分野 専門分野 区分 看護実践を支える科目 科目コード
授業科目 ★終末期の看護 科目責任者 阿部 洋子(看護師)
1単位
講義
30時間
15回
2学年 後期
[授業の概要]
死を迎えつつある人に必要な症状のコントロールや家族のケアについて学習する。満足した見取りができるための緩和ケア及び臨死期の看護、悲嘆とそのプロセスに応じた援助、ならびにグリーフケアについて学習する。さらに自己の死生観を深める機会とする。
[授業の目的]
人が加齢や疾患によって終末期に至る経過を一連のものとして理解し、終末期における患者とその家族のQOLの維持向上のための援助の基盤となる考え方・基礎的な知識・技術を習得する。
[到達目標]
1. 終末期の意味と現状、課題について説明できる。
2. 終末期の倫理的課題について説明できる。
3. 終末期にある人とその家族の特徴を説明できる。
4. 緩和ケアにおける疼痛管理、症状マネージメントの方法について説明できる。
5. 小児期・成人期・老年期にある人その家族への終末期看護について説明できる。
6. 在宅における終末期看護について説明できる。
7. 終末期にある人の家族および遺族が直面する課題と援助方法を説明できる。
[DPとの関連]
DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 10 1 4 【講義】 終末期とは(終末期、緩和ケア・ホスピスの定義、終末期医療の現状と課題 テキスト・配布資料の該当するところを熟読しておく。 30分 野村 亜矢
(看護師)
2 10 17 4 【講義】 終末期看護の概念と特徴、終末期における倫理的課題) 野村 亜矢
(看護師)
3 10 22 2 【講義】 癌性疼痛の緩和ケア(トータルペイン・疼痛管理) 櫻田 奈緒
(看護師)
4 10 29 2 【講義】 癌性疼痛の緩和ケア(トータルペイン・疼痛管理) 櫻田 奈緒
(看護師)
5 11 5 2 【講義】 終末期にある人の家族および遺族の理解と援助(グリーフケア・家族の心理・家族の参加)
事前課題:配布資料を熟読しておく。
事後課題(レポート):授業を受け、終末期にある人の家族及び遺族の心理に対する自分の考えをまとめる。
根本亜紀
(看護師)
6 11 6 1 【講義】 1.成人期における終末期の特徴
2.人生の最期のときを支える看護
事前課題:配布資料を熟読しておく。
事後課題(レポート) : テーマは授業内に提示する。
30分 黒川芳恵
(看護師)
7 11 7 1 【講義】 老年期における終末期の特徴
・老年期にある人とその家族の死のとらえ方と看護
・人生の最終段階における医療の課題

事前学習:配布資料を熟読する。
阿部洋子
(看護師)
8 11 15 2 【講義】 老年期における終末期の看護
・DVDを視聴し、老年期における終末期の看護を考える。
事後学習(レポート):「家族を看取る」ことについて自己の考えをまとめる。 阿部洋子
(看護師)
9 11 22 1 【講義】 小児期における終末期の特徴
事前学習:You Tube動画「わが子を看取る」を視聴して授業に臨む。 杉山 千尋(看護師)
10 11 27 3 【講義】 子どもとその家族の死のとらえ方と看護 事後課題:事前学習動画と授業内容をふまえて、終末期における子どもと家族の看護について自己の考えを述べる。 杉山 千尋(看護師)
11 12 17 3 【講義】 ペリネイタルロス(周産期喪失)の特徴
事前学習:配布資料の該当するところを熟読しておく事後課題:テーマはLMSで提示する。 30分 染谷真弓
(助産師)
12 1 7 3 【講義・GW】 在宅で療養する人の終末期の看護
「自宅で死を迎えることの意味」
事前学習 : LMSに提示する。 30分 井筒雅美
(看護師)
13 1 7 4 【講義・GW】 在宅で療養する人の終末期の看護
「在宅における終末期ケアの実際」
事後課題(レポート) : テーマは授業内に提示する。 30分 井筒雅美
(看護師)
14 1 8 2 【講義】 死亡直前・臨終時のケアの実際
(臨終、死後の処置)
事前学習:配布資料の該当するところを熟読しておく事後課題:テーマはLMSで提示する。 阿部洋子
(看護師)
15 1 22 4 【講義】 試験・まとめ 阿部洋子
(看護師)


[成績評価と基準]
レポート(30%)、筆記試験(70%)により総合的に評価する。
[履修上の注意]
LMSから授業に必要なあ資料を印刷して持参する・
[教科書]
系統看護学講座 専門分野 臨床看護総論 基礎看護学④、医学書院
系統看護学講座 専門分野 成人看護学概論①、医学書院
系統看護学講座 専門分野 老年看護学、医学書院
系統看護学講座 専門分野 老年看護 病態・疾患編、医学書院
系統看護学講座 専門分野 小児看護学概論・小児臨床看護総論①、医学書院
系統看護学講座 専門分野 母性看護学概論①、医学書院
系統看護学講座 専門分野 母性看護学各論②、医学書院
系統看護学講座 専門分野 精神看護の基礎①、医学書院
系統看護学講座 専門分野 精神看護の展開②、医学書院
[参考書・参考資料]
授業の中で紹介する。
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
授業終了後に質問に対応する。
[備考]