授業科目 | 精神看護学概論 | 科目コード | 40250 |
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科目責任者 | 佐藤 宣隆 |
1単位 |
講義・演習 |
30時間 |
1学年 後期 専門分野Ⅱ |
[授業概要] 看護の対象である人のこころの働きとその成長について学び、こころの健康の保持・増進及び回復をめざす看護を実践するために必要な基礎的能力を養う。また、精神看護の目的、精神保健・医療・福祉・看護の歴史と現状・精神保健に関する法制度について学び、精神看護の対象と特徴、精神看護の課題と役割について倫理的側面をふまえて理解する。 |
[学習目標] 1.こころの健康概念と精神看護の役割について理解できる。 2.こころを病む人がどのような体験をしているのか理解できる。 3.精神医療の歴史的変遷と人権擁護について理解できる。 4.精神看障害者を支えるの法律と施策について理解できる。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | |||||||||
1 | 2 | Ⅰ 精神保健・精神看護の考え方 | 【講義】 |
【講義】 こころの健康概念と精神看護の考え方 |
【事前学習】 「こころの健康とは何か」について考えをまとめておく |
15分 | 佐藤宣隆 | |||
2 | 1 | Ⅱ 脳の構造と認知機能 | 【講義】 |
【講義】 ケア対象者の理解と精神看護の役割・チーム医療 |
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3 | 3 | Ⅲ 精神(心)の構造とはたらき | 【講義】 |
【演習】 こころを病む人の理解① |
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4 | 4 | Ⅳ 人間関係と心の発達 |
【演習】 こころを病む人の理解② |
【事後課題】教材を鑑賞した内容をもとに「精神障害者を理解することとは」についてレポートにまとめ提出。(A4用紙1枚) | 30分 | |||||
5 | 3 |
Ⅴ 環境と心の働き 1.現代社会における精神保健の問題とその背景 |
【講義】 こころを病む人の理解③ 共有学習 |
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6 | 3 |
【講義】 精神医療の歴史的変遷 |
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7 | 3 |
【講義】 精神保健関係法規① 1)精神保健福祉法 |
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8 | 4 |
2.精神障害とともに「生きる」とは 3.DVD 視聴 |
【講義】 精神保健関係法規② 2)障害者総合支援法 3)心神喪失者等医療観察法 |
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9 | 3 |
【講義】 精神看護における基本的人権と倫理的問題① |
【事前学習】 教科書P.42~46を読んでおく |
15分 | ||||||
10 | 4 |
【講義・演習】 精神看護における基本的人権と倫理的問題② |
【事後学習】 「精神疾患患者の人権擁護と課題」についてレポートにまとめ提出(A4用紙1枚以上) |
60分 | ||||||
11 | 3 |
Ⅵ 精神保健福祉の変遷 精神保健福祉に関する法律の変遷 |
【講義】 |
【講義・演習】 精神医療福祉の現状と課題 |
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12 | 3 |
Ⅶ 精神医療の歴史 1.精神障害をもつ人を守る法・制度 2.精神障害をもつ人へのスティグマと人権 |
【講義】 |
【講義・演習】 リエゾン精神看護と事例検討① 不安・抑うつ・怒り・拒絶・拘禁反応 |
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13 | 3 |
【講義・演習】 リエゾン精神看護と事例検討② せん妄 |
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14 | 3 |
Ⅷ 精神保健福祉法と医療 1.精神保健福祉法の特徴 2.入院形態 3.入院患者の処遇と権利擁護 4.障害者総合支援法と地域精神保健 |
【講義】 |
【講義・演習】 リエゾン精神看護と事例検討③ 看護師のメンタルヘルス |
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15 | 3 | Ⅸ 精神看護の専門性と多職種連携 | 【講義】 |
【講義】 筆記試験・まとめ |
[評価方法] 学習の参加状況10%、レポート40%、筆記試験50% 指定された提出物が期限内に提出されない場合は、その分の点数は加点されないので注意すること。 |
[履修上の注意] 事前学習・事後学習をきちんと行うこと。特に精神保健福祉法をはじめとする法律や施策については授業内容を自分なりにまとめ、整理しておくこと。 また「自分はどう考えるか」を大切にし、他者の意見を聴きながら精神保健と精神障害に関する思考を深めてほしい。 |
[教科書] ナーシング・グラフィカ 精神看護学①情緒発達と精神看護の基本 |
[参考書・参考資料] |
[備考] |