授業科目 | 小児看護学方法論Ⅲ | 科目コード | 40170 |
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科目責任者 | 小林 佳志子 |
1単位 |
講義・演習 |
30時間 |
2学年 後期 専門分野Ⅱ |
[授業概要] 健康障害により小児及び家族に及ぼす影響を理解し、病気や障害を持つ子どもと家族に応じた看護について健康レベルや症状の特徴を踏まえて理解する。また、認知能力の未熟な小児が治療・処置を受けることの困難さを踏まえ治療・処置時の看護方法を学ぶ。 そして、事例を用いた演習により健康障害を持つ子どものアセスメントに基づいた小児特有の看護の基本となる援助技術を学ぶ。 |
[学習目標] 1.小児における疾病の経過や主要症状に応じた看護を理解する。 2.小児の健康障害に伴う諸問題と看護について理解する。 3.疾病回復のために必要な援助方法について理解する。 4.治療・処置に応じた看護を理解する。 5.科学的根拠をもち思考過程に基づく小児看護の基本技術を学ぶ。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | |||||||||
1 | 3 |
1.急性期にある子どもと家族の看護 1)急性期にある子どもと家族の特徴 2)症状別看護 ①発熱②けいれん③嘔吐④下痢⑤脱水 |
【講義】 |
【講義】 1.急性期にある子どもと家族の看護 1)急性期にある子どもと家族の特徴 2)症状別看護 ①発熱②けいれん③嘔吐④下痢⑤脱水 |
臨床看護学総論Ⅱの既習内容(急性期の看護)を復習 | 10分 | 小林佳志子 | |||
2 | 4 | |||||||||
3 | 3 |
③嘔吐④下痢⑤脱水 2.隔離が必要な子どもと家族の看護 |
【講義】 |
【講義】 2.隔離が必要な子どもと家族の看護 |
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4 | 4 |
3.慢性期にある子どもと家族の看護 1)慢性期にある子どもと家族の特徴 2)症状別看護 ①呼吸困難 4.在宅療養中の子どもと家族の看護 |
【講義】 |
【講義】 3.慢性期にある子どもと家族の看護 1)慢性期にある子どもと家族の特徴 2)症状別看護 ①呼吸困難 4.在宅療養中の子どもと家族の看護 |
臨床看護学総論Ⅱの既習内容(慢性期の看護)を復習 | 10分 | ||||
5 | 3 |
5.心身障害のある子どもと家族の看護 | 【講義】 |
【講義】 5.心身障害のある子どもと家族の看護 |
特別支援学校講師 | |||||
6 | 1 |
【講義】 6.終末期にある子どもと家族の看護 1)終末期にある子どもと家族の特徴 2)症状別看護①疼痛 |
臨床看護学総論Ⅱの既習内容(終末期の看護)を復習 |
10分 120分 |
小林佳志子 | |||||
7 | 2 |
6.周手術期における子どもと家族の看護 1)小児期の手術の特徴 2)手術を受ける子どもと家族 7.先天的疾患のある子どもと家族の看護 8.活動制限が必要な子どもと家族の看護 |
【講義】 |
【講義】 7.事例のよる子どものアセスメント 1)小児看護におけるアセスメントの特徴 2)アセスメントの実際 |
事前 4歳の発達段階、気管支喘息の病態についてノートにまとめる(リフレクションノート作成) 事後 事例のアセスメント |
事前120分 事後120分 |
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8 | 1 |
【講義】 8.周手術期における子どもと家族の看護 1)小児期の手術の特徴 2)手術を受ける子どもと家族 9.先天的疾患のある子どもと家族の看護 活動制限が必要な子どもの看護 |
埼玉医療センター看護部 | |||||||
9 | 2 | |||||||||
10 | 4 |
9.終末期にある子どもと家族の看護 1)終末期にある子どもと家族の特徴 2)症状別看護 ①疼痛 10.治療・処置を受ける子どもの看護(1) 1)輸液管理・薬物管理・抑制・検体採取・身体計測 2)フィジカルアセスメント |
【講義】 |
【講義】 10.事例による子どものアセスメント 1)アセスメントの解説 2)看護援助の実際 3)看護サマリー |
小林佳志子 | |||||
11 | 3 |
【講義】 11.治療・処置を受ける子どもの看護(1) 1)輸液管理・薬物管理 2) 抑制・検体採取(尿・血液)・身体計測(身長・体重・頭囲・胸囲・腹囲)・乳幼児のバイタルサイン測定 |
教科書「ナーシング・グラフィカ 小児看護学② 小児看護技術 メディカ出版」を用いて左記内容に該当するページを読んでおく | 60分 | ||||||
12 | 4 | |||||||||
13 | 1 |
11.治療・処置を受ける子どもの看護(2) 1) 技術演習 |
【演習】 |
【演習】 11.治療・処置を受ける子どもの看護(2) 1) 技術演習 |
事前 前回の講義内容復習 事後 課題レポート提出 |
事前 60分 事後 60分 |
埼玉医療センター看護部 | |||
14 | 2 | |||||||||
15 | 3 |
12.事例による子どものアセスメント 1)小児看護におけるアセスメントの特徴 2)アセスメントの実際 |
【講義】 |
【講義】 講義まとめ 終了試験 |
小林佳志子 |
[評価方法] 定期試験80%、課題レポート20% |
[履修上の注意] 病気や障害を持つ小児と家族への看護の方法だけでなく、意思表示や自己決定できない小児や小児を支える家族へのかかわりを考える機会にしてほしい。 |
[教科書] 新体系看護学全書小児看護学1小児看護学概論/小児保健:小林京子編;メヂカルフレンド社 新体系看護学全書小児看護学2健康障害をもつ小児の看護:小林京子編;メヂカルフレンド社 ナーシング・グラフィカ小児看護学2小児看護技術:中野綾美編;メディカ出版 |
[参考書・参考資料] 写真でわかる小児看護技術アドバンス:佐々木祥子編著;インターメディカ 発達段階からみた小児看護過程+病態関連図;医学書院 |
[備考] 当科目においては、医療機関において実務経験を有する看護師(看護師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。 |