分野 | 専門分野 | 区分 | 看護実践を支える科目 | 科目コード | |
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授業科目 | ★母性看護の基盤となる考え方・技術Ⅰ(妊娠期) | 科目責任者 | 佐藤 真奈(助産師) |
1単位 |
講義 |
30時間 |
15回 |
2学年 前期 |
[授業の概要] 母性看護の基盤となる考え方・技術Ⅰでは、マタニティサイクルに焦点をあてて、妊娠期における生理的現象と、母子およびその家族への看護について学ぶ。 近年、晩婚化や出産年齢の上昇、生殖補助医療技術の進歩により、ハイリスク因子を抱える妊産褥婦・新生児も増えており、対象のハイリスクな状況をアセスメントし、母子と家族のこころに寄り添うケアが行えるよう知識と技術を学ぶ。 |
[授業の目的] 1.妊娠期の母子における生理的現象を学び、母子およびその家族に対する看護について理解する。 2.妊娠期の母子におこりやすいハイリスクな状況について学び、母子およびその家族に対する看護について理解する。 |
[到達目標] 1.妊娠の成立機序について説明できる。 2.正常な妊娠経過および正常な経過からの逸脱について説明できる。 3.妊娠経過に応じた妊婦の看護について説明できる。 4.ハイリスク妊婦の看護について説明できる。 |
[DPとの関連] DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 |
【講義】 1.妊娠を理解するための解剖生理 2.月経周期と妊娠の成立 |
事前:女性生殖器の解剖生理、月経周期について理解を深めてくる。 | 30分 |
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2 |
【講義】 1.妊娠の徴候 2.妊娠中のホルモン 3.妊娠に伴う母体の変化 |
事前:妊娠中のホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン・ヒト胎盤ラクトゲン・エストロゲン・プロゲステロン)について学習する。 | |||||||
3 | 【講義】 1.胎児および胎児付属物の形成過程と発育 | 事前:胎児付属物(胎盤・卵膜・羊水・臍帯)について学習する。 | |||||||
4 |
【講義】 1.妊婦健康診査 1)妊婦の健康状態とアセスメント 2)胎児の健康状態とアセスメント |
事後学習:妊娠経過と保健指導・生活相談を学習する。 | |||||||
5 |
【講義】 1.妊婦の日常生活に関する支援① 1)食生活 2)排泄 |
事後学習:妊娠後期の1日の献立を考える。 |
1時間 | ||||||
6 |
【講義】 1.妊婦の日常生活に関する支援② 1)運動と姿勢 2)休息と睡眠 |
事後学習:妊婦体操を行う。 | |||||||
7 |
【講義】 1.ハイリスク妊娠と看護① 妊娠期感染症 |
本日の学習内容を復習する。 | 30分 | ||||||
8 |
【講義】 1.ハイリスク妊娠と看護② 流産・早産 |
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9 |
【講義】 1.ハイリスク妊娠と看護③ 妊娠高血圧症候群 |
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10 |
【講義】 1.ハイリスク妊娠と看護④ 多胎妊娠・双胎妊娠 |
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11 |
【講義】 1.ハイリスク妊娠の病態① 1)妊娠期感染症 2)糖尿病・妊娠糖尿病 3)子宮筋腫合併妊娠 4)甲状腺合併妊娠 5)心疾患合併妊娠 6)精神疾患合併妊娠 7)異所性妊娠 |
(医師) |
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12 |
【講義】 1.ハイリスク妊娠の病態② 1)妊娠悪阻 2)多胎妊娠 3)流産・早産 4)妊娠高血圧症候群 5)血液型不適合 6)前置胎盤 7)常位胎盤早期剥離 |
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13 |
【講義】 1.ハイリスク妊娠と看護⑤ 1)胎児発育不全 |
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14 |
【講義】 2.ハイリスク妊娠と看護⑥ 1)不妊症 |
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15 | 2 | 【講義】 試験・まとめ |
[成績評価と基準] 課題レポート(20%)筆記試験(80%)で評価 |
[履修上の注意] ・自己学習をして臨むこと ・課題提出の期限を厳守すること ・毎回、授業前に授業資料の確認をすること |
[教科書] ①森恵美他著:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学[1]母性看護学概論 医学書院 ②森恵美他著:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学[2]母性看護学各論 医学書院 ③北川真理子・谷口千絵著:看護実践のための根拠がわかる母性看護技術 メヂカルフレンド社 |
[参考書・参考資料] 医療情報科学研究編:病気が見えるvol.10産科 メディックメディア |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 授業終了時に受け付けます。 |
[備考] 講義資料は事前にLMSで配布する。 |