授業科目 栄養学 科目コード 20140
科目責任者 川﨑 弘
1単位
講義・演習
30時間
1学年 後期 専門基礎分野
[授業概要]
疾患を治療するうえで、病態の経過を左右する要因として適切な栄養管理が重要である。
食品、食物の特性を理解し、健康と食生活の関係を理解するとともに、健康の保持増進、疾病の予防・回復のための栄養と食事について学ぶ。
[学習目標]
1. 現在の食生活の問題点について説明できる。
2. 栄養素の役割について説明できる。
3. 食物の消化・吸収・代謝について説明できる。
4. 疾病と栄養の関連について説明できる。
5. 実際の治療食を体験し、看護師の役割について述べることができる。
回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 1 1. 食文化(食生活と食習慣)について
  1) 多様化する食生活
  2) 現在の食生活の特徴と問題点
2.栄養食事療法と看護の役割
【講義】 【講義】
1.人間栄養学と看護
  健康づくりと食生活
病院管理栄養士
長谷川委子
2 1 3. 栄養素の消化・吸収・代謝
4. エネルギー代謝の計算
【講義】 【講義】
2.栄養素の種類とはたらき
3 1 5. 栄養素としての炭水化物 【講義】 【講義】
3.食物の消化と栄養素の吸収・代謝
4 1 6. 栄養素としての脂質とタンパク質 【講義】 【講義】
4.エネルギー代謝
5 1 7. ライフステージと栄養①
  1) 乳幼児・学童・青年期
【講義】 【講義】
5.ライフステージと栄養
6 1 8. ライフステージと栄養②
  1)成人期・妊娠期・授乳期・高齢期
【講義】 【講義】
6.栄養ケア・マネジメント
栄養状態の評価・判定
7 1 9. 栄養スクリーニング・栄養アセスメント 【講義】 【講義】
7.疾患別食事療法:消化器系疾患
病院管理栄養士
大口萌
8 1 10. 疾患別食事療法:消化器系疾患 【講義】 【講義】
8. 疾患別食事療法:循環器系疾患
9 1 11. 疾患別食事療法:循環器系疾患 【講義】 【講義】
9. 疾患別食事療法:内分泌・代謝系疾患
10 1 12. 疾患別食事療法:内分泌・代謝系疾患 【講義】 【講義】
10. 疾患別食事療法:腎疾患
11 1 13. 疾患別食事療法:腎疾患 【講義】 【講義】
11. 疾患別食事療法:血液疾患
12 1 14. 疾患別食事療法:血液疾患など 【演習】 【演習】
食事療法演習:食品交換表、摂取エネルギーの算出
病院管理栄養士
長谷川委子
13 1 15. 食事療法演習
    食品交換表
    自分の摂取したエネルギーを計算
【演習】 【演習】
食事療法演習:特殊食品の試食
14 1 16. 食事療法演習
    特殊食品の試食体験
【演習】 【講義】
チーム医療と栄養食事療法、テスト対策
病院管理栄養士
大口萌
15 2 17.チーム医療と栄養食事療法、看護の役割
    テスト対策
【講義】 【講義】
まとめ・復習・試験


[評価方法]
筆記試験・課題レポート2種類
[履修上の注意]
提出レポート
1.自身の食事記録、交換表を用いた栄養計算
2.治療食試食のレポート
[教科書]
系統看護学講座専門基礎分野人体の構造と機能3栄養学:小野章史著;医学書院 
系統看護学講座別巻栄養食事療法:足立香代子著;医学書院
[参考書・参考資料]
糖尿病食事療法のための食品交換表第7版:日本糖尿病学会編;文光堂
[備考]
当科目においては、医療機関において実務経験を有する栄養士が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。