授業科目 (英名) |
在宅看護援助論 (Home Care Nursing) |
授業科目コード | NN310324Jキ |
---|---|---|---|
科目責任者 | 甲州 優 |
1単位 |
必修 |
講義・演習 |
30時間 |
3学年 5セメスター 専門科目 |
[授業の概要] 在宅療養者とその家族を対象にした看護援助について学修する。 医療機関と自宅との療養生活の移行を円滑に進める入退院支援や、在宅療養を支援する多職種間の協働について学修する。また、日常生活支援のための看護技術を在宅療養の場で応用・展開するための看護方法や、在宅看護の特徴的な医療処置、看護方法について学修する。 |
[授業の目的] 在宅療養者とその家族を対象にした看護援助について理解する。 (看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる) |
[到達目標] 1.在宅療養者とその家族の健康状態や特性、ケアニーズについて、人々の価値観、地域の特徴、文化を踏まえアセスメントについて説明する。 2. 在宅療養者の自己決定(意思決定)への支援について説明する。 3. 在宅療養者とその家族の強みや主体性を引き出し、セルフケア力の発揮を促す支援について説明する。 4. 在宅療養者とその家族に必要な社会資源について説明する。 5. 在宅療養者とその家族への支援計画における看護の役割について説明する。 6.多職種会議・多職種連携について説明する。 7.在宅療養者とその家族のニーズに対応するために、新たなケアを創造する必要性について説明する。 8.福祉用具・看護用品の活用について説明する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 4 | 12 | 金 | 3 |
【講義・演習】 〔ガイダンス〕 ・授業計画および評価計画 ・事前、事後課題提出に関するLMS活用 ・第6回・第7回の演習に向けての学習の進め方について 講義内容 ①在宅療養者とその家族の健康状態や特性、ケアニーズについて、人々の価値観、地域の特徴、文化を踏まえてアセスメントする、とは ②援助論で活用する事例の紹介 ③ICFの枠組みとアセスメントの視点 |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
2 |
4 | 18 | 木 | 3 |
【講義】 ①在宅療養者の自己決定への支援 ②在宅療養者と家族の強みや主体性を引き出し、セルフケア能力の発揮を促す支援 ③在宅療養者とその家族に必要な社会資源について ④訪問看護の仕組み ⑤医療的ケアを必要とする療養者とその家族への看護 |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
3 | 4 | 18 | 木 | 4 |
【講義・演習】 <看護過程展開①> ・ICFの枠組みを用いた情報の整理の実際 <グループワーク> ・事例の情報整理(個人ワークおよびグループワーク) ※課題および提出方法は授業内で提示する |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
4 | 4 | 25 | 木 | 3 |
【講義】 病院から在宅に向けての継続看護の実践 ・退院調整・退院支援・意思決定支援 ・多職種会議・多職種連携 ・社会資源について |
①退院調整と退院支援の違いを整理しまとめる。 ②退院調整看護師の役割についてまとめる。 ③在宅における多職種連携について、教科書の該当箇所をまとめる。 |
30分 |
ゲストスピーカー 茶本 啓恵 (佐野厚生総合病院退院調整室主任、在宅看護専門看護師) 甲州 優 |
|
5 | 4 | 25 | 木 | 4 |
【講義・演習】 <看護過程展開②> ・アセスメントの統合 ・事例に関する情報の追加 <グループワーク> ・事例の全体像の把握 ・退院前カンファレンスにおける、各職種の役割について明確化する ・ロールプレイ発表に向けて、事例の抱える問題の明確化 ・事例が必要とする社会資源の明確化 ※課題および提出方法は授業内で提示する。 |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
6 | 5 | 2 | 木 | 3 |
【演習】 <グループワーク> 退院前カンファレンスの発表準備・役割分担 ・シナリオ作成 |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
7 | 5 | 2 | 木 | 4 |
【演習】 ①退院前カンファレンスのロールプレイの発表 ②ディスカッション ③リフレクション |
||||
8 | 5 | 9 | 木 | 3 |
【講義】 在宅看護に必要な知識・技術① ・摂食嚥下・食事・栄養補給・服薬関連の看護援助および社会資源の活用とリスクマネジメント ・事例の情報に基づくアセスメント |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
9 | 5 | 9 | 木 | 4 |
【講義】 在宅看護に必要な知識・技術② ・排泄および清潔に関連する看護援助および社会資源の活用とリスクマネジメント ・事例の情報に基づくアセスメント |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
10 | 5 | 16 | 木 | 3 |
【講義】 在宅看護に必要な知識・技術③ ・在宅における、環境・ADLおよび医療的ケアに関する看護援助および社会資源の活用とリスクマネジメント ・事例の情報に基づくアセスメント |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
11 | 5 | 16 | 木 | 4 |
【講義・演習】 <看護過程展開③> ・事例をもとに看護課題の優先順位および、長期目標・短期目標の設定 ・事例に関する情報の追加 <グループワーク> ・在宅における長期目標・短期目標の設定について ※課題および提出方法は授業内で提示する。 |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
|
12 | 5 | 23 | 木 | 3 | 【講義】 ・在宅で療養生活を送る障害者(小児含む)への支援 |
①障害者総合支援法による対象者を調べてまとめる。 ②自立支援医療制度に係る訪問看護について調べてまとめる。 |
30分 |
ゲストスピーカー なないろ在宅ケアステーション 所長 小泉未央(在宅看護専門看護師) 甲州 優 |
|
13 | 5 | 23 | 木 | 4 | 【講義】 ・認知症をもつ療養者と介護家族への支援 | 事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
関 由香里 甲州 優 野澤 里美 木村 由美 黒田 美香 |
|
14 | 5 | 30 | 木 | 3 |
【講義】 ・在宅療養をしている精神障害者と家族への看護 |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
木村 由美 甲州 優 野澤 里美 関 由香里 黒田 美香 |
|
15 | 5 | 30 | 木 | 4 |
【講義・演習】 <看護過程の展開④> ・看護計画 演習:目標の考え方および看護計画についての個人ワークおよびグループワークの発表) ・まとめ ※課題および提出方法は授業内で提示する。 |
事前および事後学習はLMSに提示する | 30分 |
甲州 優 野澤 里美 木村 由美 関 由香里 黒田 美香 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 定期試験(50%)、看護過程記録物(20%)、リフレクションおよび授業内小テスト等(20%)、ロールプレイ発表等の参加度(10%) 提出期限等について講義内で説明する。 詳細は初回のガイダンスで説明する。 |
[履修上の注意] 事前・事後学習はLMSに提示するので、各自必ず確認して取り組むこと。 |
[教科書] ①系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護論[1] 地域・在宅看護の基盤 医学書院(電子教科書) ②系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護論[2] 地域・在宅看護の実践 医学書院(電子教科書) |
[参考書・参考資料] 適宜紹介する。 |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] オフィスアワー:水曜日 12時~13時(研究室7) E-mail:yu-koshy@dokkyomed.ac.jp |
[備考] ・演習時は、課題に基づいてグループでディスカッションを行い、意見を発表し合う。 ・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・講義内で実施した小テストやLMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |