授業科目 薬理学 科目コード 20130
科目責任者 松本 富夫
1単位
講義
30時間
1学年 後期 専門基礎分野
[授業概要]
病気の治療?予防を目的とした薬物療法を効果的に,かつ安全に行っていくに は,医療に関わるスタッフ全員が薬に対する正しい知識と理解が必要である.本講義では,適正な薬物治療に参画できるようになるために,薬物の種類や特徴、作用機序や生体反応、人体への影響及び薬物の管理方法について学ぶ。
[学習目標]
1.薬物作用(薬理作用)の概念を説明できる。
2.小児・高齢者・妊婦における薬物動態の特徴、薬効の変化について説明できる。
3.医薬品の取り扱いについて説明できる。
回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 1.薬理学とは
2.薬物の作用
  1)薬の役割、薬の正しい使い方 2)剤型 
【講義】 【講義】
1.薬理学とは
2.薬物の作用
  1)薬の役割、剤型、法的分類
薬剤師
松本富夫
2 4 3.薬品の取り扱い
  1)法的分類 2)処方箋について3)薬に関わる医療安全
【講義】 【講義】
3.薬品の取り扱い
  1)処方箋とは・薬に関わる医療安全
3 4 4. 薬理作用の基本形式
5. 薬の治療域と作用点・薬の投与経路
【講義】 【講義】
4. 薬理作用の基本形式
5. 薬の治療域と作用点・薬の投与経路
4 4 6. 薬物動態
  1) 薬はどのように体内をめぐっていくのか
  2) 吸収・分布・代謝・排泄・半減期
【講義】 【講義】
6. 薬物動態
  1) 薬はどのように体内をめぐっていくのか
  2) 吸収・分布・代謝・排泄・半減期
5 4 7. 薬効に影響する因子
  1) 年齢・遺伝的形質・アレルギー反応・反復投与・薬物相互作用
8. 薬物の副作用・有害作用、薬害について
【講義】 【講義】
7. 薬効に影響する因子
  1) 年齢・遺伝的形質・アレルギー反応・反復投与・薬物相互作用
8. 薬物の有害作用
6 4 9. 主な生活習慣病に使用する薬①
  1)高血圧・狭心症・心筋梗塞・不整脈・心不全
【講義】 【講義】
9. 主な生活習慣病に使用する薬①
  1)高血圧・狭心症・心筋梗塞・不整脈・心不全
7 4 10.主な生活習慣病に使用する薬②
  1)脂質異常症
  2)糖尿病
【講義】 【講義】
10. 主な生活習慣病に使用する薬②
  1)脂質異常症
2) 糖尿病
8 4 11.がんに使用する薬①
  1) 化学療法・内分泌療法・その他
【講義】 【講義】
11. がんに使用する薬①
  1) 化学療法・内分泌療法・その他
薬剤師
上野正夫
9 4 12.痛みに使用する薬
  1)鎮痛剤・がん性疼痛に使用する薬
【講義】 【講義】
12. 痛みに使用する薬
  1)鎮痛剤・がん性疼痛に使用する薬
10 4 13.感染症に使用する薬
  1)細菌感染症・ウイルス感染症・真菌感染症・寄生虫感染症、2)消毒薬
【講義】 【講義】
13. 感染症に使用する薬
  1)細菌感染症・ウイルス感染症・真菌感染症・寄生虫感染症、消毒薬
薬剤師
松本富夫
11 4 14.脳・中枢神経系疾患で使用する薬
  1)抗てんかん薬・パーキンソン病治療薬・向精神薬・脳血管障害(急性期)の薬物療法
【講義】 【講義】
14. 脳・中枢神経系疾患で使用する薬
  1)抗てんかん薬・パーキンソン病治療薬・向精神薬・脳血管障害(急性期)の薬物療法
薬剤師
上野正夫
12 4 15.消化器系疾患に使用する薬
  1)消化性潰瘍治療薬・健胃消化薬 等
【講義】 【講義】
15.消化器系疾患に使用する薬
  1)消化性潰瘍治療薬・健胃消化薬 等
薬剤師
松本富夫
13 4 16.アレルギー・免疫不全状態の患者に使用する薬
  1)抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬
  2)気管支喘息・関節リウマチ・全身性エリテマトーデス
【講義】 【講義】
16. アレルギー・免疫不全状態の患者に使用する薬
  1)抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬
  2)気管支喘息・関節リウマチ・全身性エリテマトーデス
薬剤師
上野正夫
14 4 17.血液に作用する薬
  1)抗血液凝固薬/抗血小板薬 等
【講義】 【講義】
17.血液に作用する薬
  1)抗血液凝固薬/抗血小板薬 等
15 4 筆記試験と解説 【講義】 【講義】
筆記試験・まとめ
薬剤師
松本富夫


[評価方法]
筆記試験
[履修上の注意]
[教科書]
ナーシング・グラフィカ疾病の成り立ち2臨床薬理学:古川裕之編;メディカ出版
[参考書・参考資料]
[備考]
当科目においては、医療機関において実務経験を有する薬剤師が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。