授業科目 (英名) |
疫学・保健統計 (Epidemiology and Biostatistics) |
授業科目コード | NN206204Jキ |
---|---|---|---|
科目責任者 | 西連地 利己 |
1単位 |
必修 |
講義・演習 |
30時間 |
2学年 4セメスター 専門基礎科目 |
[授業の概要] 疫学の概念と疾病頻度の指標、集団における疾病予防の概念とスクリーニング、および感染症やその他の疾患の疫学について学修する。また、地域集団を対象とする看護展開の基礎情報となる人口動態統計や疫学統計、保健統計などの読み取り方を学修する。 |
[授業の目的] 疫学の概念、方法、実践について学び、人口動態統計や疫学統計、保健統計などの読み取り方について理解する。 (看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる) |
[到達目標] 1. 人口統計(人口静態、人口動態)、疾病構造、保健・医療・福祉に関する基本的統計や指標について説明する。 2. 健康障害と相対リスクについて説明する。 3. 疫学的因果関係の推定について説明する。 4. 情報リテラシーについて説明する。 5. 統計資料をデータベースや文献・図書から検索し活用する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 10 | 8 | 火 | 3 |
【講義】 疫学の紹介 疫学の概念と歴史を学修する |
事前学習:教科書および参考図書等の該当部分を読み、疑問点を洗い出しておくこと。 事後学習:教科書および参考図書等を読み返し、疑問点が解消されたことを確認すること。 |
30分 | 西連地 利己 | |
2 | 10 | 22 | 火 | 3 |
【講義・演習】 疾病頻度の指標 有病率、罹患率、致命率、死亡率等の計算方法を学修する |
30分 | |||
3 | 10 | 23 | 水 | 2 |
【講義・演習】 曝露と疾病発生・曝露効果の指標 相対危険、寄与危険、寄与危険割合、オッズ比等の計算方法を学修する |
30分 | |||
4 | 11 | 5 | 火 | 3 |
【講義】 関連の指標・統計解析 項目間の関連を検討する方法を学修する |
30分 | |||
5 | 11 | 11 | 月 | 4 |
【講義】 誤差と偏り(バイアス) 様々な偏り(バイアス)を学修する |
30分 | |||
6 | 11 | 12 | 火 | 3 |
【講義】 交絡とその制御方法 交絡の制御方法について学修する |
30分 | |||
7 | 11 | 19 | 火 | 3 |
【講義】 疫学における因果関係の立証 疫学の目的である因果関係の成立の要件を学修する |
30分 | |||
8 | 11 | 26 | 火 | 3 |
【講義・演習】 疾病予防とスクリーニング スクリーニング検査の意味や条件および感度、特異度、陽性反応的中度、陰性反応的中度等の計算方法を学修する。また、ROC 曲線ついて学修する |
30分 | |||
9 | 12 | 3 | 火 | 3 |
【講義】 社会疫学、政策疫学、臨床疫学 社会、政策、臨床の場面における疫学を学修する |
30分 | |||
10 | 12 | 10 | 火 | 3 |
【講義】 疾病登録 がん登録を中心とした疾病登録について学修する |
30分 | |||
11 | 12 | 17 | 火 | 3 |
【講義・演習】 主な疾患の疫学 がん、心疾患等の疫学を学修する |
30分 | |||
12 | 12 | 24 | 火 | 3 |
【講義】 人口静態統計・人口動態統計 人口静態と人口動態について最新の結果を学修する |
30分 | |||
13 | 1 | 7 | 火 | 3 |
【講義】 保健統計調査① 患者調査、国民生活基礎調査、国民健康・栄養調査の最新の結果を学修する |
30分 | |||
14 | 1 | 14 | 火 | 3 |
【講義】 保健統計調査② 学校保健統計調査、感染症発生動向調査、食中毒統計調査の最新の結果を学修する |
30分 | |||
15 | 1 | 21 | 火 | 3 |
【講義】 保健統計調査③ 労働安全衛生調査、水質調査等の最新の結果を学修する |
30分 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 定期試験の成績90%、および授業参加度(小テスト)10%とする。授業中に小テストを実施するかどうかは、当該講義の担当教員が授業内に判断する。小テストを提出課題とする場合の提出締め切りは、当該講義の担当教員が授業内にアナウンスする。 |
[履修上の注意] 授業中は問題を積極的に解き、分からないことがあれば積極的に質問する。受身ではなくアクティブラーニングを目指す。なお、期末試験については、授業で取り扱わなかったことであっても、教科書、参考書、保健師国家試験の過去の問題および厚生労働省のホームページに掲載されていることは出題範囲となるので留意すること。 |
[教科書] 標準保健師講座別巻2 疫学・保健統計学(医学書院)(電子教科書) |
[参考書・参考資料] 1.はじめて学ぶやさしい疫学 ~疫学への招待~(南江堂) 2.保健学講座4 疫学/保健統計(メヂカルフレンド社) 3.国民衛生の動向(厚生労働統計協会) 4.公衆衛生がみえる(メディックメディア) |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] オフィスアワー: 水曜日12 時~ 13 時 ※事前にアポイントを取ること。 E-mail:tossair@dokkyomed.ac.jp(西連地利己) |
[備考] ・講義資料は事前にLMSに掲載し、学生の学修状況を確認する。 ・講義内で実施した小テストについて、講義などで解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |