授業科目 | 看護学概論 | 科目コード | 30010 |
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科目責任者 | 小林 佳志子 |
1単位 |
講義・演習 |
30時間 |
1学年 前期 専門分野Ⅰ |
[授業概要] 「看護とは何か」を追求する導入部分であり、各看護学に発展応用する基盤をつくる科目として位置づける。看護の核となる主要概念について、自ら考える機会を持ちながら理解につなげる。さらに看護のコアを概観できたところで、看護の機能役割について学びを深め、自身の看護観の芽を育てる素地を創る。 |
[学習目標] 1.看護概念を理解し看護の本質について説明ができる。 2.看護の対象について説明できる。 3.看護の役割と機能が説明できる。 4.人間の健康の捉え方について説明できる。 5.看護倫理について説明できる。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | |||||||||
1 | 1 |
1.看護とは何か 1)看護を学ぶ意義 2)看護学を構成する要素 3)看護の目的 4)看護ケアの本質 5)看護の技術 |
【講義】 |
【講義】 1.看護の成り立ちと概念の変遷 1)古来から人々の営みの中でなされてきた看護 2)近代看護の創始者:ナイチンゲールの哲学 3)アメリカの看護の発展経緯 4)日本における看護学の発展 |
小林佳志子 | |||||
2 | 1 |
【講義】 2.看護とは何か 1)看護を学ぶ意義 2)看護学を構成する要素 3)看護の目的 4)看護ケアの本質 5)看護の技術 |
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3 | 1 |
2.看護の対象 1)統合体としての人間 2)成長発達する存在 3)基本的欲求をもつ存在 4)ストレスと適応 5)その人らしく生きようとする主体的存在 6)個人・家族・集団・地域 |
【講義】 |
【講義・演習】 3.看護の対象 1)統合体としての人間 2)成長発達する存在 3)基本的欲求をもつ存在 4)ストレスと適応 5)その人らしく生きようとする主体的存在 6)個人・家族・集団・地域 |
事前課題:「何がなぜ看護の情報なのか」を読む。 | |||||
4 | 1 | |||||||||
5 | 4 |
3.健康と看護 1)健康の概念、定義 2)ウェルネスの定義 3)健康のレベル 4)健康の指標 5)ヘルスプロモーション 6)ノーマライゼーション 4.健康と環境 1)健康への影響因子 ①内部環境 ②外部環境 2)人間と環境の相互作用 5.保健・医療提供システム 1)保健医療の提供とチーム活動 2)保健医療福祉チームと看護 3)保健医療福祉施策 |
【講義】 |
【講義・演習】 4.健康と看護 1)健康の概念、定義 2)ウェルネスの定義 3)健康のレベル 4)健康の指標 5)ヘルスプロモーション 6)ノーマライゼーション 5.健康と環境 1)健康への影響因子 ①内部環境 ②外部環境 2)人間と環境の相互作用 |
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6 | 1 | 事後課題:「科学的看護論」p.1~110を要約する。 | ||||||||
7 | 1 |
6.看護の方法 1)看護技術 2)看護のプロセス 3)多職種との協力 7.看護の役割と機能 1)看護の役割 ①療養上の世話 ②診療への補助 ③教育・指導 ④相談 ⑤マネジメント 2)看護職の各種資格と活動 3)看護の場に応じた活動 8.将来の展望、課題 1)活動の場の拡大 2)看護の教育 3)医療・看護倫理 |
【講義】 |
【講義・演習】 6.看護の方法 1)看護技術 2)看護のプロセス 3)多職種との協力 7.看護の役割と機能 1)看護の役割 ①療養上の世話 ②診療への補助 ③教育・指導 ④相談 ⑤マネジメント 2)看護職の各種資格と活動 3)看護の場に応じた活動 |
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8 | 1 | |||||||||
9 | 1 |
【講義・演習】 8.保健・医療提供システム 1)保健医療の提供とチーム活動 2)保健医療福祉チームと看護 3)保健医療福祉施策 9.将来の展望、課題 1)活動の場の拡大 2)看護の教育 3)医療・看護倫理 |
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10 | 1 |
【講義・演習】 10.看護倫理 1)看護倫理とは ①看護者の倫理綱領 2)看護における倫理の必要性 3)ケアの場における倫理課題 4)職業倫理 |
事前課題:基礎看護学方法論の演習体験から以下についてレポート作成。 1.患者役割の体験から気になったこと 2.気になっている理由(500字以上) |
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11 | 1 | |||||||||
12 | 1 |
【講義・演習】 11.各看護論の特徴を知る。 ヘンダーソン看護論について 1) 各看護論について理解を深め合う。 ① まとめ方の違い、焦点の違いを知る。 ② 議論の焦点をしぼる。 ③ 理論家の背景を知る ④ 主要概念を理解する。 ⑤ 概念間の関係性を理解する 2) クラスの皆が実習ですぐ使える看護論資料を作成する。 |
事前課題:1つの理論を精読し次の4項目についてまとめられるように準備しておく。①理論家の背景②4つの主要概念③概念間の関係④ナイチンゲール理論との比較 | |||||||
13 | 1 |
11.各看護論の特徴を知る。 ヘンダーソン看護論について 1) 各看護論について理解を深め合う。 ① まとめ方の違い、焦点の違いを知る。 ② 議論の焦点をしぼる。 ③ 理論家の背景を知る ④ 主要概念を理解する。 ⑤ 概念間の関係性を理解する 2) クラスの皆が実習ですぐ使える看護論資料を作成する。 |
【講義・演習】 12.看護論発表 |
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14 | 1 | 事後課題:発表を聞いて学んだことを記述する。 | ||||||||
15 | 2 | 12.看護論発表 | 【演習】 |
【講義】 筆記試験 まとめ |
[評価方法] 筆記試験50%、課題及びグループワーク50%の総合評価 |
[履修上の注意] 看護について、自分や家族が生活していく中で身近なこととして幅広く考え理解していきましょう。グループワークでは自分と異なる見方や考え方を尊重し、活発な意見交換を進めましょう。 |
[教科書] ナーシング・グラフィカ基礎看護学1看護学概論:志自岐康子編;メディカ出版 科学的看護論第3版新装版:薄井坦子著;日本看護協会出版会 看護の基本となるもの:ヴァージニア・ヘンダーソン著湯槇ます訳;日本看護協会出版会 何がなぜ看護の情報なのか:薄井坦子著;日本看護協会出版会 |
[参考書・参考資料] 看護覚え書:フローレンス・ナイチンゲール著湯槇ます訳;現代社 看護過程を使ったヘンダーソン看護論の実践第4版:秋葉公子著;ヌーヴェルヒロカワ 看護学テキストNiCE看護理論改訂第3版:筒井真優美編;南江堂 系統看護学講座専門分野Ⅰ基礎看護学1看護学概論:茂野香おる著;医学書院 基礎看護学看護学概論:松木光子編;ヌーヴェルヒロカワ |
[備考] |