授業科目 (英名) |
病態治療学Ⅱ (Clinical Medicine Ⅱ) |
授業科目コード | NN208221Jキ |
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科目責任者 | 宮本 雅之 |
2単位 |
必修 |
講義 |
30時間 |
2学年 3セメスター 専門基礎科目 |
[授業の概要] 健康障害を身体器官の系統に沿って学び、それぞれの代表的な外科領域の疾患について、診断のための検査や診断基準、症状と予後、主な治療について学修する。 |
[授業の目的] 代表的な外科領域の疾患における病態と治療について理解する。 (看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる) |
[到達目標] 代表的な外科領域の疾患について、病態生理、症状、診断過程、治療法、予後を説明する。 1.各疾患の病態と症状を説明する。 2.各疾患の診断基準と検査を説明する。 3.各疾患の基本的な治療と予後を説明する。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 4 | 8 | 月 | 3 |
【講義】 女性生殖器 乳腺疾患(乳がん) |
【講義】 ガイダンス 循環器疾患 虚血性心疾患(冠動脈バイパス術含) *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:冠血管の解剖、動脈硬化の危険因子についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
宮本 雅之 小西 泰介 心臓・血管外科学 |
2 | 4 | 11 | 木 | 5 |
【講義】 循環器 弁疾患と弁置換術、解離性大動脈瘤 |
【講義】 循環器疾患 心臓弁膜症(弁置換術含)、大動脈瘤・大動脈解離 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①心臓および心弁膜の構造、②大動脈瘤の成因、③大動脈解離の分類についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
小西 泰介 心臓・血管外科学 |
3 | 4 | 12 | 金 | 5 |
【講義】 循環器 虚血性心疾患と冠動脈バイパス術 |
【講義】 呼吸器疾患 肺がん、気胸(胸腔ドレナージ含) *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①呼吸器系の解剖、②肺がんの病理組織型、③気胸と胸水についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
井上 尚 呼吸器外科学 |
4 | 4 | 15 | 月 | 5 |
【講義】 ガイダンス 呼吸器 肺がん、気胸(胸腔ドレナージ含) |
【講義】 脳神経疾患 頭蓋内圧亢進、脳血管障害(脳出血・くも膜下出血)、脳腫瘍、頭部外傷、水頭症 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:頭蓋内圧亢進状態についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
角 拓真 脳神経外科学 |
5 | 4 | 22 | 月 | 5 |
【講義】 腎・泌尿器 腎・尿管結石、前立腺肥大症・がん、腎・膀胱腫瘍 |
【講義】 腎・泌尿器疾患、男性生殖器疾患 がん(腎、膀胱)、尿路結石、尿路感染症(腎盂腎炎・膀胱炎)、排尿障害(過活動膀胱、尿閉・尿失禁)、男性生殖器疾患(前立腺疾患、精巣腫瘍)、前立腺がん治療のロボット支援手術を含め最新の知見を紹介する *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:男性泌尿器生殖器の解剖についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
別納 弘法 泌尿器科学 |
6 | 4 | 26 | 金 | 5 |
【講義】 消化器 食道がん、胃がん、胃ろう増設、便秘・イレウス |
【講義】 消化器疾患 肝胆道系がん、膵臓がん、胆石症 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:肝胆膵系の解剖についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
白木 孝之 肝・胆・膵外科学 |
7 | 5 | 9 | 木 | 5 |
【講義】 脳・神経 脳外科手術総論、脳外科疾患(頭部外傷、くも膜下出血、慢性 硬膜下血腫、水頭症、脳腫瘍) |
【講義】 消化器疾患 食道がん、胃がん(胃ろう造設を含む)、イレウス/腸閉塞 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①消化管の解剖・組織(食道・胃)、②癌の進行度分類(TNM分類)、③転移経路、④イレウス/腸閉塞についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
森田 信司 上部消化管外科学 |
8 | 5 | 10 | 金 | 5 |
【講義】 消化器 肝胆道系がん、膵臓がん、胆石症 |
【講義】 運動器疾患 骨粗しょう症、大腿骨頸部骨折(人工関節置換術含) *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:カルシウム骨代謝についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
富沢 一生 整形外科学 |
9 | 5 | 17 | 金 | 4 |
【講義】 運動器 脊椎脊髄損傷、脊椎管狭窄症 骨折(四肢、大腿骨頸部、脊椎など)、骨粗しょう症 |
【講義】 皮膚疾患 総論、湿疹・皮膚炎群(アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎)、蕁麻疹、薬疹、感染症、皮膚腫瘍 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①皮膚の構造、②皮膚症状、③感染症と皮膚症状、④膠原病と皮膚症状についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
井川 健 皮膚科学 |
10 | 5 | 23 | 木 | 5 |
【講義】 運動器 運動器疾患のリハビリテーション(人工関節置換術後も含む) |
【講義】 女性生殖器疾患 乳腺疾患(乳がん、乳腺症、乳腺炎) *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①乳腺の構造、②センチネルリンパ節についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
阿部 暁人 乳腺科 |
11 | 5 | 30 | 木 | 5 |
【講義】 消化器 大腸がん(ストマ造設含)、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎) |
【講義】 消化器疾患 大腸がん(ストマ造設含)、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎) |
事前学習:①消化管の解剖・組織(大腸)、②炎症性腸疾患:クローン病、潰瘍性大腸炎の比較についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
中村 隆俊 下部消化管治療センター |
12 | 6 | 6 | 木 | 5 |
【講義】 歯・口腔 歯科・口腔外科疾患、口腔ケア |
【講義】 歯・口腔疾患 総論、齲蝕、歯周病、口腔がん、口腔ケア *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①口腔顎顔面を構成する骨、②歯の構造、乳歯と永久歯、③舌、④唾液腺についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 | 藤澤 隆一 |
13 | 6 | 12 | 水 | 5 |
【講義】 耳鼻咽喉 耳鼻咽喉疾患:難聴、中耳炎(鼓室形成術を含む)、鼻出血、咽喉頭がん(気管切開を含む) 総評 |
【講義】 耳鼻咽喉疾患 総論、難聴、メニエール病、中耳炎(鼓室形成術含)、鼻出血、アレルギー性鼻炎、舌がん・咽喉頭がん(気管切開含) *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①耳(外耳・中耳・内耳)の構造、②聴力検査と難聴についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
深美 悟 耳鼻咽喉・頭頸部外科学 |
14 | 6 | 13 | 木 | 5 |
【講義】 皮膚 皮膚科総論、アトピー性皮膚炎・蕁麻疹、感染性疾患(単純ヘルペス・帯状疱疹、蜂巣織炎、白癬)、悪性黒色腫 |
【講義】 運動器疾患 脊椎脊髄損傷、脊椎管狭窄症、側彎症 *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する |
事前学習:①脊髄損傷の高位と自立、②側彎症の分類についてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
土井 一雄 整形外科学 |
15 | 6 | 27 | 木 | 5 |
【講義】 眼 眼疾患(白内障・緑内障・網膜剥離、糖尿病網膜症) |
【講義】 眼疾患 総論、白内障、緑内障、網膜剥離、糖尿病網膜症、ロービジョンケア、視覚障がい者スポーツを含め最新の知見を紹介する *授業の前半60分は講義、後半30分は講義の内容のリフレクション課題を行い当日中に提出する 総評 |
事前学習:①眼の構造、②房水循環、③視覚、④糖尿病眼合併症、⑤ロービジョンケアについてまとめる。 事後学習:講義での配付資料を復習すること。 |
30分 |
宮本 雅之 鈴木 重成 眼科学 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業計画/授業外学習 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
[成績評価と基準] 授業参加度(20%)、リフレクション課題(20%)、定期試験(60%)を総合評価して、合否を判定する。 |
[履修上の注意] 担当教員の都合により講義の日時が変更になることがあるので、掲示板やMoodleの連絡に注意すること。 事前学習の課題は、講義を理解する上で重要な基礎知識となるので、各自ノートにまとめること。講義資料をMoodleに事前に配信するので講義前に予習すること。 事後学習は、講義の配付資料を中心にリフレクション課題を行い復習すること。 病態治療学を学ぶ上で、解剖と生理を理解することは重要である。下記の参考書(人体の構造と機能第5版、看護師国家試験 解剖生理学クリアブック第2版)をもとに、1年次に学んだことを復習すること。 |
[教科書] 講義配付資料を基本とするが、教科書を必ず購入すること。 系統看護学講座全69巻 看護師国家試験出題基準 クイックリファレンス 医学書院(電子教科書で参照可能、各講義の事前事後学習で活用すること) 系統看護学講座 専門Ⅱ 医学書院(電子教科書) 成人看護学 2.呼吸器 3.循環器 7.脳・神経 8.腎・泌尿器 9.女性生殖器 10.運動器 12.皮膚 13.眼 14.耳鼻咽喉 15.歯・口腔 看護学生のための神経内科学 中外医学社 2016 |
[参考書・参考資料] 随時提示する。 人体の構造と機能第6版 医歯薬出版株式会社 2023 看護のための臨床病態学改訂3版 南山堂 2017 はじめの一歩の病態・疾患学 病態生理から治療までわかる 2018 羊土社 ナースの外科学改訂6版 中外医学社 2012 看護師国家試験 解剖生理学クリアブック第2版 日本生理学会教育委員会編 医学書院 2015 |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 講義終了後に科目責任者(宮本)が直接またはE-mail(下記)で随時受け付ける。 E-mail:miyamasa@dokkyomed.ac.jp |
[備考] ・講義資料は事前にMoodleに掲載し、学生の学修状況を確認する。 ・講義内でMoodle等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・講義内で実施した小テストやMoodleに挙げられた質問について、講義・Moodleなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |