分野 専門分野 区分 看護の基盤となる科目 科目コード
授業科目 ★基礎看護技術Ⅴ(治療・処置に伴う援助技術➀) 科目責任者 長谷川 照美(看護師)
1単位
講義・GW・演習
30時間
15回
2学年 後期
[授業の概要]
感染の成立条件および院内感染を防止するための知識・技術について学習する。さらに、治療・処置に伴う援助技術を根拠に基づき演習を通して習得する。
[授業の目的]
治療・処置に伴う援助技術を理解し、安全で安楽な技術を習得する。
[到達目標]
1.感染を防止するための方法を説明できる。
2.標準予防策(スタンダードプリコーション)の基本知識と技術を習得する。
3.呼吸の生理的メカニズムを理解し、呼吸管理に必要な看護技術を体験する。(体位ドレナージ・吸引)
4.治療・処置における看護師の役割について説明できる。
5.循環を整える技術(体温管理・末梢循環促進ケア)について説明できる。
[DPとの関連]
DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 10 1 3 【講義】 1.感染防止の基礎知識
2.標準予防策(スタンダードプリコーション)
3.感染経路予防策
事前学習
テキスト・配布資料の該当するところを熟読しておく。
指定期日までに、以下の演習レポートを作成する。
「無菌操作」
「感染性廃棄物の取り扱い」
30分 長谷川照美
(看護師)
2 10 8 3 【講義】 1.洗浄・消毒・滅菌
2.無菌操作
3.感染性廃棄物の取り扱い
4.針刺し防止策
3 10 11 2
4 10 16 3 【講義・GW】 感染性廃棄物の取り扱い
無菌操作
作成した演習レポートを見直し、動画などを視聴して一連の流れをイメージする。 長谷川照美
(看護師)
島田厚子
(看護師)
5 10 23 B/3 【演習】 無菌操作 事前学習
GWや演習レポートの内容を見直し、自己学習して参加する。
事後学習
演習の手引きにある事後課題を行い、提出期日までに提出する。
長谷川照美
(看護師)
その他専任教員
(看護師)
A/4
6 10 30 3 【講義】 医療施設における感染予防 事前学習
テキスト・配布資料の該当するところを熟読しておく。
指定期日までに、以下の演習レポートを作成する。
「酸素療法(酸素ボンベの取り扱い方)」
「体位ドレナージ」
「吸引」
長谷川照美
(看護師)
7 11 1 2 【講義】 3.酸素療法、体位ドレナージ、吸引
8 11 8 1 【GW】 体位ドレナージ
吸引
酸素ボンベの取り扱い方
作成した演習レポートを見直し、動画などを視聴して一連の流れをイメージする。 長谷川照美
(看護師)
島田厚子
(看護師)
9 11 20 A/3 【演習】 吸引
酸素ボンベの取り扱い
事前学習
GWや演習レポートの内容を見直し、自己学習して参加する。
事後学習
演習の手引きにある事後課題を行い指示通り提出する。
長谷川照美
(看護師)
その他専任教員
(看護師)
B/4
10 11 29 B/1 【演習】 体位ドレナージ
A/2
11 1 20 3 【講義】 呼吸管理について必要な援助についてまとめ 事前学習
テキスト・配布資料の該当するところを熟読しておく。
長谷川照美
(看護師)
12 1 21 4 【講義】 体温管理の技術(罨法)冷・温
13 2 4 1 【講義】 末梢循環促進ケアDVT
14 2 14 2 【講義】 検査・処置の介助(レントゲン検査、内視鏡・超音波・穿刺など)
15 2 20 1 【講義】 試験・まとめ これまでの講義・演習内容、配布資料、教科書をよく復習して試験に臨む。


[成績評価と基準]
終講時、筆記試験80%、授業への参加状況(グループワーク、課題、目標、リフレクションなど)20%で総合的に評価する
[履修上の注意]
1.毎時間、個人の目標とリフレクションをLMSで提出する。(技術演習時は、指定用紙に記入する。)
2.習得する看護技術に必要な物品、手順、根拠、留意点を踏まえながら、ナーシングスキル、ナーシングチャンネルなど動画コンテンツを視聴する。
3.技術演習ごとに、具体的な事前学習や技術練習を提示される。指示がある場合は、レポートまたは指定されたワークシートを作成する。
※ レポート作成時の注意点
     ➀手書きの場合
      A4ルーズリーフに記載して指定のファイルに綴じて提出する。
     ②パソコンで作成する場合
      書式:A4用紙縦で、上下左右2㎝の余白を取り、MS明朝、10.5P
      左側に穴をあけて指定ファイルに綴じて提出する。
4.演習時は、与えられた課題に基づいて、小グループでディスカッションを行う。
5.演習が終了するごとに、目標やリフレクションを含めた課題・個人レポートを提出する。提出期限は厳守する。
 (提出した課題は、期限、内容などすべてが成績に反映する)
6.技術演習前に必ず練習を行ってから、演習に参加する。(基礎看護技術到達度記録に練習日を記入する)
  
[教科書]
➀茂野香おる他:系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学➁ 基礎看護技術Ⅰ 医学書院
➁任和子他:系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学➂ 基礎看護技術Ⅱ 医学書院
➂任和子・井川順子・秋山智也編集:根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術 医学書院
[参考書・参考資料]
➀医療情報科学研究所編集:看護が見える基礎看護技術➀ メディックメディア
➁医療情報科学研究所編集:看護が見える臨床看護技術➁ メディックメディア
➂坂本すが・井出尾千代美監修:完全版ビジュアル臨床看護技術ガイド 照林社
➃吉田みつ子・本庄恵子監修:写真でわかる基礎看護技術アドバンス インターメディカ
⑤本庄恵子・吉田みつ子監修:写真でわかる臨床看護技術➀アドバンス インターメディカ
⑥本庄恵子・吉田みつ子監修:写真でわかる臨床看護技術➁アドバンス インターメディカ
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
担当講師に直接質問してください。メールによる対応はしません。
[備考]
成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。