授業科目 (英名) |
国際看護学 (Global Nursing) |
授業科目コード | NN312339Jキ |
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科目責任者 | 会沢 紀子 |
1単位 |
必修 |
講義 |
15時間 |
3学年 5セメスター 専門科目 |
[授業の概要] 国際看護の概念、国際看護の必要性を理解し、看護を地球規模の視点で捉え、国際的視野から看護専門職の役割について学修する。特に、国際保健の考え方と方法、さまざまな国や地域の健康上の問題点と対策、日本国内での外国人への看護、さらに国際協力とその実際について学修する。 |
[授業の目的] 看護を地球規模の視点で捉え、国際的視野から看護専門職の役割について理解する。 (看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる) |
[到達目標] 1.国際看護学の定義とそれに関連する基礎知識を説明する。(DP-5◎) 2.保健医療分野の開発理念、変遷とその課題について説明する。(DP-5◎) 3.国際協力の仕組みと看護職の活動について説明する。(DP-5◎) 4.文化を考慮した看護についての知識と看護の実践について説明する。(DP-5◎、DP-2〇、DP-3〇) 5.国際看護活動の展開過程について説明する。(DP-5◎、DP-2〇、DP-3〇) 6.国の特性・健康課題に対応する看護職の役割を説明する。(DP-5◎) |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 5 | 12 | 月 | 1 |
【講義】 オリエンテーション 国際看護の基礎知識(概念、歴史)について理解する。 |
事前学習: 教科書の国際看護学の概要について読み授業の目標と照らし合わせて確認する。 |
20分 | 会沢 紀子 | |
2 | 5 | 12 | 月 | 2 |
【講義】 保健医療分野の理念の変遷 保健医療分野の理念の変遷と、COVID-19等による世界の健康課題の最新の動向を理解する。 |
事前学習: キーワード「グローバルヘルス」「プライマリーヘルスケア」「人間の安全保障」「持続可能な開発目標」「人間開発」「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」について用語の意味をまとめる。 事後学習:自分の選択した国の基本データを確認する |
30分 | ||
3 | 5 | 26 | 月 | 2 |
【講義】 日本国内における外国人の支援① -文化や制度を考慮した看護- 外国籍住民の増加を踏まえ、日本国内での文化や制度を考慮した看護について理解する。 |
事前学習: 近年の日本の外国人出入国動向について調べる 事後学習: 自分で選択した国の保健や医療制度に関する情報を収集する |
30分 | ||
4 | 6 | 2 | 月 | 2 |
【講義】 日本国内における外国人の支援② -多文化共生社会に求められる日本の医療・看護- 多文化共生社会に求められる多様で柔軟な看護や医療体制について理解する。 |
事前学習: 日本に暮らす外国人に対する「移民政策」「やさしい日本語」について調べ、分からないことを整理する。 |
30分 | ||
5 | 6 | 9 | 月 | 2 |
【講義】 21世紀の保健システムにおける看護職の役割 世界の看護教育、看護人材、労働市場の観点から今後の看護職のあり方を理解する。 |
事前学習: 提示する参考資料をダウンロードして一読する。 |
30分 | ||
6 | 6 | 16 | 月 | 2 |
【講義】 国際機関と国際協力の仕組み 国連機関や国際NGOなどの組織の理念に基づく国際協力のあり方と意義を理解する。 |
事前学習: キーワード「国際協力」「ODA」「JICA」の用語の意味をまとめる。 事後学習: 自分の選択した国の健康に関連する課題について考察しまとめる |
40分 | ||
7 | 6 | 23 | 月 | 2 |
【講義】 異文化での国際活動の実際 -海外・日本での看護実践- 海外での看護実践の場や内容、EPA看護師の日本での看護実践を通して、グローバルな看護実践を理解する。 |
事前学習: キーワード「経済連携協定(EPA)」について調べ、分からないことを整理する。 事後学習:自分の選択した国のアセスメントをまとめる。 |
60分 | ||
8 | 6 | 30 | 月 | 2 |
【講義】 グローバル社会での健康課題へのアプローチと看護職の役割 国際看護学での学びの要素をまとめ、グローバル社会での看護職の役割を考察する。 |
事後学習: 授業後に提示するレポート課題をLMSにて提出する。 |
60分 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] レポート課題40%、授業内のミニテスト20%、授業内の課題20%、参加度(リフレクション内容)20% 授業内課題は決められた期間に提出する。 |
[履修上の注意] 国際社会の動向(選択科目)で、グローバルな知識や視点を養っておくと役立つ。 日頃から世界各地で発生する自然災害や紛争、健康や看護に関するニュースに関心をもち、情報を把握しておく。 本科目に関する連絡はLMSで行うので、見落としがないように注意する。 |
[教科書] 系統看護学講座 災害看護学・国際看護学(電子教科書),医学書院 |
[参考書・参考資料] ①国際化と看護,MCメディカ出版 ②知って考えて実践する国際看護 第2版,近藤麻里,医学書院 ③世界の看護2020,日本語版作成 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 国際医療協力局,https://kyokuhp.ncgm.go.jp/library/other_doc/2020/Sekainokango2020_46M_n.pdf |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 質問は授業の前後および、メールにて対応します。 科目責任者メールアドレス:n-aizawa@tokiwa.ac.jp |
[備考] ・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・講義内で実施した小テストやLMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |