分野 | 専門分野 | 区分 | 看護実践を支える科目 | 科目コード | |
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授業科目 | ★地域・在宅看護の基盤となる考え方Ⅰ (地域を理解する) | 科目責任者 | 八木 弓子(看護師) |
1単位 |
講義・GW・演習 |
15時間 |
8回 |
1学年 後期 |
[授業の概要] 地域で暮らす人々を支え地域包括ケアシステムを推進するためには、人々が暮らしている地域の特徴を把握しその特性に応じた看護活動が必要となる。この科目では、人々の暮らしに影響を与える地域に関わる概念を整理し、特定の地域を実際に歩き地域を把握し、地域の特性を分析し明確にする。そして地域を理解することが人々の暮らしや健康への影響について学修する。 [実務経験とその関連資格] 総合病院で看護師として勤務 |
[授業の目的] 人々の暮らしに影響を与える地域に関わる概念を理解し、特定の地域を実際に歩き情報収集する。その特性を分析し明確にする。そこから健康増進を目標に課題を見出すことで、地域を理解することと人々の暮らしや健康への影響について学修する。 |
[到達目標] 1.地域に関わる概念と人々の暮らしと健康の影響について説明する。 2. 地域集団の特性に関して、特定の地域を歩き情報を収集し、地域特性を分析をする。 3.健康増進を目標に地域の課題と対策を考え発表する。 4.地域で保健・医療・福祉活動を遂行するため、地域理解の重要性を説明する。 |
[DPとの関連] DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 10 | 3 | 金 | 2 |
【講義・GW】 暮らしの基盤としての地域の理解 ①健康な暮らしと地域・環境 ②地域特性を理解するためのどのような情報が必要か検討する まとめ |
担当する地区の事前課題:地区踏査に必要な情報を整理する。 人口動態、地理的環境、医療資源、福祉資源、主な産業、交通などテキスト①P33~38、テキスト③P3~14 |
60分 |
八木弓子(看護師) 井筒雅美(看護師) |
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2 | 10 | 8 | 水 | 3 |
【講義・GW】 地域特性を捉える方法 地区踏査:地域の実情を知るため ①オリエンテーション:目的・方法・注意事項の説明 ②指定グループとなり地区踏査計画を考える 事前学習を元に、地域の人々の暮らしや健康を支援するため、どのような情報が必要か検討し、地区踏査計画表を作成する。 |
事後学習:地区踏査計画の不足な点を追加できる テキスト③p222~228 | |||
3 | 10 | 23 | 木 | 1 |
【演習】 【フィールドワーク】グループでの地区踏査:指定の地域を計画に沿ってリサーチし、情報収集する。 オリエンテーションの注意点を守り安全に配慮し地域で活動する。 |
事後学習:次回に地区踏査の情報共有のため結果を整理する。 |
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4 | 10 | 23 | 木 | 2 | 【演習】 【フィールドワーク】同上 | 事後学習:次回に地区踏査の情報共有のため結果を整理する。 | |||
5 | 10 | 29 | 水 | 3 |
【GW・演習】 地区踏査のまとめと発表準備1. ①グループで地区踏査での情報共有し結果をまとめる。 ②個人ワーク:パワーポイントを用い、地区踏査での地域の特徴、人口の変化、産業、地理的環境の実際、移動手段などそれぞれの立場からの暮らしやすさ、生活の視点での情報をアセスメントする。 地区踏査の目的から地域特性を抽出し、健康増進の視点からその地域の課題を分析する。 |
個人ワークの不足を補う。パワーポイントを完成し提出する。 | |||
6 | 10 | 30 | 木 | 2 |
【演習】 地区踏査のまとめと発表準備2. ①リサーチ結果をまとめる 地域特性と健康増進を目的に課題を分析したことをわかりやすくパワーポイントおよび発表原稿にし表現する。 ②発表会の説明 |
事後学習:地区踏査の結果を発表原稿として完成し提出する。 |
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7 | 11 | 14 | 金 | B/1 A/2 |
【GW】 【発表会】 指定された小グループになり自分と異なる地域の発表を聞く。 地域特性から人々の生活や健康の影響について考える。 他者の発表から地域特性と健康増進に向けての考え方を共有する。 |
事前学習:パワーポイントで発表できるよう各自練習する。 事後学習:発表資料を見直し、学びを深める |
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8 | 11 | 19 | 水 | 3 |
【講義・演習】 【最終課題の作成】 ①演習を通してのリフレクション ②自己評価 ③成果物の提出 |
事前学習:GWでの学習を整理する | 八木弓子(看護師) |
[成績評価と基準] 授業への参加状況(10%)と事前課題を含む個人ワーク(40%)・提出物(20%)・発表内容(30%)を総合して評価する。 本科目においては、成績再評価は実施しない。 |
[履修上の注意] 1.毎回の学習活動の積み重ねが評価につながるため、学習活動はルーブリックで提示されているため、事前に確認し授業に参加すること。 2.実際に指定地区を歩き、地域の観察と関係施設を確認していくため、地区踏査での注意点を必ず守り実施する。 3.iPadでの文章作成、パワーポイントでの発表原稿作成となるため、事前に操作ができるようにしておく。 4.課題はLMSや講義で説明する。提出期限を過ぎた場合は受け取らないので評価対象としない。 |
[教科書] ①河原加代子:系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護の基盤 地域・在宅看護論1 医学書院 ②河原加代子:系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護の実践 地域・在宅看護論2 医学書院 ③王麗華他:共生社会をめざす地域包括ケア論-基本から実践につながる演習までー メヂカルフレンド社 |
[参考書・参考資料] 厚生労働統計協会 国民衛生の動向(最新版) 栃木県、壬生町、宇都宮市 ホームページ 適宜紹介する。 |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] ・毎回の授業終了後に質問に対応する。 ・質問の受付時間は、平日8:30~17:00までの時間で対応 ・メールアドレスは初回の講義で明示する |
[備考] ・演習時は、課題に基づいてグループでディスカッションを行い、意見を発表し合う。 ・講義内でLMS等を用いて学生の理解度を確認し、補足説明をする。 ・LMSに挙げられた質問について、講義・LMSなどで回答・解説する。 ・成績評価の結果は、「授業評価の回答および成績評価の講評」に記載しフィードバックする。 |