分野 専門分野 区分 看護実践を支える科目 科目コード
授業科目 ★小児看護の基盤となる技術     科目責任者 白井 薫(看護師)
1単位
講義・GW・演習
30時間
15回
2学年 後期
[授業の概要]
健康障害によりさまざまな状況にある子どもと家族に対し、症状や健康レベルに合わせた看護について学修する。
成長発達の特徴をふまえ、安全・安楽に援助するための思考過程や特殊技術について学修する。
[授業の目的]
健康を障害された小児および家族に対し、疾病回復のために必要な看護援助について学修する。
健康レベルと発達段階をふまえて安全・安楽な援助を行うためのアセスメント及び小児の特殊技術について学修する
[到達目標]
1.さまざまな状況にある子どもと家族の看護について考える。
2.健康レベルと発達段階に合わせた援助について考える。
3.子どもの権利をふまえて、安全・安楽な看護技術援助について考える。
[DPとの関連]
DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 10 2 4 【講義・GW】 1.子どもを理解するための技術
1)コミュニュケーション
ナーシングチャンネル:小児看護「①乳児期」「②幼児前期(1~2歳)」「③幼児前期(2~3歳)」「④幼児後期(3~6歳)」「⑤学童前期(小学校1~3年生)」「⑥学童後期(小学校高学年)」のいずれかを視聴してくる。 30 福田歩(看護師)
2 10 9 4 【講義・GW】 1.子どもを理解するための技術
2)安全な環境
ナーシングチャンネル:小児看護「子どもの安全を守る看護」を視聴してくる。
3 10 15 3 【講義】 2.さまざまな状況にある子どもと家族の看護
1)子どもの健康障害に伴う諸問題と看護
(1)検査・処置、活動制限(抑制・固定)
根拠と事故防止からみた 小児看護技術:「コミュニケーション」「固定・抑制」を熟読してくる。 白井薫(看護師)
4 10 22 3 【講義・GW】 1)子どもの健康障害に伴う諸問題と看護
(2)感染予防、隔離、食事制限
根拠と事故防止からみた 小児看護技術:「感染予防」を熟読してくる。
5 11 1 3 【講義】 3.子どものアセスメントに必要な技術
1)フィジカルアセスメントの技術
バイタルサインの測定・身体測定・身体アセスメント
ナーシングチャンネル:小児看護「子どものフィジカルアセスメントⅠ」「子どものバイタルサインズ測定」「子どもの身体計測」を視聴してくる。 福田歩(看護師)
6 11 11 2 【講義】 2)検査・治療・処置の技術
与薬・輸液管理・検体採取・骨髄穿刺・腰椎穿刺
ナーシングチャンネル:小児看護「子どもの穿刺と看護技術」を視聴してくる。
7 11 14 2 【講義】 3)小児看護に必要な特殊技術
罨法・経管栄養・呼吸の緩和(吸引・吸入・酸素療法)
①ナーシングチャンネル:基礎看護「映像で理解する経管栄養の技術」「映像で理解する吸引の技術」を視聴してくる。
②根拠と事故防止からみた 小児看護技術:「経鼻胃管栄養法」「吸引」「吸入」「酸素療法」を読んでくること。
8~10 11 18 BG:1~3
【演習】 4.子どものフィジカルアセスメント演習
事例の子どもを通したフィジカルアセスメント演習
〈事例〉基礎疾患をもつ児
 ・外来:バイタルサイン測定
 ・病棟:1)身体測定
     2)輸液ポンプ・シリンジポンプ
     3)更衣
     4)オムツ交換
事前学習を踏まえ、演習に臨むこと。(事前学習した資料は持参すること)
※事前学習や課題は、事前に指示がある。
中本 妙佳
(看護師)
和賀 遥
(看護師)
白井薫(看護師)
福田歩(看護師)
8~10 11 19 AG:2~4
11 12 18 3 【講義・GW】 5.検査・治療・処置をうける子どもと家族の看護
プレパレーションの講義と演習の説明
事前学習:
①プレパレーションについて調べてくる。
②根拠と事故防止からみた 小児看護技術:「プレパレーション」を熟読してくること。
事後学習
①小児概論・小児臨床総論:動画一覧「採血時のプレパレーション」の動画を視聴してくること。
白井薫(看護師)
12 1 8 4 【講義】 6.小児救急の看護 ①ナーシングチャンネル:救命救急「院内救急蘇生のスキル(ガイドライン2015対応)」を視聴してくる。
②根拠と事故防止からみた 小児看護技術:「救急蘇生法」を熟読してくること。
竹澤 恵美子
(小児救急看護認定看護師)
13,14 1 23 3.4 【演習】 プレパレーションの発表とまとめ 必要な学習をし、発表に臨むこと。 白井薫(看護師)
福田歩(看護師)
15 2 6 3 【試験】試験・まとめ 既修学習の振り返りをして臨む
自己の学習成果を評価し課題を見出す
白井薫(看護師)


[成績評価と基準]
レポート・課題・演習(30%)、筆記試験(70%)の総合評価
[履修上の注意]
1.健康障害によりさまざまな状況にある子どもと家族に対し安全・安楽な看護技術を提供するために、科学的根拠をもって看護技術を習得してほしい
2.課題レポートはLMSに提出する。提出期限を過ぎた場合は提出できないので、評価対象とならない。必ず期限内に提出すること。
[教科書]
1.系統看護学講座 専門分野 小児看護学[1] 小児看護学概論 小児臨床看護総論 医学書院
2.系統看護学講座 専門分野 小児看護学[2] 小児臨床看護各論 医学書院
[参考書・参考資料]
1.根拠と事故防止からみた 小児看護技術: 医学書院
2. 発達段階からみた 小児看護過程+病態関連図: 医学書院
3.小児看護学①小児看護学概論 小児保健: メジカルフレンド社
4.小児看護学②健康障害をもつ小児の看護: メジカルフレンド社
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
質問は授業の最後に対応します。
[備考]
特記なし