分野 基礎分野 区分 人間と生活・社会の理解 科目コード
授業科目 こころの健康と発達 科目責任者 丸山 純一
1単位
講義
15時間
8回
1学年 前期
[授業の概要]
看護の対象である人間を統合的に捉える視点を学ぶ。また、自分自身を理解する動機付けとなる人間の心は、身体や行動と密接な関連があり、心が不健康であることからさまざまな症状が表れることがある。他人が観察することも、本人が自覚することも難しいという特徴がある。看護の学習をするうえで、多くの場面で応用が考えられる学問である心理学の基礎を理解する。 なかでも人間の感覚、知覚、記憶、思考、学習などの認知の働きを知り、主観的である心の動きや性質を学び、人間の心理状態や認知、行動の認知プロセスについて理解を深める。
[授業の目的]
看護の対象である人間を統合的に捉える視点を学び、看護師―患者関係の構築に活かせることを目的とする。さらに、対象のこころの健康を支援すると共に、看護師自身の感情にも気づき表現しながら、いきいきと自分らしく生きながら、対象の心身両面からの看護支援を実施できる素地を身につける事を目的とする
[到達目標]
1.心とからだのつながり、ストレス、心身の発達などを理解する。
2.感覚、知覚、記憶、思考、学習などの基本テーマを理解する。
3.看護の場面で起こる人間関係の問題に対処できるようにする。
[DPとの関連]
DP1 専門職業人としての倫理観に基づく看護を実践できる
[時限と時間]
1時限(9:00~10:30) 2時限(10:40~12:10) 3時限(13:00~14:30) 4時限(14:40~16:10) 5時限(16:20~17:50)
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 5 16 1 【講義】 1.心理学の「こころ」とは
2.感覚と知覚 1)感覚の種類 2)感覚の生理と心理(視覚と聴覚)
テキスト・配布資料の該当するところを熟読しておく。 30分 丸山純一
2 5 23 1 【講義】 3.知覚の性質 1)パターン認識
4.記憶 1)記憶のメカニズム 2)感覚・短期記憶と作業記憶 3)長期記憶と忘却
3 5 30 1 【講義】 5.思考・言語・知能 1)思考 2)言語とコミュニケーション 3)知能
4 6 6 1 【講義】 6.学習 1)学習とは 2)社会的学習と効果的な学習方法
5 6 13 1 【講義】 7.感情と動機づけ 1)感情の諸相 2)感情のメカニズム
8.動機づけ 1)動機づけの諸側面 2)葛藤と欲求不満 3)動機づけの理論
6 6 20 1 【講義】 9.性格とパーソナリティ 1)性格とは 2)類型論と特性論 3)性格の測定
10.発達 1)発達とは
7 6 27 1 【講義】 11.医療・看護心理 1)医療職と対人援助 2)患者の心理 3)医療・看護職の心理 4)医療・看護職の心のケア
8 7 4 1 【講義】 試験・まとめ


[成績評価と基準]
授業参加状況および筆記試験
[履修上の注意]
シラバスを参考に、毎回講義の内容に対応するテキストの箇所を予習しておくこと。
[教科書]
①系統看護学講座 基礎 心理学 医学書院
[参考書・参考資料]
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
講義日に対応する。E-mail: j-maruyama@dokkyomed.ac.jp
[備考]