分野 基礎分野 区分 科学的思考の基盤 科目コード
授業科目 ★プロジェクト学習 科目責任者 臼井 えみ(看護師)
1単位
講義・GW・演習
30時間
15回
1学年 前期
[授業の概要]
主体的な学びを行うために必要な力(課題探索、課題を解決するための情報収集・計画立案し、遂行する・遂行したことを振り返る)、そして学んだことを相手に伝える力(文章表現、プレゼンテーションの方法)を身につけられるよう一つのテーマをもとに学修する
[授業の目的]
「自分の健康を守る方法を提案します!」という学習テーマを通し、学生自ら課題解決方法を学ぶ
[到達目標]
1.主体的に学ぶことの意義について説明できる
2.継続して学ぶことの大切さを説明できる
3.課題解決する方法を身につけることができる
4.文章を論理的に表現することができる
5.自分の考えを正確に相手に伝えることができ、また他者の考えを知ることにより知見を得ることができる
[DPとの関連]
DP4 看護の発展や質の向上に貢献できるよう主体的学修能力を身につけることができる
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 22 1 【講義・演習】 1.プロジェクト学習オリエンテーション
 1)プロジェクト学習のねらい
 2)フェーズの流れ、用語の意味を知る
 3)プロジェクト学習を通して身につく
力がわかる
2.プロジェクト学習のテーマとゴールに
ついて
3.「自分の健康を守る方法を提案しま
す!」を意識し、ポートフォリオの作成
 1)「健康」について今感じていること
を明らかにする
 2)「健康」についての知識、正しい情報
を得る
 3)「健康」について家族の情報を獲得
する
 4)自分の健康課題に気づく
4.リフレクション
事前学習として、「健康」について調べ、まとめておく
自分の今までの生活を振り返り、まとめておく
30分 臼井えみ
(看護師)
染谷真弓
(看護師)
白井薫
(看護師)
福田歩
(看護師)
2 5 13 1 【講義・演習】 1.「自分の健康を守る方法を提案します!」を意識し、「課題」を明らかにする
 1)ポートフォリオの中に「健康」につ
いて集めた情報を俯瞰し、気づいた箇
所や共通する要因に付箋を貼る
 2)付箋を貼った「要因」から、「課題」
=「テーマ」を明らかにする
2.リフレクション
事後学習として、授業を振り返り、不足している「健康」について追加学習する
自分の生活について不足している情報を追加しておく
3 5 29 4 【講義・GW】 1.同じテーマの学生が集まり、ブレーン
ストーミングを行い、その中で一つ
「健康」についてのテーマを決める
 1)同じテーマに関心を持った学生4人
がグループを作成
 2)各自が「健康」について何か気づき、
興味・関心をもってテーマを決めたの
かブレーンストーミングで明らかに
する
 ①自分の現状(健康について)書き出す
 ②自分の健康な生活への看護を書き出
  す
 ③その中からグループとしての対象を
決め、「課題」=「テーマ」を決める
2.リフレクション
事後、話し合った内容をまとめたものを記録用紙に書いてLMSで提出する。
4 6 6 2 【講義・GW】 1.グループのビジョン・ゴールを決める
 1)現状から、「課題」を踏まえどうありたいか「願い」=「ビジョン」から、その願いをかなえる具体的な目標=
「ゴール」を考える
 2)目標=「ゴール」を達成するために何を行っていくのか明らかにする
2.リフレクション
事前に各自でグループの「ビジョン・ゴール」を考えてくる。
事後、話し合った内容を記録用紙に書いてLMSで提出する
5 6 21 3 【講義・GW】 1.ゴールを達成するための戦略を練る
 1)使える時間を考え、具体的に何かを行っていくか考える
 2)行っていく具体的な内容(戦略)を実行すべき順番、優先すべきこと(プライオリティ)を決める
 3)考えた内容を目標達成シートに記述する
2.リフレクション
事前に各自で「ビジョン」を達成するために行うことを考えておく。
事後話し合った内容を記録用紙に書いてLMSで提出する
6 7 19 1 【講義・GW】 1.対象者の情報(事実)の読み取り、解釈、分析をし、課題を発見する
 1)課題から「ありたい状態」について、根拠を手に入れる
 2)自分たちの考えを提案するためには、どんな情報(主に一般情報)がいるのかどんな情報を集め、自ら獲得し
ていく
 3)手に入れたデータや情報(個人情報と一般情報)を俯瞰、比較し、分類する・情報と情報を関連付けてみるなど
いろいろな視点で考えられる
 4)解決策の根拠を手に入れる
 5)提案すべき具体策を考え出す
2.リフレクション
事前学習としてしてとして、「ありたい状態」になるためにどのようなことを行っていくか資料を集める
7 7 19 2
8 7 22 1 【講義・GW】 1.プレゼンテーションのための制作物を作成する
 1)模造紙(A3用紙)2枚に構成を考える
 2)それぞれパラグラフ(一つの考えのまとまり)に分け、図やグラフ、端的な文章を組み合わせ、視覚的、効果的に表現する
 3)模造紙の内容をもとに、時間内にわかりやすく説明できるよう発表原稿を考える
2.リフレクション
事後学習として、プレゼンテーションの準備を行う
9 7 25 A3 【講義・GW】 「自分の健康を守る方法を提案します!」提案書をプレゼンテーションする
1.グループごとに発表し、リターンカードの記入
2.他のグループ発表を聞き、気になるところ、参考になるところ
3.リフレクション
グループで、発表の準備を行う。
10 7 25 A4
9 7 26 B1 【講義・演習】 1.凝縮ポートフォリオ(提案書)を作成する
 1)プレゼンテーション時アドバイスを
受けたことをもとに、自分の課題の提案書(凝縮ポートフォリオ)を作成する
 2)元ポートフォリオをもとに、必要な情報を用い、「A:自分の目標」「B:現状と課題」「C:解決策」「D:具体的な提案」とパラグラフに振り分ける
 3)A3サイズの用紙上にパラグラフを
「思考の流れ」に沿ってわかりやすく
作成する
2.リフレクション
グループで発表した内容から、自分の健康に立ち戻り、考えられるよう準備をする。
10 7 26 B2
11 7 31 1
12 7 31 2
13 9 4 3 【講義・演習】 1.互いの凝縮ポートフォリオを評価することで、より的確な表現方法を身につける
 1)凝縮ポートフォリオの内容につい
て、評価視点から自分の考えをリター
ンカードに書き、気になった箇所に貼

 2)凝縮ポートフォリオの評価を俯瞰
し、よりわかりやすい表現に修正して
いく
2.リフレクション
事後学習として、アドバイスを受け、ポートフォリオを修正・追加する。
14 9 4 4
15 9 9 1 【講義・演習】 1.成長確認
目標達成シートに今まで行ってきたことを振り返る
成長報告書1、2、3を書く
 1)成長とは何か
 2)自分が身につけた力は何か書き出す
 3)自分がもっと成長したい力をあげる
 4)このプロジェクト学習で身につけた
力がどのような場面で活かすことが
できるか
事前学習として、成長報告書を考えられるよう、今まで学習してきたことを振り返る。
提出物、提出期限はLMSに掲示する


[成績評価と基準]
授業参加状況と成果物の提出(ルーブリック評価)で100%
[履修上の注意]
講義の前にシラバス、LMSを確認し臨んでほしい
主体的に学んでほしい
時間が限られているため、自分の中で計画・実施していってほしい
[教科書]
LMSに適宜資料を提示
[参考書・参考資料]
問題解決力と論理的思考力が身につく プロジェクト学習の基本と手本
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
授業中、授業後に対応する。
[備考]