授業科目 | 老年看護学方法論Ⅲ | 科目コード | 40110 |
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科目責任者 | 古澤 千鶴 |
1単位 |
講義・演習 |
30時間 |
2学年 後期 専門分野Ⅱ |
[授業概要] 高齢者であるその人を統合した存在としてとらえ、看護援助を導く過程を理解する。健康障害をもつ高齢者とその家族に対し、適切な看護を提供するための看護過程について事例を通して学ぶ。 |
[学習目標] 1.疾病・障害が高齢者の生活機能に及ぼす影響を考え、その都度判断することができる(臨床判断能力)。 2.生活行動モデル(目標志向型思考)による看護のプロセスが理解できる。 3.高齢者の望む生活に近づけるための看護計画を立案し実践評価できる。 |
Aクラス |
クラス | 回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||||
A | 1 | 1 |
1.授業ガイダンス 1)授業の進め方(プロジェクト学習) *V&G設定 |
【講義・演習】 |
1.授業ガイダンス 1)老年看護学での看護の捉え方 2)事例の提示 |
古澤千鶴 | |||||
A | 2 | 1 |
2.老年期にある患者の看護プロセス 1)事例の提示 事例:脳血管障害による片麻痺の高齢者 *情報収集 |
【講義・演習】 |
2.老年期にある患者の看護プロセス 症例:脳血管障害による片麻痺の高齢者 「状態を予測しながら事例患者の情報を読み取る」 1)情報収集・情報整理 (1)情報の持つ意味を考える (2)高齢者の日常生活に着目する |
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A | 3 | 2 | |||||||||
A | 4 | 4 |
2)高齢者の全体像を捉える (1)疾患や障害を理解する (2)疾患や障害が高齢者の生活機能に及ぼす影響を考える (3)生活機能と関連因子の関係性(ICFモデルの考え方) (4)アセスメント表を活用する(ブレーデンスケール、転倒・転落アセスメントシート 等) (5)他職種との連携を考える *分析解決策、V&G見直し |
【講義・演習】 |
「事例患者の現象の意味を考える」 2)情報の分析 (1) 問題解決思考・生活行動モデル(プラス思考)の視点で分析する |
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A | 5 | 1 | |||||||||
A | 6 | 2 |
「分析・判断した内容を統合し事例患者を理解する」 3)高齢者の生活能力の状態を捉える 4)問題・ニーズの明確化 |
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A | 7 | 3 | |||||||||
A | 8 | 4 | |||||||||
A | 9 | 3 |
3)全体像からニーズを考える (1)看護問題と看護の焦点 (2)看護計画立案 *解決策・提案書作成、V&G見直し |
【講義・演習】 |
「事例患者の理解に基づき看護計画を立案する」 6)目標設定と計画立案 |
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A | 10 | 4 | |||||||||
A | 11 | 3 |
4)実践を通して患者を理解する (1)グループによる援助の実施 (2)援助計画の追加・修正 *プレゼンテーション |
【演習】 |
「実践を通して患者を理解する」 7)グループによる援助の実施 8)援助計画の追加・修正 |
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A | 12 | 4 | |||||||||
A | 13 | 3 |
5)事例にあった看護を考える (1)事例にあった生活支援を考える *看護計画修正 |
【講義・演習】 | |||||||
A | 14 | 4 |
3.高齢者を尊重したその人らしく生きるための看護 1)高齢者らしく生活するための看護を提案する 2)まとめ |
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A | 15 | 3 |
2.高齢者を尊重したその人らしく生きるための看護 1)高齢者らしく生活するための看護を提案する 2)まとめ |
【講義・演習】 |
Bクラス |
クラス | 回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||||
B | 1 | 1 |
1.授業ガイダンス 1)授業の進め方(プロジェクト学習) *V&G設定 |
【講義・演習】 |
1.授業ガイダンス 1)老年看護学での看護の捉え方 2)事例の提示 |
古澤千鶴 | |||||
B | 2 | 1 |
2.老年期にある患者の看護プロセス 1)事例の提示 事例:脳血管障害による片麻痺の高齢者 *情報収集 |
【講義・演習】 |
2.老年期にある患者の看護プロセス 症例:脳血管障害による片麻痺の高齢者 「状態を予測しながら事例患者の情報を読み取る」 1)情報収集・情報整理 (1)情報の持つ意味を考える (2)高齢者の日常生活に着目する |
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B | 3 | 2 | |||||||||
B | 4 | 3 |
2)高齢者の全体像を捉える (1)疾患や障害を理解する (2)疾患や障害が高齢者の生活機能に及ぼす影響を考える (3)生活機能と関連因子の関係性(ICFモデルの考え方) (4)アセスメント表を活用する(ブレーデンスケール、転倒・転落アセスメントシート 等) (5)他職種との連携を考える *分析解決策、V&G見直し |
【講義・演習】 |
「事例患者の現象の意味を考える」 2)情報の分析 (1) 問題解決思考・生活行動モデル(プラス思考)の視点で分析する |
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B | 5 | 1 | |||||||||
B | 6 | 2 |
「分析・判断した内容を統合し事例患者を理解する」 3)高齢者の生活能力の状態を捉える 4)問題・ニーズの明確化 |
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B | 7 | 4 | |||||||||
B | 8 | 3 | |||||||||
B | 9 | 3 |
3)全体像からニーズを考える (1)看護問題と看護の焦点 (2)看護計画立案 *解決策・提案書作成、V&G見直し |
【講義・演習】 |
「事例患者の理解に基づき看護計画を立案する」 6)目標設定と計画立案 |
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B | 10 | 4 | |||||||||
B | 11 | 3 |
4)実践を通して患者を理解する (1)グループによる援助の実施 (2)援助計画の追加・修正 *プレゼンテーション |
【演習】 |
「実践を通して患者を理解する」 7)グループによる援助の実施 8)援助計画の追加・修正 |
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B | 12 | 4 | |||||||||
B | 13 | 3 |
5)事例にあった看護を考える (1)事例にあった生活支援を考える *看護計画修正 |
【講義・演習】 | |||||||
B | 14 | 4 |
3.高齢者を尊重したその人らしく生きるための看護 1)高齢者らしく生活するための看護を提案する 2)まとめ |
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B | 15 | 3 |
2.高齢者を尊重したその人らしく生きるための看護 1)高齢者らしく生活するための看護を提案する 2)まとめ |
【講義・演習】 |
[評価方法] 90%:ルーブリック評価 10%:事前学習、GW 参加状況、提出物と提出状況 |
[履修上の注意] 高齢者を身近に感じたうえで、できることできなくなりつつあることを捉えて、高齢者が望む生活をするために具体的に支援する思考方法を習得し、援助を実施したい。 |
[教科書] 看護学テキストNiCE老年看護学概論:正木治恵編;南江堂 看護学テキストNiCE老年看護学技術:真田弘美編;南江堂 |
[参考書・参考資料] 医学書院:アセスメントからはじまる高齢者ケア |
[備考] 当科目においては、医療機関において実務経験を有する看護師(看護師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。 |