分野 専門分野 区分 看護実践を支える科目 科目コード
授業科目 ★老年看護の基盤となる考え方(高齢者の看護実践に必要な知識) 科目責任者 阿部 洋子(看護師)
1単位
講義
30時間
15回
2学年 前期
[授業の概要]
高齢者に多い症状や代表的な疾患を、加齢に伴う変化と関連づけて、老年看護に必要な知識を学修する。
[授業の目的]
高齢者に多い症状や代表的な疾患と看護を学修し、臨床判断能力に必要な基礎的な知識について理解する。
[到達目標]
1.高齢者のヘルスアセスメントについて説明できる。
2.高齢者の疾病の特徴を説明できる。
3.高齢者に生じやすい症状の定義、発生要因、機序、看護を説明できる。
4.高齢者に多く発症しやすい疾患の病態、診断、治療、看護を説明できる。
5.高齢者の生活を理解した上で、セルフケアのために必要な老年看護の基礎的な知識について理解できる。
[DPとの関連]
DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 19 2 【講義】 1.入院治療を受ける高齢者の看護
2.退院調整・退院支援
事前学習:教科書「第7章E、P339~345」を、「高齢者の疾患の特徴」を振り返りながら読む。 30分 臼井えみ(看護師)
2 4 26 3 【講義】 3.高齢者の生活機能を整える看護
1)摂食・嚥下機能のアセスメント
事前学習:教科書「第5章B、P146~161」を読む。 臼井えみ(看護師)
3 5 1 2 【講義】 3.高齢者の生活機能を整える看護
2)低栄養・フレイル・脱水
臼井えみ(看護師)
4 5 14 2 【講義】 3.高齢者の生活機能を整える看護
3)高齢者の排泄ケアの基本
(1)排尿障害のアセスメントとケア
事前学習:教科書「第5章C、P161~168」を読む。 臼井えみ(看護師)
5 5 21 2 【講義】 (2)排便障害のアセスメントとケア
事前学習:教科書「第5章C、P161~172」を読む。 臼井えみ(看護師)
6 5 22 2 【講義】 3.高齢者の生活機能を整える看護
4)高齢者と生活リズム
(1)睡眠と覚醒の変化
(2)生活リズムを整える看護
事前学習:教科書「第5章E、P185~197」を読む。 阿部洋子(看護師)
7 5 30 1 【講義】 5)コミュニケーション障害のアセスメント
(1)視覚(白内障)
事前学習:教科書「第5章F、P198~213」を読む。 阿部洋子(看護師)
8 6 5 2 【講義】 5)コミュニケーション障害のアセスメント
(2)聴覚(感音性・伝音性難聴)
事後学習:テーマ「高齢者とのコミュニケーションで配慮すること」について自己の考えをまとめて提出する。 阿部洋子(看護師)
9 6 11 2 【講義】 6)褥瘡をもつ高齢者の看護
事前学習:教科書「第5章A、P142~146」を読む。 久保のり子(看護師)
10 6 18 2 【講義】 6)褥瘡をもつ高齢者の看護 事後学習:褥瘡のある高齢者の看護についてノートに整理する。
11 7 1 2 【講義】 4.健康逸脱からの回復を促す看護
1)認知症とは
2)認知症の症状
3)認知症の病態・診断・治療・予防
事前学習:教科書「第5章C、P296~316」を読む。 根本亜紀
(看護師)
12 7 23 2 【講義】 4)認知機能および生活機能の評価 
(1)認知機能評価
(2)生活機能評価
5)認知症の看護
13 7 31 1 【講義】 6)認知症高齢者と家族へのサポート
14 8 2 1 【講義】 呼吸機能障害がある高齢者の看護(慢性閉塞性肺疾患)

事前学習:教科書「第6章A、P263~269」を読む。
事後学習:テーマ「高齢者に対する感染予防への指導」についての自己の考えをまとめる。
阿部洋子(看護師)
15 9 10 2 【講義】 試験・まとめ 事後学習:学習成果を評価し・課題を考える。 阿部洋子(看護師)


[成績評価と基準]
成績評価は、課題20%、定期試験80%の総合評価とする。
[履修上の注意]
①看護学概論、基礎看護学の知識を活用する。
②日本の高齢者を取り巻く状況を自らニュースや看護雑誌から把握する。
③予習・復習をして講義・GW・演習に臨み、積極的に発言・意見交換をする。
[教科書]
①系統看護学講座 専門分野 老年看護学 医学書院 
②系統看護学講座 専門分野 老年看護 病態 疾患論 医学書院
③根拠と事故防止看護技術 老年看護技術 医学書院
④生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図
[参考書・参考資料]
①高齢者看護セミナー 高齢者の特徴と日常生活看護のポイント メヂカルビュー社
②個別性を重視した認知症患者にケア 医学芸術社
③系統看護学講座 専門基礎3 社会保障・社会福祉 健康支援と社会保障度 医学書院
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
授業終了後、適宜質問に答える。
[備考]