授業科目 (英名) |
公衆衛生看護活動展開論 (Public Health Nursing Implementation) |
授業科目コード | NN310427Jキ |
---|---|---|---|
科目責任者 | 桐生 育恵 |
1単位 |
必修 |
講義・演習 |
15時間 |
4学年 7セメスター 専門科目 |
[授業の概要] 公衆衛生看護活動の基盤となる地域診断の方法と、保健師が実施する保健事業の展開方法について学修する。 市町村住民の生活や保健医療福祉にかかわる既存データをアセスメントし、抽出した健康課題から健康教育の計画立案を行い、集団に対する具体的なアプローチ方法について学修する。 |
[授業の目的] 地域診断の方法を学び、導き出された健康課題に対する保健事業の展開方法と健康教育の計画立案方法を理解する。 (看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる) |
[到達目標] 1.対象地域の特性(地域診断)に応じた、公衆衛生看護活動に必要な知識と技術を説明する。(DP-2◎) 2.公衆衛生看護活動の展開に特徴的な保健師の支援技術を説明する。(DP-2◎、DP-3) 3.対象地域で展開される保健事業の目的・法的根拠・概要を理解し、保健師の役割と機能を説明する。(DP-1、DP-2◎) |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 4 | 7 | 月 | 2 |
【講義】 公衆衛生看護活動の展開のための基本的能力、公衆衛生看護活動の概要① ・公衆衛生看護活動の展開のための基本的能力について概説する。[最新] ・「保健師活動指針」の10項目について概説する。 ・ 地域診断に基づくPDCAサイクルについて説明する。 |
【事前学習】3年次の科目「地域診断」を復習する。 | 20分 |
桐生 育恵 加藤 典子 横山 和世 榊原 理恵子 |
|
2 | 4 | 10 | 木 | 2 |
【講義】 公衆衛生看護活動の概要② ・ 「個」の健康課題から「地域」の健康課題へと連動させた保健師活動について説明する。 ・地域の健康レベルを向上するために、多機関との連携や住民との協働を行う重要性について説明する。 |
【事前学習】公衆衛生看護学実習要項を読み、分からない部分を調べ、必要時に質問できるよう準備する。 | 20分 | ||
3 | 4 | 14 | 月 | 2 |
【演習】 公衆衛生看護活動の展開:健康診査① 視聴覚教材から、健康診査に必要な支援技術について学習する。 |
【事前学習】健康診査の目的・法的根拠・概要を調べる。 【事後学習】「保健事業の記録」を作成する。 |
30分 | ||
4 | 4 | 17 | 木 | 3 |
【演習】 公衆衛生看護活動の展開:健康診査② グループディスカッション等を通して、健康診査における保健師の役割について学習する。 |
【事後学習】ディスカッションを踏まえ、「保健事業の記録」の追加・修正を行う。 | 20分 | ||
5 | 4 | 21 | 月 | 2 |
【演習】 公衆衛生看護活動の展開:家庭訪問①低出生体重児 教科書の事例を基に家庭訪問のロールプレイを行い、家庭訪問の法的根拠と展開方法(計画、実施、記録)について学習する。 |
【事前学習】教科書1、p.154-160の事例を読む。 【事後学習】家庭訪問記録を作成する。 |
40分 | ||
6 | 4 | 24 | 木 | 3 |
【演習】 公衆衛生看護活動の展開:家庭訪問②独居高齢者 教科書の事例を基に家庭訪問のロールプレイを行い、対象者の健康状態や生活状態を、コミュニケーションや観察を通して把握する方法を学習し、地域で自立して生活できるための支援を考察する。 |
【事前学習】教科書1、p.167-171の事例を読む。 【事後学習】独居高齢者が、地域で自立して生活できるための支援をまとめる。 |
30分 | ||
7 | 4 | 28 | 月 | 1 |
【演習】 公衆衛生看護活動の展開:家庭訪問③難病 教科書の事例を基に家庭訪問のロールプレイを行い、対象者や家族の価値観や希望・思いを聞き取り、必要な社会資源や支援体制を考察する。 |
【事前学習】教科書1、p.160-167の事例を読む。 【事後学習】難病患者と家族に必要な、社会資源や支援体制をまとめる。 |
30分 | ||
8 | 4 | 28 | 月 | 2 |
【演習】 公衆衛生看護活動の展開:家庭訪問④精神保健 事例を基に家庭訪問のロールプレイを行い、精神疾患患者に対する社会復帰支援や、地域住民の支え合いのあり方を考察する。 |
【事後学習】精神疾患患者に対する社会復帰支援や、地域住民の支え合いのあり方をまとめる。 | 30分 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] ・課題(授業内課題、レポート):50%、授業参加度(グループワークの参加状況、リフレクションの内容):50% ・課題の提出期限や場所については、授業中に提示する。 |
[履修上の注意] ・欠席した場合、その日に出された授業内課題は0点とする。また、期限後に提出された課題は評価しない。 |
[教科書] 1.標準保健師講座2 公衆衛生看護技術、医学書院(電子教科書) 2.厚生の指標 国民衛生の動向 2024/2025、厚生労働統計協会(電子教科書) |
[参考書・参考資料] ・標準保健師講座1 公衆衛生看護学概論、医学書院(電子教科書) ・標準保健師講座3 対象別公衆衛生看護活動、医学書院(電子教科書) ・標準保健師講座5 保健医療福祉行政論、医学書院 (電子教科書) ・PDCAの展開図でわかる 「個」から「地域」へ広げる保健師活動 改訂版、守田孝恵編、クオリティケア |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 科目責任者 講義日の12:00~13:00 E-mail: i-kiryuu@dokkyomed.ac.jp |
[備考] ・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。 ・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・LMSに挙げられた質問について、講義内で回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |