分野 | 専門分野 | 区分 | 看護の基盤となる科目 | 科目コード | |
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授業科目 | ★フィジカルアセスメント論 | 科目責任者 | 島田 厚子(看護師) |
1単位 |
講義・GW・演習 |
30時間 |
15回 |
2学年 前期 |
[授業の概要] 看護者が対象に関する情報を意図的に収集し、分析・解釈することは、これから行おうとする看護を決定していくうえで重要なポイントとなる。本科目では対象の身体的情報を収集する具体的手段を学び、演習を通してその基本技術を習得する。さらに、1年次で習得したバイタルサインの技術も併せて、今回習得した基本技術を使って得られた情報をどのように活用し看護につなげていくのかを学ぶ。 [実務経験とその関連資格] 大学病院で看護師、理学療法士として勤務 |
[授業の目的] 1.ヘルスアセスメントの概念、フィジカルアセスメントの意義・目的を理解し、フィジカルアセスメントに必要な知識と基本技術を習得する。 2.習得した基本技術を使って得られた情報をどのように活用し看護につなげていくのか事例を用いて考える。 |
[到達目標] 1.ヘルスアセスメントの概念、看護におけるフィジカルアセスメントの意義・目的を説明できる。 2.フィジカルアセスメントに必要な基本技術(問診・視診・触診・打診・聴診)を習得する。 3.フィジカルアセスメントの活用の仕方がわかる。 |
[DPとの関連] DP2 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できる |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||
1 | 4 | 16 | 水 | 3 |
【講義】 1.ガイダンス マイノート作成、授業の進め方、評価について 2.ヘルスアセスメント、フィジカルアセスメントとは 3.フィジカルアセスメントに必要な基本技術 |
事前学習: 春休みの課題として「解剖Tシャツ作成」し、第1回の授業に着用してくる。(詳細は別紙) |
事前:春休み中に計画的に作成すること。 |
島田厚子 (看護師) |
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2 | 4 | 24 | 木 | 2 |
【講義・GW】 ミニテスト 健康歴の聴取 全体印象の把握 フィジカルイグザミネーションの実際 |
事前学習:マイノート作成(教科書p128~149、P171~187) |
授業までに計画的にマイノート作成を進めること。 30分~60分を数回かけて作成する。 |
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3 | 4 | 28 | 月 | 4 |
【講義・GW】 ミニテスト 「生きている」ことのフィジカルアセスメント 体温を保つ 息をする 循環を保つ |
事前学習:マイノート作成 (教科書 p150~168、P168~171、 p188~207) |
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4 | 5 | 2 | 金 | 1 | |||||
5 | 5 | 9 | 金 | B:1 |
【演習】 「生きている」ことのフィジカルアセスメントに必要な技術 (呼吸の観察、呼吸音の聴診、心音の聴診、脈拍と心拍の同時測定、主な動脈の触診、浮腫の観察) |
eナーストレーナー、ナーシングスキル等で技術の実際を確認する。 これまで作成したマイノートに以下の内容が入ってなかった場合は追加しておく。 (呼吸の観察、呼吸音の聴診、心音の聴診、脈拍と心拍の同時測定、主な動脈の触診、浮腫の観察) |
島田厚子 (看護師) 小杉京子 (看護師) 野口幸子(看護師) 長谷川照美 (看護師) |
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A:2 | |||||||||
6 | 5 | 22 | 木 | 2 |
【講義・GW】 ミニテスト 脳・神経系、腹部・消化器系、乳房、のフィジカルアセスメント① 頭頸部・感覚器のフィジカルアセスメント① 心理社会面のアセスメント 演習についての説明 |
事前学習:マイノート作成(教科書P207~221、P230~268) |
島田厚子 (看護師) |
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7 | 5 | 27 | 火 | A:1 |
【演習】 脳・神経系、腹部・消化器系、乳房のフィジカルアセスメントに必要な技術② (腹部の聴診・触診・打診、甲状腺の観察、瞳孔の観察、ロンベルグ試験、鼻指鼻試験、つぎ足歩行試験、バレー徴候の観察、膝踵試験) |
eナーストレーナー、ナーシングスキル等で技術の実際を確認する。 これまで作成したマイノートに以下の内容が入ってなかった場合は追加しておく。(腹部の聴診・触診・打診、甲状腺の観察、瞳孔の観察、ロンベルグ試験、鼻指鼻試験、つぎ足歩行試験、バレー徴候の観察、膝踵試験) |
島田厚子 (看護師) 小杉京子 (看護師) 野口幸子(看護師) 長谷川照美 (看護師) |
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B:2 | |||||||||
8 | 6 | 3 | 火 | 1 |
【講義・GW】 ミニテスト 事例を用いたフィジカルアセスメント 提示された事例について個人ワークを行い、その後グループで話し合う。 主体的に学習を進めること。 |
事前課題:事前に配付する事例を読み、事例のアセスメントに必要な学習を行う。 事後課題: 個人ワークが終わらない場合は次回授業までに仕上げておくこと。 |
島田厚子 (看護師) |
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9 | 6 | 10 | 火 | 3 |
【GW】 事例を用いたフィジカルアセスメント グループワーク 次回演習についての説明 |
GWが遅れている場合は進めておくこと。 | |||
10 | 6 | 17 | 火 | B:3 |
【講義・演習】 《「動く」ことのアセスメント》 徒手筋力テスト(MMT) 関節可動域訓練(ROM) |
事前課題:マイノート作成(教科書P221~229) 特に徒手筋力テスト、関節可動域および関節可動域訓練は必須。 |
授業までに計画的にマイノート作成を進めること。 30分~60分を数回かけて作成する。 |
佐々木駿介(理学療法士) 高根和希 (理学療法士) 内藤翔汰 (理学療法士) 中泉雄大(理学療法士) 島田厚子 (看護師) |
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A:4 | |||||||||
11 | 6 | 27 | 金 | 1 |
【GW】 ミニテスト 事例を用いたフィジカルアセスメント グループワーク |
GWが遅れている場合は進めておくこと。 | 島田厚子 | ||
12 | 7 | 24 | 木 | 4 |
【講義・GW】 発表準備(グループ) 発表会についての説明 |
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13・14 | 9 | 9 | 火 | A:3・4 |
【演習】 GWの発表会 事例に対するフィジカルアセスメントを発表する。 |
事前学習:発表の準備、グループ内での打ち合わせと練習をしておく。 | |||
9 | 10 | 水 | B:1・2 | ||||||
15 | 9 | 18 | 木 | 1 | 【講義】 試験、まとめ |
島田厚子 (看護師) |
[成績評価と基準] 終講時試験60%、授業開始時のミニテスト15%、課題15%(解剖Tシャツ、マイノート)授業への参加状況10%(遅刻・欠席の有無、リフレクションの提出、GW・発言など)で総合的に評価する。 |
[履修上の注意] 1.毎時間、リフレクションをLMSで提出する。 2.習得する技術に必要な物品、手順、根拠、留意点を踏まえながら、ナーシングスキル、ナーシングチャンネルなど動画コンテンツを視聴する。 3.具体的な事前学習や技術練習を提示される場合がある。その際はレポートまたは指定されたワークシートを作成する。 4.演習時は、与えられた課題に基づいて、小グループでディスカッションを行う。 5.提出する課題は期限を厳守する。(提出した課題は、期限、内容などすべてが成績に反映する) 6.マイノートは授業の日は必ず持参し、終講時試験当日、試験終了後に提出する。 マイノート作成上の注意は別紙(LMS)参照。 |
[教科書] 1.茂野香おる他:系統看護学講座 専門分野 基礎看護学2 基礎看護技術Ⅰ 医学書院 2.横山美樹:初めてのフィジカルアセスメント メヂカルフレンド社 |
[参考書・参考資料] 山内豊明:フィジカルアセスメントガイドブック 医学書院 守田美奈子監修:写真でわかる看護のためのフィジカルアセスメント インターメディカ |
[質問への対応(オフィスアワー・E-mail)] 担当講師に直接質問してください。メールによる対応はしません。 |
[備考] |