授業科目
(英名)
看護研究方法論
(Research Methods for Nurses)
授業科目コード NN312345Jキ
科目責任者 佐藤 佳子
1単位
必修
講義
15時間
3学年 5セメスター 専門科目
[授業の概要]
 看護研究の意義と必要性、研究を実施するための一連のプロセスについて学修し、自ら看護研究に取り組むための基礎的能力を修得する。
[授業の目的]
 看護研究の一連のプロセスについて学び、自ら看護研究に取り組むための基礎的な知識を理解する。
(主体的学習能力を身につけ、看護の発展や質の向上に貢献できる)
[到達目標]
1.看護研究の必要性を説明する。(DP-1〇,DP-4◎)
2.文献検討の必要性と方法を理解し、必要な文献を検索し入手する。(DP-1〇,DPー4◎)
3.研究論文(文献)の構成要素を説明する。(DP-1〇)
4.文献を整理し、文献レビューを行う。(DP-1〇,DP-4◎)
5.各研究デザインの特徴を説明する。(DP-1〇)
6.看護研究における倫理について説明する。(DP-1〇,DP-4◎)
7.リサーチクエスチョンを見出し研究計画を立案する。(DP-1〇,DP-4◎)
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 21 3 【講義】 看護研究とは
 ①看護研究を行う意義
 ②研究の特徴とプロセス
 ③研究デザインの種類
 ④リサーチクエスチョンの立て方
【事前学習】
事前学習動画の視聴および「系統看護学講座別巻 看護研究」p16-23、p34-45を読み要点をまとめておく。

【事後学習】
講義中に検討した看護上の疑問から、仮のリサーチクエスチョンを書き出す。
30分 佐藤 佳子
2 4 28 3 【講義・演習】 量的研究の概要と研究倫理
 ①量的研究の概観
 ②対象者の選定
 ③データ収集方法
 ④データ分析方法[最新]
  最新の知見に基づいた統計的有意性の解釈
 ⑤研究方法に応じた倫理的配慮
【事前学習】
事前学習動画の視聴および「系統看護学講座別巻 看護研究」p110-149、p200-244を読み要点をまとめておく。

【事後学習】
持参した論文から研究倫理についてまとめる。
30分 野口 貴史
3 5 9 1 【講義・演習】 質的研究の概要と研究倫理
 ①質的研究の概観
 ②対象者の選定
 ③データ収集方法(参加観察と非参加観察、面接)
 ④データ分析方法
 ⑤研究方法に応じた倫理的配慮
【事前学習】
事前学習動画の視聴および「系統看護学講座別巻 看護研究」p86-108、p190-199を読み要点をまとめておく。

【事後学習】
目的に応じた研究方法についてまとめる。
30分 越雲美奈子
4 5 16 2 【講義・演習】 研究論文の構成と文献検索  
 ①論文の種類
 ②論文の構成要素
 ③論文の公表方法[最新]
  近年の論文の公表方法
 ④オンラインデータベースを用いた文献検索方法
 ⑤文献の入手方法
【事前学習】
事前学習動画の視聴および「系統看護学講座別巻 看護研究」p48-54、p74-83、p270-282を読み要点をまとめておく。

【事後学習】
グループ員が収集した論文を各自読んでおく。
30分 野口 貴史
5 5 23 2 【講義・演習】 文献レビューの目的と方法
 ①文献レビューの方法
 ②文献の整理方法を理解
 ③文献の整理の実施
【事前学習】
事前学習動画の視聴および「系統看護学講座別巻 看護研究」p54-68を読み要点をまとめておく。

【事後学習】
入手した文献のレビューを行い、整理する。
30分 野口 貴史
6 5 30 2 【講義・演習】 文献クリティークの方法
 ①文献クリティークの方法
 ②文献クリティークの実施
【事前学習】
事前学習動画の視聴および「系統看護学講座別巻 看護研究」p68-71、p283-298を読み要点をまとめておく。

【事後学習】
入手した文献をクリティークし、構成要素に沿ってまとめる。
30分 佐藤 佳子
野口 貴史
越雲美奈子
7 6 6 2 【講義・演習】 研究計画書の作成
 研究計画書の作成
【事前学習】
事前学習動画を視聴および「系統看護学講座別巻 看護研究」p246-264を読み要点をまとめておく。

【事後学習】
〔課題レポート〕
これまでの講義を基に研究計画書を作成し提出する。
30分
8 6 13 2

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
 課題レポートおよび提出物:60% 事前課題に基づく小テスト:35% 授業参加度(グループワークの参加状況):5%により評価する。
 欠席した場合、その日に出された課題は0点とする。また、課題レポートは、全て指定された期限(講義の中で説明)までに提出する。
[履修上の注意]
 4年次の「卒業研究」に取り組む為の基礎となる科目です。基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで修得している「文章の書き方」や「文献の引用方法」、情報リテラシー、統計学、看護倫理などの既習科目を復習する。また、これまでの授業を通して自身が興味・関心のある看護はどのようなものなのか、常に考えながら授業に臨む。
[教科書]
 系統看護学講座別巻 看護研究 医学書院(電子教科書)
[参考書・参考資料]
 適宜紹介する。
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
科目責任者(佐藤佳子)
 オフィスアワー:水曜日12時~13時(研究室6)
 E-mail:y-satoh@dokkyomed.ac.jp
 その他、講義終了後のリファレンス(LMS)においても、質問を受け付ける。
[備考]
・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。
・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合う。
・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。
・講義内で実施した小テストやLMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。