分野 専門分野 区分 看護実践を支える科目 科目コード
授業科目 ★小児看護学概論 科目責任者 白井 薫(看護師)
1単位
講義・GW
15時間
8回
1学年 後期
[授業の概要]
ライフサイクルにおける小児の対象特性を理解し、健やかな成長発達および発達段階に合わせた支援について学修する。子どもの権利を尊重した関わり及び子どもと家族の最善の利益を考えた小児看護の特徴を学修する。
[実務経験とその関連資格]
大学病院で看護師として勤務
[授業の目的]
 子どもの成長発達の特徴を理解し、子どもが健やかに成長発達するための日常生活について学修する。また、子どもと家族を取り巻く環境を知り、小児看護の特徴と役割、さらに小児に関わる法律や施策を学ぶ。
[到達目標]
1. 子どもの成長発達の特徴を理解し説明できる。
2. 健やかな成長発達および発達段階に合わせた支援を説明できる。
3.子どもと家族を取り巻く環境を考え意見を述べることができる。
4. 子どもを理解するために必要な理論を説明することができる。
5. 小児看護の特徴と権利擁護、看護師の役割について説明できる。
[DPとの関連]
DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる
回数 曜日 時限 授業内容 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 11 5 1 【講義】 1.小児看護の特徴
 1)小児看護の変遷
 2)小児看護の対象
 3)小児の健康問題・健康課題
2.子どもの成長・発達
 1)成長・発達の意味
 2)成長・発達の進み方
 3)成長・発達に影響する因子 
 4)成長の評価
 5)発達の評価
夏休みの課題
1.子どもの各ライフサイクルにおける成長発達について事前学習をしてくる。
2.「私(子ども)の育み」を作成する。
※事前学習の条件および方法については、夏休み前にLMSに掲示する。必ず確認をして、課題に取り組むこと。
※授業で1、2は使用するため、毎回持参すること。
 
30分
 
 
 
 
 
 
 
白井 薫
(看護師)
2 11 26 2 【講義】 3.小児期の成長発達
 1)形態的成長
 2)機能的発達
 3)精神・運動機能の発達
教科書の第3章~第5章までを熟読してくる。 30分 白井 薫
(看護師)
3 12 5 3
【講義・GW】 4.こどもの健やかな成長発達の特徴と養育支援について考える。
<新生児・乳児期、幼児期・学童期・思春期・青年期>
 (1)成長発達段階の特徴
 形態的、機能的、精神・運動機能の発達
 (2)日常生活援助
   (食事・排泄・睡眠・衣生活・清潔)
 (3)遊びの支援
 (4)各発達段階時期に起こりやすい健康問題と援助
事前学習:
1.各発達段階のグループワークができるように学習してくる
30分
白井 薫
(看護師)
4 1 20 1 【GW・演習】 発表会・まとめ
<新生児・乳児期・幼児期・学童期・思春期・青年期>
1.各グループが担当する成長発達段階の成長発達段階の特徴、養育支援、健康問題・課題についてまとめたものを発表する。
2.各自、発表グループについて学びを深める
事前学習:
1.各発達段階のグループワークの発表の準備をしてくる。
30分 白井 薫
(看護師)
福田歩
(看護師)
5 1 20 2 【講義・GW・演習】 発表会・まとめ
 新生児・乳児期・幼児期・学童期・思春期・青年期>
学童期・思春期・青年期
1.各グループが担当する成長発達段階の成長発達段階の特徴、養育支援、健康問題・課題についてまとめたものを発表する。
2.各自、発表グループについて学びを深める
3.グループ・全体発表から、自己の学びを深め課題に取り組む。
事前学習:
1.各発達段階のグループワークの発表ができるように準備してくる。
2.グループの発表を聞いて追加学習をしてくる。
3.事後課題に取り組み提出する。
30分 福田 歩
(看護師)
白井 薫
(看護師)
6 2 6 2 【講義】 5.小児看護に必要な理論
1)ボウルビーの愛着理論
2)ピアジェの認知発達理論
3)エリクソンの自我発達理論
冬休みの課題
以下の理論について事前学習をしてくる。
・ボウルビーの愛着形成理論
・ピアジェの認知発達理論
・エリクソンの自我発達理論
※事前学習の条件および方法については、冬休み前に掲示予定。必ず確認をして課題に取り組むこと。
※第6回の授業に持参すること。
事後課題
冬休みの課題に授業の内容を追加すること。
30分 福田 歩
(看護師)
7 2 12 1
【講義・GW】 6.小児と家族
 1)子どもと家族を取り巻く社会、保健・福祉システム
  (1)母子保健法
  (2)児童福祉法
  (3)学校保健安全法
      予防接種
  (4)児童虐待
7.小児看護の特徴と倫理
【事前学習】
ナーシングチャンネルの以下の動画を視聴し、授業に臨んでください。
動画名:「第5巻 倫理的問題の事例検討演習Ⅱ 精神看護学・小児看護学」
上記の動画の【小児看護学】を視聴してきてください。

【事後課題】
①第7回の授業をふまえて、「児童虐待、子どもの権利・倫理」について自身の考えをLMSに提示する。
(提出条件は授業中にお伝えします。)
②・母子保健法
・児童福祉法
・学校保健安全法(予防接種も含む)
・子どもの権利(子どもの権利条約・児童憲障)
上記の項目について、A3用紙1枚にまとめる。
まとめたものは、LMSに提出する。
提出日:第8回試験日の8時50分まで
30分 福田 歩
(看護師)
8 2 17 2
試験・まとめ テキスト・配布資料・自己学習を熟読してくる。 白井 薫
(看護師)


[成績評価と基準]
レポート・GW課題(40%)および筆記試験(60%)の総合評価
[履修上の注意]
1.事前学習を十分に行い授業に臨む。
2.必ず講義前にLMSを確認すること。
3.事後課題に真摯に取り組むこと。
4.課題レポートはLMSに提出すること。提出期限を過ぎた場合は提出できないので評価の対象とならない。必ず期限内に提出すること。
[教科書]
1.系統看護学講座 専門分野 小児看護学[1] 小児看護学概論 小児臨床看護学総論 医学書院
[参考書・参考資料]
1.小児看護学①小児看護学概論/小児保健 メヂカルフレンド社
2.看護学テキスト NiCE 小児看護学Ⅰ 小児看護学概論・小児看護技術 南江堂
3.ナーシングチャンネル
4.人体の構造と機能③形態機能学 メヂカルフレンド社
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)]
質問は各講義の際に対応していきます。
[備考]
・小児看護学概論の内容の全て(事前学習・自己学習、事後課題を含む)が、2年次の「地域・在宅看護論実習Ⅱ」に直結するため、真摯に取り組むことを期待します。