授業科目 成人看護学方法論Ⅲ 科目コード 40040
科目責任者 坂本 たか子
1単位
講義・演習
30時間
2学年 後期 専門分野Ⅱ
[授業概要]
リハビリテーション看護を展開する為に必要な看護の役割と看護場面に応じた日常生活援助を学習する。
緩和ケア・終末期にある患者及び家族の理解を深め、看護の役割とその人らしく生きることへの援助を学習する。
[学習目標]
1.リハビリテーションを受ける対象の尊厳を考えた看護を学ぶ。
2.事例からリハビリテーション看護に必要な視点が理解できる。
3.人の尊厳を支える緩和ケアの意義を理解し、緩和ケアの実際を学ぶ。
4. 患者や家族が望んでいる終末期看護を学ぶ。
5. 自己の死生観について考える。
回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 1 1.リハビリテーション看護とは
  1)リハビリテーションの定義
  2)リハビリテーションの分野
  3)リハビリテーション看護の専門性
2.リハビリテーション医療の歴史
3.リハビリテーションの対象と制度
【講義】 【講義】
1.リハビリテーション看護
 1)リハビリテーション看護としての役割
 2)リハビリテーション看護に必要な主要概念
 3)障害受容に応じた援助と理論
  ・危機理論
  ・コーンの障害受容モデル 
2.リハビリテーションの対象と制度
坂本たか子
2 2 1. リハビリテーション看護における倫理諸問題
  1) 看護実践に関連する道徳概念
  2) リハビリテーション看護における倫理的葛藤場面
【講義・演習】
1. リハビリテーション看護における倫理的諸問題
 1) 看護実践に関連する道徳概念
 2) リハビリテーション看護における倫理的葛藤場面
3 1 1.生活機能障害とリハビリテーション看護
  1)脊髄損傷患者の看護
   (1)生活機能障害についての理解
   (2)脊髄損傷の機能障害の特徴についての理解
【講義】
1.生活機能障害とリハビリテーション看護
 1)脊髄損傷患者の看護
 (1)脊髄損傷患者の機能障害の特徴
 (2)機能障害をふまえた日常生活援助
<事前学習>
・脊髄損傷患者の機能障害の特徴
60分
4 2
5
1 1.リハビリテーション医療に携わる専門職種
2.リハビリテーション医療に携わる専門職種の役割・機能
【講義】
1.生活機能障害とリハビリテーション看護
 2)急性心筋梗塞患者の看護
 (1)急性心筋梗塞患者の機能障害の特徴
 (2)心負荷と日常生活への影響
<事前学習>
・急性心筋梗塞患者の機能障害の特徴
60分
6 2
7 1 【講義】
1.生活機能障害とリハビリテーション看護
 3)人工肛門造設術を受ける患者と家族の看護
<事前学習>
・人工肛門とは
30分 埼玉医療センター看護部
8 2 1.緩和ケアとは
  1)緩和ケアの定義
  2)緩和ケアにおけるチームアプローチ
   ①緩和ケアにおけるチームアプローチの必要性
   ②チーム医療における看護師の役割
2.緩和ケアにおける倫理的課題
【講義】 【講義】
1.緩和ケアとは
 1)緩和ケアの定義
  ・全人的苦痛
 2)緩和ケアの特徴
2. 緩和ケアにおけるチーム医療
 1)緩和ケアにおけるチームアプローチの必要性
 2)チーム医療における看護師の役割
坂本たか子
9 1 1.緩和ケアを取り巻く今日の現状
2.様々な場における緩和ケア
  1)一般病棟
  2)ホスピス・緩和ケア病棟
  3)在宅
【講義】 【講義】
1.緩和ケアの実際
 1)緩和ケアを取り巻く今日の現状
 2)がん看護と薬物療法
2. スピリチュアルケア
埼玉医療センター看護部
10 2 身体症状とその治療・看護 【講義】
11 3 1.終末期とは
  1)終末期にある患者の看護
2.臨死期とは
  1)臨死期にある患者の看護
【講義】 【講義】
1.終末期とは
 1)終末期にある患者の看護
 2) 死の受容過程
2.臨死期とは
 1)臨死期にある患者の看護
3.緩和ケアにおける倫理的課題
坂本たか子
12 4 2.終末期にある家族の看護
  1)家族の持つニードと支援
  2)死の受容と悲嘆の心理プロセス
  3)悲嘆への援助
【講義】 【講義】
1.終末期における家族のケア
 1)家族の持つニードと支援
 2)死の受容と悲嘆への援助
13 1 1. 死後の処置 【演習】 【講義】
死後のケア
14 2 1.臨終後のケア
  1) 臨終後の一般的な流れ
2.終活とは
【講義】 【講義】
臨終後のケア
・ 臨終後の一般的な流れ
さがみ典礼
15 2 1.精神症状とその治療・看護
2.スピリチュアルケア
  1)スピリチュアリティーとは
  2)スピリチュアルペインとは
  3)スピリチュアルケア
【講義】 【講義】
まとめ・試験
坂本たか子


[評価方法]
筆記試験  課題提出物
[履修上の注意]
リハビリレベルに応じた看護介入や緩和ケアでは、医療従事者‐患者間の信頼関係を築きながら、看護が出来るように学ぶことを心がけて欲しい。
[教科書]
看護学テキストNiCEリハビリテーション看護:酒井郁子編;南江堂 
ナーシング・グラフィカ成人看護学6緩和ケア:宮下光令編;メディカ出版
[参考書・参考資料]
必要時講師が提示する
[備考]
当科目においては、医療機関において実務経験を有する看護師(看護師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。