分野 専門分野 区分 看護実践科目 科目コード
授業科目 ★精神看護学実習(精神科病棟に入院する対象者の看護実習) 科目責任者 成沢 友美(看護師)
2単位
実習
90時間
3学年 通年
[Ⅰ.ねらい]
 精神障害をもつ人は、精神症状によってひどく困ったり悩んだり、セルフケアに支障をきたし、日常生活ひいては身体や生命に影響し、危機を及ぼす場合がある。また対人関係に支障をきたし、社会生活に影響を及ぼし家族や周囲の人が苦しんだりする状況をもたらしたり、精神障害への社会の偏見という問題がある。そして これらのことから、精神障害をもつ人は生活のしづらさや生きづらさを抱えている。
この様な対象への看護は、リカバリーの考え方に基づき実践される。その人個々の生活を看て、精神症状によって起きるその人の状態に関心を寄せ、精神症状を査定し、セルフケアの状態や他者との交流の状況を把握し、その人が抱える生活のしづらさ、生きづらさを理解してほしい。そしてそれをできる限り軽減し、精神症状をコントロールし、その人の持てる力を活かして生活を調整し再構築し、自己実現を目指してその人らしく地域の中で生きていくための看護の実際を学んでほしい。
 また、これらの看護は患者-看護師関係を基盤に展開される。自己決定やそれに基づくリカバリーを支援するために看護者自らがケアの道具としての役割を担えるように、自己洞察を深めてほしい。
 さらに、精神障害をもつ人をめぐる法律、倫理、精神科リハビリテーションを理解し、精神障害をもつ人の尊厳と権利を守るための看護を学んでほしい。
[Ⅱ.実習内容]
『実習の手引き』参照

[成績評価と基準]
実習評価表に基づき、総合的に評価する。
[履修上の注意]
『実習の手引き』参照
[教科書]
適宜紹介する。
[参考書・参考資料]
適宜紹介する。
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
実習担当者に質問してください。
[備考]
詳細は実習初日のオリエンレーション時に説明する。