分野 専門基礎分野 区分 人体の構造と機能 科目コード
授業科目 ★看護形態機能学 科目責任者 野口 幸子(看護師)
1単位
講義・演習
30時間
15回
1学年 前期
[授業の概要]
形態機能学は習得した人体の構造と機能の知識を生活者としての人間にあてはめ、どのようなからだの構造と機能を使って日常生活を営んでいるのかを学び、看護が必要となった際に、対象の「身体」をどのようにとらえていくべきかを学ぶ。
[授業の目的]
人間の生活行動の視点から、それを成り立たせているからだのしくみやはたらきを学び、看護を行う思考の基盤とする
[到達目標]
1.体の部位の名称や臓器の名称・構造を学ぶ(働きも含む)
2.息を吸う・動く・食べる・トイレに行く・眠る・お風呂に入るなどの行動を体のしくみから結びつけることができる
3.生きていることを支える日常生活行動から看護の視点で考えることができる
4.からだのしくみやはたらきから看護に結び付く視点で考えることができる
[DPとの関連]
DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 26 2 【講義】 形態機能学の意味や看護との関連について
1)体の仕組みと看護
2)看護に生かす生活行動
【事前学習】テキストのまえがきを読んでくる
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する
30分 野口幸子
(看護師)
2 5 1 4 【講義】 活動と休息①
1)動く・活動するということ
2)日常生活の基本的な動き(歩く・つまむ・表情)
【事前学習】関連する人体の構造と機能の教科書を通読してくる。(本授業が人体の構造・機能より先行している場合があるが、それでも良いので関連する箇所を読んでくる)
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する
島田厚子
(看護師)
3 6 14 2 【講義】 活動と休息②
3)サーカディアンリズムとは
4)基本的な休息と安楽
5)眠り(ノンレム睡眠とレム睡眠)
4 6 21 4 【講義】 息を吸う
1)呼吸筋
2)内部環境と恒常性維持
3)話す
4)ガス交換(外呼吸・内呼吸)
5 7 4 4 【講義】 からだの循環について①
体温の恒常性
6 7 5 4 【講義】 からだの循環について②
心臓収縮のしくみ、血圧・脈
7 7 17 1 【講義】 神経性調節と液性調節(ホルモン)
1)神経性調節(自律神経系と液性調節)
2)神経伝達物質(アセチルコリンとノルアドレナリン)
(授業中の出る課題を資料にまとめる)

(授業中の資料の課題をLMSに提出する)
【事前学習】関連する人体の構造と機能の学習から分からないことがあれば記載する
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する
野口幸子
(看護師)
8 7 26 3 【講義】 内部環境と水素イオンの恒常性
呼吸性・代謝性アシドーシスとアロカドーシス
【事前学習】関連する人体の構造と機能の学習から分からないことがあれば記載する
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する
9 7 31 3 【講義】 からだの細胞と水分の出入りについて
1)細胞内液・外液・間質液・血漿
2)水分出納
【事前学習】関連する人体の構造と機能の学習から分からないことがあれば記載する
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する
10 9 4 2 【講義】 人にとって「食べる」とは
食べることを支える人体の構造と機能
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する 小野崎哲子
(看護師)
11 9 6 1
【講義】 生体の防御機構メカニズム
1)生体の防御機能しくみ
特異的防御機構と非特異的防御機構
2)免疫のしくみ
抗原・抗体・ワクチン・アレルギーについて
【事前学習】関連する人体の構造と機能の学習から分からないことがあれば記載する
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する
野口幸子
(看護師)
12 9 12 2 【講義】 排便する
1)人にとって「排便」するとは
2)トイレに行く(排便)
関連する人体の構造と機能
事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する 小野崎哲子
(看護師)
13 9 13 1 【講義】 お風呂に入る
1)皮膚と附属物(汗腺・脂腺・皮膚の構造と機能
2)寒暖の調整機能
3)湯につかる効果
4)入浴時の動きについて(関節や筋肉)
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する 長谷川照美
(看護師)
14 9 19 2 【講義】 排尿する
1)人にとって「排尿」するとは
2)トイレに行く(排尿)
関連する人体の構造と機能
【事後学習】授業中に出される課題にアンケートで提出する 小野崎哲子(看護師)
15 9 26 2 【講義】 試験・まとめ 野口幸子
(看護師)


[成績評価と基準]
課題アンケート30% 筆記試験70% 詳細は授業初回日にお知らせします。
[履修上の注意]
講義を受ける前に教科書の該当部分を通読しておくこと。人体の機能と構造の該当部分の講義資料を通読しておくこと。
[教科書]
新体系看護学全書 人体の構造と機能3
形態機能学 メヂカルフレンド社
[参考書・参考資料]
系統看護学講座 専門基礎分野 解剖生理学人体の構造と機能① 
医学書院看護形態機能学 生活行動からみるからだ第4版 日本看護協会出版
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
講義日に対応する。
[備考]