分野 専門分野 区分 看護実践科目 科目コード
授業科目 ★母性看護学実習(周産期にある母子とその家族の看護実習) 科目責任者 佐藤 真奈(助産師)
2単位
実習
90時間
3学年 通年
[Ⅰ.ねらい]
 周産期にある対象は妊産褥婦であり、身体的にはセルフケアできる人である。また、妊産褥婦は、心身の変化の激しさを生活に適応させ新しい生活パターンを確立するためにソーシャルサポートやソーシャルネットワークを必要としている。このような妊産褥婦に対する主な看護の役割は、対象者が身体的のみならず、精神的にも自立してセルフケアできるような教育や支援を通してエンパワメントすることにある。さらに、新しい命を産み育む女性の傍らにいて支え、ケアリング関係(共感する・関心を向ける・分かち合う)を築き、妊産褥婦の健康を維持・増進するための看護をこの実習を通して学んでほしい。母性看護学実習では、妊産褥婦を受け持つ病棟実習、ハイリスク新生児病棟、産科外来の3つの部門で実習を行うことにより、様々な対象との関わりから、母親となる過程を支援することに携わり、安全で快適な妊娠生活、分娩期及び産褥期が過ごせるようにすること、新しい家族関係が構築できるようにする看護の実際を学んでほしい。そして、「生の原点」に立ち会い家族のはじまりを支援することは、その後の母親や児の生涯にわたる健康に対し、さらには次世代の経過に多くの影響を及ぼすこととなり、母性看護は次世代を育むことに繋がるということに気付いてほしい。さらに、この母性看護学実習の体験を通して、自らの母性を育み看護観を発展させてほしい。
[Ⅱ.実習内容]
『実習の手引き』を参照

[成績評価と基準]
実習評価表に基づき、総合的に評価する。
[履修上の注意]
実習の手引き参照。
[教科書]
①森恵美他著:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学[1]母性看護学概論 医学書院
②森恵美他著:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学[2]母性看護学各論 医学書院
③北川真理子・谷口千絵著:看護実践のための根拠がわかる母性看護技術 メヂカルフレンド社
[参考書・参考資料]
医療情報科学研究編:病気が見えるvol.10産科 メディックメディア
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
母性看護学領域教員、又は、実習担当教員に質問して下さい。
[備考]
詳細は、実習初日のオリエンテーション時に説明する。