授業科目 | 母性看護学概論 | 科目コード | 40200 |
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科目責任者 | 田近 亜希 |
1単位 |
講義 |
30時間 |
2学年 前期 専門分野Ⅱ |
[授業概要] 母性看護学は、生命が健全に創造され育くまれるように、女性と家族の生涯に渡る健康の維持・増進を目的としている。本授業では、母性看護の対象と対象を取り巻く環境について理解するために、リプロダクティブヘルス/ライツに関する概念や健康課題と対策について学習する。 |
[学習目標] 1.母性看護の対象の特徴が理解できる。 2.リプロダクティブヘルス/ライツの現状と課題について考えることができる。 3.女性のライフサイクル各期における健康と看護について理解できる。 4.リプロダクティブセルス・ライツに関わる生命倫理について考えることができる。 |
回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | |||||||||
1 | 1 |
1. 母性看護学概論ガイダンス 2. リプロダクティブヘルス/ライツ 3. 女性・母性・ウィメンズヘルスケアの概念 4. 女性の健康をアセスメントする 1) ヘルスプロモーション 2)女性の生涯にわたる健康教育 |
【講義】 |
【講義・演習】 1.母性看護の目的 2.母性看護の対象 1)ライフサイクルとライフステージ 2)マタニティサイクル 3.母性・父性・親性・家族とは 4.母性看護を担う専門職者の役割 |
【事後学習】 自分が生まれた時のことや妊娠がわかった時の気持ちや行動について、母親または父親か自分が生まれた時の事をよく知っている人にインタビューしてA4用紙1枚程度にまとめる。その話を聞いて、母性や父性についてどのように考えたのか、自分の考えを含めて書いてください。 |
1時間 |
田近亜希 |
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2 | 2 |
【講義】 5.母性看護の対象の理解 1)女性のライフサイクルにおける形態・機能の変化 ①女性生殖器②男性生殖器③性周期 2)女性のライフサイクルにおける心理・社会的役割の変化 |
【事後学習】 次回小テストの学習。範囲:性周期・形態と機能 |
30分 | ||||||
3 | 1 |
5.ライフサイクル各期の健康と看護 1) 思春期の健康と看護 ホルモンと月経、性感染 |
【講義】 |
【講義】 小テスト 6.リプロダクティブヘルス/ライツ 1)リプロダクティブヘルス/ライツの概念 2)女性とリプロダクティブヘルス/ライツの課題 |
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4 | 2 |
【講義】 7.セクシュアリティ 1)セクシュアリティ ①ヒトの発生 ②性分化のメカニズム ③性意識の発達 2)ジェンダー 3)多様な性の理解 |
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5 | 1 |
2) 成熟期の健康と看護 産む性・産まない性・産めない性 3) 更年期・老年期の健康と看護 更年期障害 |
【講義】 |
【講義・演習】 8.母性看護の対象を取り巻く環境 1)母子保健統計 ①出生に関する統計 ②死産に関する統計 2)母子保健統計から考える課題 |
【事後学習】 次の2点について調べてレポート。提出期限は授業内で指示する。 ①自分が住む地域の子育て支援対策 ②女性の権利や健康を支援するための施設 |
1時間 | ||||
6 | 2 |
【講義】 8.母性看護の対象を取り巻く環境 3)母性を保護する法律 ①母子保健法 ②男女雇用機会均等法 ③労働基準法 ④母体保護法 ⑤その他 |
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7 | 1 |
6.母性看護の対象を取り巻く社会の変遷と現状 1)母子保健統計の動向 2)母性看護に関する法律・諸制度 |
【講義】 |
【講義・演習】 8.母性看護の対象を取り巻く環境 4)地域社会における子育て支援 ①母子保健法 ②児童福祉法 ③少子化対策 |
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8 | 2 |
【講義】 8.母性看護の対象を取り巻く環境 1)公害・薬剤と健康被害 2)ドメスティックバイオレンス 3)健康を支援する技術 |
【事後学習】 次回小テストの学習。範囲:母性に関する統計と法律 |
1時間 | ||||||
9 | 1 | 7.海外の母性事情 | 【講義】 |
【講義】 小テスト 9.女性のライフステージ各期における健康と看護 1)思春期の健康と看護 ①第二次性徴 ②月経と月経異常 ③性感染症 |
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10 | 2 |
【講義・演習】 9.女性のライフステージ各期における健康と看護 2)性成熟期の健康と看護 ①産む・産まないの選択 ②不妊症の理解と看護 ③出生前診断 |
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11 | 1 |
8.セクシュアリティ 1) セクシュアリティの発達と課題 2) ジェンダー 3) LGBT |
【講義】 |
【講義・演習】 9.女性のライフステージ各期における健康と看護 2)性成熟期の健康と看護 ④人工妊娠中絶 ⑤生命倫理 |
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12 | 2 |
【講義】 9.女性のライフステージ各期における健康と看護 3)更年期・老年期の健康と看護 ①更年期障害と看護 ②生殖器の手術を受ける人の看護 |
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13 | 1 |
9.生命倫理 1) 性と生殖 2) 出生前診断 |
【講義】 |
【講義】 10.LGBTの理解 1)当事者の体験 2)日常生活で困ったこと 3)医療者に臨むこと |
【事後学習】 授業を聴講した感想及び看護師としての関わりについてA4用紙1枚程度にレポート。翌日提出。 |
1時間 |
外部講師 浅沼智也 |
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14 | 2 | |||||||||
15 | 2 | 10. まとめ | 【講義】 |
【講義】 筆記試験・まとめ |
田近亜希 |
[評価方法] 筆記試験50%・レポート30%・小テスト20% |
[履修上の注意] 人工授精や中絶等、科学技術の向上による生命への操作はどこまで許されるのか。人間の生命を対象としている職業を担う者として、生命倫理に関わる課題は、看護行為に影響を及ぼす。女性の健康課題に関する医療や看護の方法・あり方について、意見を求めるので積極的に発言して欲しい。その為に、授業前に概要箇所のテキストを読んで出席することを勧めます。 |
[教科書] 系統看護学講座専門分野Ⅱ母性看護学1母性看護学概論:森恵美著;医学書院 国民衛生の動向:厚生統計協会編;厚生労働統計協会 |
[参考書・参考資料] 母性の研究:大日向雅美;日本評論社 母性の心理社会的側面と看護ケア:新道幸恵・和田サヨ子;医学書院 母子保健の主たる統計 |
[備考] |