授業科目 | 病理学 | 科目コード | 20070 |
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科目責任者 | 伴 慎一 |
1単位 |
講義 |
30時間 |
1学年 後期 専門基礎分野 |
[授業概要] 様々な疾病を有する患者の看護を実践するにあたっては,疾病の成り立ちを理解しておく必要がある.そのための基本となる病理学的な見方・考え方を総論的に学ぶ. |
[学習目標] 1. 疾病の病理学的分類とそれぞれの概要を説明できる. 2. 疾病に関連する主な病理学的用語の定義と内容を説明できる. 3. 疾病の診断や治療における病理学の役割を説明できる. |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | |||||||||
1 | 4 |
1.疾病とはなにか 2.環境と疾患との関連 3.疾病の原因・誘因 4.疾患からの回復 1)回復過程 2)回復に影響する身体・心理・社会的因子 |
【講義】 |
【講義】 病理学と病理診断 1. 病理学とは 2. 病理診断:組織診断と細胞診断 3. 病理解剖(剖検) 4. 病理医と病理診断科 |
古谷津純一(新渡戸文化短期大学 病理学 教授) | |||||
2 | 5 |
1.疾病による身体内部の変化 1)細胞の障害 ①萎縮 ②変性 ③壊死とアポトーシス 2)再生・修復・適応 ①創傷とその治癒 ②再生と修復 ③肥大と過形成 |
【講義】 |
【講義】 病因論/老化と死 1. 病理学的な疾病分類 2. 疾病の内因・外因 3. 環境と疾病:医原病,公害病,職業癌 4. 加齢による臓器・組織の変化,死後変化 5. 植物状態と脳死 6. 死亡診断と異状死 |
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3 | 4 |
【講義】 先天異常と遺伝子異常 1. 染色体,遺伝子,ゲノム 2. 先天異常と奇形 3. 染色体異常症:常染色体異常と性染色体異常 4. 遺伝子病 5. 遺伝子診断と遺伝カウンセリング |
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4 | 5 |
1.循環障害 1)虚血・梗塞 2)充血・うっ血 3)微小循環と浮腫・胸水・腹水 4)高血圧・低血圧 5)ショック |
【講義】 |
【講義】 細胞・組織の傷害と修復 1. 細胞・組織傷害と適応:肥大,過形成,萎縮,化生 2. 細胞死:壊死とアポトーシス 3. 凝固壊死と融解壊死 4. 組織の変性と物質沈着 5. 組織の修復・創傷治癒:再生,肉芽組織,瘢痕 |
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5 | 4 |
【講義】 循環障害 1. ヒトの循環系,微小循環 2. 鬱血と充血 3. 浮腫,体腔液貯留 4. 虚血と梗塞 5. 血栓症,塞栓症 |
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6 | 5 |
1.炎症 1)炎症の原因 2)炎症の全身反応 ・発赤 3) 炎症の3 徴候 ・発熱・疼痛・腫脹 |
【講義】 |
【講義】 循環障害 6. 出血 7. ショック 8. 播種性血管内凝固症候群(DIC) 9. 血圧と病態 |
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7 | 4 |
【講義】 炎症・免疫 1. 炎症とは:炎症の徴候 2. 急性炎症と慢性炎症 3. 炎症細胞と炎症メディエータ 4. 炎症の各型:滲出性炎,増殖性炎,肉芽腫性炎 |
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8 | 5 |
1.感染症 1)病原体と感染症 2)感染の成立 3)生体の防御機構 |
【講義】 |
【講義】 炎症・免疫 5. 免疫系とは 6. 自然免疫と獲得免疫 7. 液性免疫と細胞性免疫 8. サイトカイン 9. 免疫不全症:原発性(先天性)と続発性 10. 過敏症(アレルギー) 11. 自己免疫性疾患,膠原病 |
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9 | 4 |
1.免疫とアレルギー 1)非特異的生体防御反応 ・自己免疫疾患 ・免疫不全 2)特異的生体防御反応(免疫系) ・アレルギー反応 |
【講義】 |
【講義】 感染症 1. 病原微生物 2. 感染(感染経路),病原性,毒素 3. 菌血症・ウイルス血症と敗血症 4. 宿主の防御機構 5. 日和見感染症 6. 感染の治療と予防 |
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10 | 5 |
【講義】 代謝障害 1. 代謝とは 2. 脂質の代謝とその異常 3. 糖代謝とその異常:糖尿病 4. 生活習慣病とメタボリックシンドローム 5. タンパク質の代謝とその異常 6. その他の代謝異常(尿酸,ビリルビン) |
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11 | 4 |
1.代謝異常 1)脂質代謝 2)糖質代謝 3)タンパク質代謝 4)核酸代謝 |
【講義】 |
【講義】 腫瘍 1. 腫瘍とは 2. 腫瘍の分類:上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍,良性腫瘍と悪性腫瘍 3. 異型性と分化度 4. 機能性腫瘍 5. 前がん病変と境界病変 |
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12 | 5 |
1.先天異常 1)染色体と染色体異常 2)遺伝子異常 3)奇形 |
【講義】 |
【講義】 腫瘍 6. 腫瘍の発生に関連する因子 7. がん遺伝子・がん抑制遺伝子 8. がんの浸潤・転移:リンパ行性,血行性,播種 9. 腫瘍の全身的影響:悪液質 10. 腫瘍の診断と治療 |
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13 | 4 |
1.組織の変性 1)難病 |
【講義】 |
【演習】 病理学演習1 設問への解答 解説とこれまでの講義のまとめ |
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14 | 5 |
1.腫瘍 1)腫瘍の種類と形態 2)発育と広がり方 3)腫瘍の分類 4)宿主への影響 |
【講義】 |
【演習】 病理学演習2 設問への解答 解説とこれまでの講義のまとめ |
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15 | 4 |
2.腫瘍の症状 1)疼痛 2)衰弱 3)病的骨折 4) 悪液質 |
【講義】 |
【演習】 試験 |
[評価方法] 筆記試験 |
[履修上の注意] |
[教科書] 系統看護学講座専門基礎分野疾病のなりたちと回復の促進1病理学:大橋健一著;医学書院 |
[参考書・参考資料] |
[備考] |