授業科目 (英名) |
教育学 (Lifelong Learning) |
授業科目コード | NN103215Jキ |
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科目責任者 | 東 宏行 |
1単位 |
選択 |
講義・演習 |
15時間 |
3学年編入 5セメスター 基礎科目 |
[授業の概要] 教育学は、教育に関する研究、または教育という事象を対象とする学問である。人間は死ぬまで発達を続けるが、発達に際して、よく学ぶことは人間の課題とも言える。教育の基本的な考え方、生涯学び続けるための意義や目的、これからの社会が求める新しい教育の方向性などについて多面的に学修する。 |
[授業の目的] 教育の基本的な考え方、生涯学び続けるための意義や目的、これからの社会が求める新しい教育の方向性などについて多面的に理解する。 (主体的学習能力を身につけ、看護の発展や質の向上に貢献できる) |
[到達目標] 1.教育とは何かという問いに、法令等の根拠を持って多面的な視点で説明する。(DP-2〇) 2.前後日本における子ども・教育観の変遷を説明する。(DP-2〇、DP-4◎) 3.子ども中心主義の系譜や主体的学びの重要性を、教育の歴史と思想を踏まえて説明する。(DP-4◎) 4.1980年代以降の日本の教育に特徴的な考え方を説明する。(DP-2〇、DP-4◎) |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 4 | 21 | 月 | 5 | 【講義】 オリエンテーション・教育とは何か:教育とは何かという難問について、その枠組を概説し、諸概念、教育の本質、目標に関する論点を整理する。特に「教育」の語源、教育の3つのモデルについて解説する。 |
事前学習:シラバスを読み、教育という言葉について、各自のイメージをまとめておく。 事後学習:今回の授業内容をふりかえり、レジュメ(ワークシート)を完成させておく。また、LMS上のリアクションレポートを記述し、提出する。 |
各回15分 | 東 宏行 | |
2 | 5 | 1 | 木 | 5 | 【講義】 学校教育と家庭教育:教育が学校教育を中心に理解されがちな背景を概説し、生涯学習や家庭教育といったひろがりについて説明する。特に教育基本法や生涯学習振興法に触れながら、法令上の根拠にも触れる。 |
事前学習:授業受講前に、前回の授業内容を復習しておく。 事後学習:今回の授業内容をふりかえり、レジュメ(ワークシート)を完成させておく。また、LMS上のリアクションレポートを記述し、提出する。 |
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3 | 5 | 8 | 木 | 5 | 【講義・演習】 [最新]教育関連法令の整理:日本国憲法、教育基本法、学校教育法、学校教育法施行規則を軸とした、教育法令の基礎を学ぶ。e-Govの使い方、文部科学省ホームページ、国立教育政策研究所ホームページの使い方の演習。 | ||||
4 | 5 | 12 | 月 | 5 | 【講義】 教育の歴史的背景:教育がどのように始まったのか、様々な説を取りあげて概説する。人材養成という考え方の登場、優生学的な考え方や矯正教育的な考え方、脱学校論等にも触れ、多様な見方があることを説明する。 | ||||
5 | 6 | 16 | 月 | 5 | 【講義】 子ども中心主義の系譜(1):デューイの実験学校以降、第二次世界大戦直後までの様々な改革プラン(ドルトンプラン等)を中心に概説する。また、子ども中心主義が日本の大正自由教育でも始まった点に触れる。 | ||||
6 | 6 | 23 | 月 | 5 | 【講義】 子ども中心主義の系譜(2):戦後の子ども中心主義の教育思想を概説する。フランスのアビ改革、羅生門アプローチの考え方、日本のゆとりの教育等の考え方や背景について解説する。 | ||||
7 | 7 | 7 | 月 | 5 | 【講義】 1980年代以降の日本の教育:少年事件の受け止め方と、それを背景とした、教育に関する考え方がどのように変化したのかを概説する。特に1997年の少年事件前後の変化について解説する。 |
事前学習:授業受講前に、前回の授業内容を復習しておく。 事後学習:今回の授業内容をふりかえり、レジュメ(ワークシート)を完成させておく。また、LMS上のリアクションレポートを記述し、提出する。最終回に向けて、全体を通じての質問事項を整理しておく。 |
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8 | 7 | 16 | 水 | 1 | 【講義】 教育の理念、歴史思想のまとめ:全体をふりかえり、まとめと補足を行い、教育について生涯学び続けるための視点を解説する。 |
事前学習:授業受講前に、前回までの授業内容を復習しておく。 事後学習:今回の授業内容をふりかえり、レジュメ(ワークシート)を完成させておく。また、全体を通じて学んだことを整理し、LMS上のリアクションレポートを記述し、提出する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 授業への参加度(リアクションレポート、演習やディスカッションへの参加度):50% 最終レポート:50% |
[履修上の注意] 毎回、パソコン・タブレット等を持参すること。インターネットを使って調べ学習ができるように準備して下さい。 |
[教科書] 特に指定しない。 |
[参考書・参考資料] 勝野正章他編(最新年度板):教育小六法、学陽書房 文部科学省ホームページ http://www.mext.go.jp/ 国立教育政策研究所ホームページ http://www.nier.go.jp/ |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] E-mail で受け付けます。メールアドレスは、h-higashi@dokkyomed.ac.jp。木曜日の10:40~16:10と金曜日の午後は対面での対応が可能です。その他の日時は要相談。 |
[備考] ・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行ったり、各々の意見を全体で発表し合ったりする。 ・講義内で実施したレポート等に挙げられた意見や質問については、次講義でフィードバックし、回答・解説を行う。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |