健師活動における健康教育 ・本科目の概要と達成目標に沿った学修の取り組み方を理解する。 ・健康教育におけるPDCAと、健康教育の指導案(計画書)の記載方法を最新の知見を合わせて理解する。 |
事前学習: 教科書p.196-199の10事例を読んで、意味を理解する。 |
20分 |
桐生 育恵 守田 孝恵 榊原 理恵子 二野屏 美佳 |
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2 | 11 | 25 | 月 | 4 |
【演習】 地域診断演習① ・地域で保健師が把握している個の事例から、地域の特徴を把握し、健康課題を見立てる。 |
事後学習: 教科書2.p.103-126を読み健康教育の歴史と意義、保健師による健康教育の特徴と実際を理解する。 |
20分 | ||
3 | 11 | 29 | 金 | 3 |
【講義】 健康教育の意義と特徴 ・保健師が行う健康教育について、意義や特徴・方法を理解する。 |
事後学習: 選択した対象市町のHPから、保健統計、選択したテーマに関する保健計画を確認する。 |
20分 | ||
4 | 11 | 29 | 金 | 4 |
【演習】 地域診断演習② ・事例から見立てた健康課題を中心に、必要な情報を収集する。 ・地域診断を行い、健康課題を明確にする。 |
事前・事後学習: 選択したテーマの健康課題の明確化に向け、関連する事業内容と市町の事業実績、保健計画を調べる。 |
20分 | ||
5 | 12 | 2 | 月 | 3 |
【講義・演習】 健康教育の指導案、教育媒体、地域診断演習③ ・健康教育の指導案、教育媒体について理解する。 ・事例から見立てた健康課題を中心に、必要な情報を収集する。 ・地域診断を行い、健康課題を明確にする。 |
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6 | 12 | 2 | 月 | 4 |
【演習】 地域診断演習④、健康教育演習① ・地域診断を行い、健康課題を明確にする。 ・健康教育の目的と目標を検討する。 |
事前・事後学習: 事例から地域の特徴を把握し、健康教育計画書を作成する上で、不足する健康情報を収集、分析する。 |
20分 | ||
7 | 12 | 6 | 金 | 3 |
【演習】 健康教育演習②③ ・健康教育の指導案(計画書)の作成経過を発表し、全体討議を行う。 ・健康教育の目的・目標に照らし合わせ、テーマと対象、学習方法や内容等の概要を検討する。 |
事前・事後学習: 他の地域と比較しながら健康教育計画書を作成する上で、不足する健康情報を収集、分析する。 |
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8 | 12 | 6 | 金 | 4 |
事前・事後学習: 事例および共有された地域の健康情報から、健康教育計画の改善を検討する。 |
20分 | |||
9 | 12 | 9 | 月 | 3 |
【講義・演習】 保健行動理論、健康教育演習④ ・健康教育で活用できる保健行動理論について理解する。 ・健康教育の展開(導入・展開・まとめ)や会場設営、必要物品を検討し、プログラムの流れを作成する。 |
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10 | 12 | 9 | 月 | 4 |
【演習】 健康教育演習⑤ ・健康教育の展開(導入・展開・まとめ)や会場設営、必要物品を検討し、プログラムの流れを作成する。 |
20分 | |||
11 | 12 | 13 | 金 | 3 |
【演習】 健康教育演習⑥ ・健康教育の指導案(計画書)の作成経過を発表し、全体討議を行う。 ・健康教育の評価方法について、対象者と地域の視点から検討する。 |
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12 | 12 | 13 | 金 | 4 |
【演習】 健康教育演習⑦ ・健康教育の評価方法について、対象者と地域の視点から検討する。 |
事前・事後学習: 共有された地域の健康情報から、健康教育計画の実施方法、展開の改善を検討する。 |
20分 | ||
13 | 12 | 16 | 月 | 3 |
【演習】 健康教育演習⑧ ・健康教育の指導案(計画書)の作成経過を発表し、全体討議を行う。 |
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14 | 12 | 16 | 月 | 4 |
【演習】 健康教育演習⑨~⑪ ・地域の健康課題に対する健康教育の指導案(計画書)を完成させる。 ・健康教育の教育媒体(教材)を作成する。 |
30分 | |||
15 | 12 | 20 | 金 | 3 | |||||
16 | 12 | 20 | 金 | 4 |
事前・事後学習: 作成または共有した健康教育の計画・実施・評価を通して、PDCAサイクルにより振り返る。また、保健師活動の展開図(PDCAの展開図)に当てはめ整理・考察する。 |
10分 | |||
17 | 12 | 23 | 月 | 3 |
【演習】 健康教育演習⑫⑬ ・健康教育の指導案(計画書)に基づいて健康教育のリハーサルを行い、指導案を改善する。 |
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18 | 12 | 23 | 月 | 4 | |||||
19 | 1 | 6 | 月 | 3 |
【演習】 健康教育演習⑭~⑯ ・特定集団を対象とした健康教育を実施する。 |
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20 | 1 | 6 | 月 | 4 | |||||
21 | 1 | 10 | 金 | 3 | |||||
22 | 1 | 10 | 金 | 4 |
【演習】 健康教育演習⑰ ・健康教育の計画と実施、評価を振り返って整理し、対象地域への保健活動の今後の方向性を検討する。 |
事後学習: 教科書全体を活用し、演習で習得したことを論理的に理解する。 |
15分 | ||
23 | 1 | 16 | 木 | 4 |
【演習】 健康教育演習⑱ ・健康教育の評価と今後の方向性を発表し、全体討議を行う。 ・PDCAサイクルを通した公衆衛生看護の方法を理解する。 |
事前・事後学習: 教科書3.p.79-86を読んで地域診断の基盤になるモデルを理解する。 |
15分 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 定期試験:50%、課題:30%、参加度(リフレクションの記述内容、グループワークでの役割遂行、ディスカッションでの発言):20% |
[履修上の注意] グループでの話し合いを通して学びを深めていく授業のため、グループ内の役割を遂行し、計画的に協力して進行すること。 |
[教科書] PDCAの展開図でわかる 「個」から「地域」へ広げる保健師活動 守田孝恵編 クオリティケア |
[参考書・参考資料] 1.標準保健師講座2 公衆衛生看護技術 医学書院 (電子教科書) 2.標準保健師講座3 対象別公衆衛生看護活動 医学書院 (電子教科書) |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 1.講義前後に対応します。そのほか、メールにて対応します。 2.オフィスアワー:講義日の12:00-13:00 3.科目責任者メールアドレス: i-kiryuu@dokkyomed.ac.jp |
[備考] ・授業内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・講義・演習での質問については、講義・LMSなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |