授業科目 基礎看護学方法論Ⅲ 科目コード 30040
科目責任者 岡田 里香
1単位
講義・演習
30時間
1学年 後期 専門分野Ⅰ
[授業概要]
基礎看護学方法論Ⅲでは、対象の健康状態を把握するために、ヘルスアセスメント、フィジカルアセスメントおよびバイタルサインの基礎的知識・技術を習得する。
[学習目標]
1.ヘルスアセスメント・フィジカルアセスメントの目的・意義が説明できる。
2.フィジカルアセスメントのための身体診察方法が実施できる。
3.バイタルサイン測定の意義を理解し、その方法が習得できる。
4.バイタルサイン測定の結果を用いてフィジカルアセスメントが実施できる。
Aクラス
クラス 回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
A 1 2 1.ヘルスアセスメントとは
  1) ヘルスアセスメントの意義
2.フィジカルアセスメントの基本技術
  1) 問診
  2) 視診
  3) 聴診
  4) 触診
  5) 打診
【講義】 【講義】
1.ヘルスアセスメント
1) ヘルスアセスメントの意義
2.問診とフィジカルイグザミネーション
1) 問診 2) 視診 3) 聴診 4) 触診 5) 打診
3.バイタルサイン測定とは
1)バイタルサインとは
2)バイタルサイン測定の意義
4.観察とアセスメント
1)体温
2)脈拍
3)呼吸
4)血圧
5)意識状態、対光反射と瞳孔径
5.バイタルサインの変動とその要因(1)
6.記録、報告
<事前>
・体温、呼吸、心拍、血圧維持に関する解剖生理学
・意識レベルに関する基礎知識

講義開始時上記に関する小テストを実施
60分
岡田里香
A 2 3 1.バイタルサイン測定とは
  1)バイタルサインとは
  2)バイタルサイン測定の意義
2.観察とアセスメント
  1) 体温
  2) 脈拍
  3) 呼吸
  4) 血圧
  5) 意識状態、対光反射と瞳孔径
【講義】 <事後>
課題:バイタルサイン測定 正常と異常 観察のポイント
A 3 1 1.バイタルサイン測定の実際
  1) 測定器具の点検、準備
  2) T・P・R・BP 測定
  3)意識レベル、対光反射の観察
2.バイタルサインの変動とその要因(1)
3.記録・報告
【演習】 【演習】
1.バイタルサイン測定の実際
1)測定器具の点検、準備
2)T・P・R・BP測定
3)意識レベル、対光反射の観察
2.バイタルサインの変動とその要因(2)
<事前>
・バイタルサイン測定実施のための準備
課題:バイタルサイン測定の手順とその根拠/変動要因
120分
A 4 1 1.バイタルサイン測定技術チェック
2.模擬患者へのバイタルサイン測定
【演習】 【講義】
1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
1)呼吸器を観察する意義
2)肺の構造と聴診部位
3)呼吸音・副雑音発生のメカニズム
4)呼吸困難に対する問診のポイント
<事前>
課題:①呼吸器系の基礎知識(解剖図)
②呼吸器のフィジカルアセスメント
120分
A 5 1 【演習】
1.バイタルサイン測定技術チェック
2.模擬患者へのバイタルサイン測定
<事前>
・複数名のバイタルサイン測定の実施
<事後>
課題:バイタルサイン測定チェックリスト/リフレクション
120分
A 6 2 1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
  1) 呼吸器を観察する意義
  2) 肺の構造と聴診部位
  3) 呼吸音・副雑音発生のメカニズム
  4)呼吸困難に対する問診のポイント
【講義】
A 7 3 1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
  1) 問診・視診・触診・打診・聴診の実際
  2) 正常呼吸音と異常呼吸音の聴取
  3) 観察結果と記録
  4) 事例に基づいた観察とアセスメント
【演習】 【講義・演習】
1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
1)問診・視診・触診・打診・聴診の実際
2)正常呼吸音と異常呼吸音の聴取
3)観察結果と記録
4)事例に基づいた観察とアセスメント
<事前>
・呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの復習
<事後>
課題:演習のリフレクション
120分
A 8 4
A 9 2 1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
  1) 循環器を観察する意義
  2) 循環器と呼吸器の関係性
  3) 心音(Ⅰ音Ⅱ音)発生のメカニズム
  4)心不全の徴候
  5) 胸痛に対する問診のポイント
【講義】 【講義】
1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
1)循環器を観察する意義
2)循環器と呼吸器の関係性
3)心音(Ⅰ音、Ⅱ音)発生のメカニズム
4)心不全の徴候
5)胸痛に対する問診のポイント
<事前>
課題:①循環器系の基礎知識(解剖図)
②循環器のフィジカルアセスメント
120分
A 10 3 1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
  1) 問診・視診・ 聴診の実際
  2) 心音(Ⅰ音、Ⅱ音)を聞き分ける
  3) 心雑音の聴取
  4)観察結果と記録
  5)事例に基づいた観察とアセスメント
【演習】 【講義・演習】
1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
1)問診・視診・聴診の実際
2)心音(Ⅰ音、Ⅱ音)を聞き分ける
3)心雑音の聴取
4)観察結果と記録
5)事例に基づいた観察とアセスメント
<事前>
・循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの復習
<事後>
課題:演習のリフレクション
120分
A 11 4
A 12 3 1.消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
  1) 腹部の観察するポイント
  2) 腹部の観察方法
  3) 腸蠕動と疾患
  4) 腹痛に対する問診のポイント
【講義】 【講義】
1.消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
1)腹部の観察するポイント
2)腹部の観察方法
3)腸蠕動と疾患
4)腹痛に対する問診のポイント
<事前>
課題:①消化器系の基礎知識(解剖図)
②消化器のフィジカルアセスメント
120分
A 13 3 1. 消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
  1) 問診・視診・触診・打診・聴診の実際
  2) 観察結果と記録
  3) 事例に基づいた観察とアセスメント
【演習】 【講義・演習】
1.消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
1)問診・視診・触診・打診・聴診の実際
2)観察結果と記録
3)事例に基づいた観察とアセスメント
2.フィジカルアセスメントのまとめ
3.ヘルスアセスメント
  心理、社会状態のアセスメント
<事前>
・消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの復習
<事後>
課題:演習のリフレクション
120分
A 14 4
A 15 3 1.フィジカルアセスメントのまとめ
2.ヘルスアセスメント
  心理、社会状態のアセスメント
【講義】 【講義】
筆記試験・まとめ

Bクラス
クラス 回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
B 1 2 1.ヘルスアセスメントとは
  1) ヘルスアセスメントの意義
2.フィジカルアセスメントの基本技術
  1) 問診
  2) 視診
  3) 聴診
  4) 触診
  5) 打診
【講義】 【講義】
1.ヘルスアセスメント
1) ヘルスアセスメントの意義
2.問診とフィジカルイグザミネーション
1) 問診 2) 視診 3) 聴診 4) 触診 5) 打診
3.バイタルサイン測定とは
1)バイタルサインとは
2)バイタルサイン測定の意義
4.観察とアセスメント
1)体温
2)脈拍
3)呼吸
4)血圧
5)意識状態、対光反射と瞳孔径
5.バイタルサインの変動とその要因(1)
6.記録、報告
<事前>
・体温、呼吸、心拍、血圧維持に関する解剖生理学
・意識レベルに関する基礎知識

講義開始時上記に関する小テストを実施
60分
岡田里香
B 2 3 1.バイタルサイン測定とは
  1)バイタルサインとは
  2)バイタルサイン測定の意義
2.観察とアセスメント
  1) 体温
  2) 脈拍
  3) 呼吸
  4) 血圧
  5) 意識状態、対光反射と瞳孔径
【講義】 <事後>
課題:バイタルサイン測定 正常と異常 観察のポイント
B 3 2 1.バイタルサイン測定の実際
  1) 測定器具の点検、準備
  2) T・P・R・BP 測定
  3)意識レベル、対光反射の観察
2.バイタルサインの変動とその要因(1)
3.記録・報告
【演習】 【演習】
1.バイタルサイン測定の実際
1)測定器具の点検、準備
2)T・P・R・BP測定
3)意識レベル、対光反射の観察
2.バイタルサインの変動とその要因(2)
<事前>
・バイタルサイン測定実施のための準備
課題:バイタルサイン測定の手順とその根拠/変動要因
120分
B 4 1 1.バイタルサイン測定技術チェック
2.模擬患者へのバイタルサイン測定
【演習】 【講義】
1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
1)呼吸器を観察する意義
2)肺の構造と聴診部位
3)呼吸音・副雑音発生のメカニズム
4)呼吸困難に対する問診のポイント
<事前>
課題:①呼吸器系の基礎知識(解剖図)
②呼吸器のフィジカルアセスメント
120分
B 5 3 【演習】
1.バイタルサイン測定技術チェック
2.模擬患者へのバイタルサイン測定
<事前>
・複数名のバイタルサイン測定の実施
<事後>
課題:バイタルサイン測定チェックリスト/リフレクション
120分
B 6 4 1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
  1) 呼吸器を観察する意義
  2) 肺の構造と聴診部位
  3) 呼吸音・副雑音発生のメカニズム
  4)呼吸困難に対する問診のポイント
【講義】
B 7 1 1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
  1) 問診・視診・触診・打診・聴診の実際
  2) 正常呼吸音と異常呼吸音の聴取
  3) 観察結果と記録
  4) 事例に基づいた観察とアセスメント
【演習】 【講義・演習】
1.呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
1)問診・視診・触診・打診・聴診の実際
2)正常呼吸音と異常呼吸音の聴取
3)観察結果と記録
4)事例に基づいた観察とアセスメント
<事前>
・呼吸器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの復習
<事後>
課題:演習のリフレクション
120分
B 8 2
B 9 2 1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
  1) 循環器を観察する意義
  2) 循環器と呼吸器の関係性
  3) 心音(Ⅰ音Ⅱ音)発生のメカニズム
  4)心不全の徴候
  5) 胸痛に対する問診のポイント
【講義】 【講義】
1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
1)循環器を観察する意義
2)循環器と呼吸器の関係性
3)心音(Ⅰ音、Ⅱ音)発生のメカニズム
4)心不全の徴候
5)胸痛に対する問診のポイント
<事前>
課題:①循環器系の基礎知識(解剖図)
②循環器のフィジカルアセスメント
120分
B 10 1 1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
  1) 問診・視診・ 聴診の実際
  2) 心音(Ⅰ音、Ⅱ音)を聞き分ける
  3) 心雑音の聴取
  4)観察結果と記録
  5)事例に基づいた観察とアセスメント
【演習】 【講義・演習】
1.循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
1)問診・視診・聴診の実際
2)心音(Ⅰ音、Ⅱ音)を聞き分ける
3)心雑音の聴取
4)観察結果と記録
5)事例に基づいた観察とアセスメント
<事前>
・循環器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの復習
<事後>
課題:演習のリフレクション
120分
B 11 2
B 12 3 1.消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
  1) 腹部の観察するポイント
  2) 腹部の観察方法
  3) 腸蠕動と疾患
  4) 腹痛に対する問診のポイント
【講義】 【講義】
1.消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの意義
1)腹部の観察するポイント
2)腹部の観察方法
3)腸蠕動と疾患
4)腹痛に対する問診のポイント
<事前>
課題:①消化器系の基礎知識(解剖図)
②消化器のフィジカルアセスメント
120分
B 13 1 1. 消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
  1) 問診・視診・触診・打診・聴診の実際
  2) 観察結果と記録
  3) 事例に基づいた観察とアセスメント
【演習】 【講義・演習】
1.消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの実際
1)問診・視診・触診・打診・聴診の実際
2)観察結果と記録
3)事例に基づいた観察とアセスメント
2.フィジカルアセスメントのまとめ
3.ヘルスアセスメント
  心理、社会状態のアセスメント
<事前>
・消化器系のフィジカルイグザミネーションとアセスメントの復習
<事後>
課題:演習のリフレクション
120分
B 14 2
B 15 3 1.フィジカルアセスメントのまとめ
2.ヘルスアセスメント
  心理、社会状態のアセスメント
【講義】 【講義】
筆記試験・まとめ


[評価方法]
筆記試験(60%) 課題提出状況及び内容(30%) 小テスト(10%)
[履修上の注意]
基礎看護学方法論Ⅲでは、患者を表面的に捉えるのではなく、患者の身体や心理、社会面を含め、根拠を基に多角的に捉えるための方法と技術を学びます。既習の解剖生理学、講義の予習・復習を行い、根拠のある技術の習得を目指して頑張りましょう
[教科書]
系統看護学講座専門分野Ⅰ基礎看護学2基礎看護技術Ⅰ:有田清子著;医学書院 
系統看護学講座専門分野Ⅰ基礎看護学3基礎看護技術Ⅱ:有田清子著;医学書院 
根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術第2版:任和子編;医学書院
[参考書・参考資料]
看護がみえる3フィジカルアセスメント:医療情報科学研究所編;メディックメディア
[備考]
当科目においては、医療機関において実務経験を有する看護師(看護師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。