授業科目
(英名)
家族看護支援論
(Family Nursing)
授業科目コード NN310217Jキ
科目責任者 関 由香里
1単位
必修
講義
15時間
3学年編入 5セメスター 専門科目
[授業の概要]
家族全体を一単位として捉え、家族の健康の保持・増進のための看護支援について学修する。
家族の定義、家族の発達、家族が直面する危機および家族アセスメントの意義と方法を理解し、家族全体のQOL向上を目指した予防的・支持的支援について学修する。
[授業の目的]
家族全体を一単位として捉え、家族の健康の保持・増進のための看護支援について理解する。
(看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる)
[到達目標]
1. 看護の対象としての家族の特性について説明する。(DP-2◎)
2. 家族看護実践に役立つ考え方(概念・理論)について説明する。(DP-2◎)
3. 家族の健康を引き出す看護過程の特性について説明する。(DP-2◎)
4. 事例を通して必要な看護支援について説明する。(DP-2◎)
回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 6 3 1 【講義】 ガイダンス 家族看護の対象理解① 
1. 家族とは 
2. 家族の機能と構造
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事前学習:家族看護の特徴を事前課題で調べてまとめる。
30分 関 由香里
2 6 10 1 【講義】 家族看護の対象理解②
1. 家族看護の定義と目的
2. 家族のセルフケア機能
3. 家族のウチとソトを知る技法
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事後学習:【課題】講義内容を踏まえて、これまでの自分の経験を踏まえて家族のセルフケア機能を高める看護について考えたことをまとめる。 30分
3 6 16 1 【講義・演習】 家族看護の対象理解③
➀ジェノグラム・エコマップ
②家族の発達段階・家族の構造のアセスメント
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事後課題:授業内容を復習し、学び・疑問点を明確にする。 30分
4 6 23 1 【講義・演習】 家族看護を支える理論と介入方法①
1.発達する家族
①家族周期論的アプローチ
②個々の発達段階における特徴
③発達する家族の理解
④移行
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事前学習:家族看護を支える理論には何があるかを調べ、まとめる。
事後課題:小テスト①
60分
5 6 30 1 【講義】 家族看護の実際
医療的ケア児を在宅に迎えた家族への看護
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事後学習:
【課題】講演を聴講して学んだことをレポートにまとめる。
30分 ゲストスピーカー
吉田 和樹
(医療創生大学看護学部 教授)
関 由香里
6
7 3 3 【講義・演習】 家族看護を支える理論と介入方法②
家族システム論的アプローチ
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事前学習:家族システム理論について、調べてまとめる。
事後課題:小テスト②
60分 関 由香里
7
7 7 1 【講義】 家族看護の実際
精神疾患を抱える対象者と家族への看護
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事後学習:講演を聴講して学んだことをまとめる。 30分 木村 由美
関 由香里
8 7 17 3 【講義・演習】 まとめ 家族の健康を引き出す看護過程
1.家族看護過程の実際
2.家族看護における看護師の役割について考える
*最新の知見を踏まえて学ぶ。
事後学習:【課題】事例をもとに家族看護過程を展開し、提出する。 30分 関 由香里

回数 曜日 時限 授業計画/授業外学習 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間


[成績評価と基準]
・課題・レポート60%、小テスト20%、授業参加度(ディスカッション・リフレクション)20%とする。
・課題の具体的内容、提出方法・期限は、LMSまたは講義内で提示する。
[履修上の注意]
・講義前・講義後にLMSを確認すること。
・「社会学」の知識が重要となる。復習をしたうえで講義に臨むこと。
[教科書]
系統看護学講座 別巻 家族看護学 医学書院(電子教科書)
[参考書・参考資料]
NICE 家族看護学 南江堂 
家族看護学 理論と実践 日本看護協会出版会 
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
基本的には毎回の授業終了後に質問に対応する。
オフィスアワー:毎週水曜12時 ~ 13時(研究室36)
メールによる質問は、関 由香里(E-mail:seki1127@dokkyomed.ac.jp) まで。
[備考]
・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。
・演習時は、与えられた課題に基づいて小グループでディスカッションを行い、各々の意見を発表し合う。
・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。
・LMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。
・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。