授業科目 | 母性看護学方法論Ⅱ | 科目コード | 40220 |
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科目責任者 | 奥出 尚子 |
1単位 |
講義・演習 |
30時間 |
2学年 後期 専門分野Ⅱ |
[授業概要] 本授業では、産褥と新生児の正常な経過と正常を逸脱した状態と看護について学習する。そして、新生児の子宮外生活適応を促進するために必要な看護技術と褥婦の退行性変化と進行性変化を促進するための看護技術を実施する。新しい家族を迎えて地域社会で生活する母子が、ソーシャルサポートを得て、安全・安楽に生活を整えられるように支援できる力を養う。 |
[学習目標] 1.正常な産褥経過について理解できる。 2.正常な経過をたどる褥婦の看護を理解し、そのために必要な看護技術が実施できる。 3.正常な新生児の経過について理解できる。 4.正常な経過をたどる新生児の看護を理解し、そのために必要な看護技術が実施できる。 5.産褥期と新生児期の正常を逸脱した状態と看護について理解できる。 |
Aクラス |
クラス | 回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||||
A | 1 | 1 |
1.産褥の生理と褥婦の看護 1) 生殖器の復古、悪露 2) 一般状態 3) セルフケア(食事、排泄、休息、清潔) 4) 心理的変化、生活的変化 5) 乳房のケア 6) 育児技術(授乳、沐浴、保育環境) 7) 育児支援 *演習に向けた事前課題 ① 事例設定 ② 褥婦の日齢変化に応じた観察 |
【講義】 |
【講義】 1.産褥期の看護 1)産褥期の身体的変化 ①退行性変化 ②日常生活行動 |
【事前学習】 母性看護学各論テキスト第6章A・Bを読んで参加のこと。 |
1時間 | 奥出尚子 | |||
A | 2 | 2 |
【講義・演習】 1.産褥期の看護 1)産褥期の身体的変化 ③進行性変化 ④母乳に関する基礎知識 |
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A | 3 | 1 |
【講義・演習】 1.産褥期の看護 2)産褥期の心理的変化 3)産褥期の社会的変化 ①家族関係の再構築 ②ソーシャルサポート 4)災害時の母子の支援 |
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A | 4 | 2 |
【講義】 2.産褥期の異常と看護 1)子宮復古不全 2)産褥熱 |
【事後学習】 次回小テストの学習。範囲1~4回目までの内容 |
1時間 | ||||||
A | 5 | 1 |
2.演習 1) 子宮底・悪露の観察 2) 輪状マッサージの実際 3) 乳房の観察 |
【演習】 |
【講義】 小テスト 2.産褥期の異常と看護 3)乳房トラブル 4)帝王切開後の看護 5)死産した母親と家族へのケア |
2時間 | |||||
A | 6 | 2 |
【講義】 3.新生児の看護 1)新生児の生理 ①子宮外適応現象 ②新生児の特徴と機能 |
【事前課題・事後課題】 必要時授業内で指示する。 |
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A | 7 | 2 |
3.新生児の生理と看護 1) 経過診断 2) 出生直後の状態(出生体重、在胎週数、外表奇形)健康状態(血糖値、哺乳、排泄、体重、黄疸) 3) 皮膚(胎脂、蒙古斑、落屑、中毒性紅斑、臍帯) 4) 検査と処置 5) 育児環境 6) 新生児の経日的変化に応じた観察と看護 *演習に向けた事前課題 ① 新生児の観察・計測 ② 沐浴の実際 |
【講義】 3.新生児の看護 2)新生児の観察(評価) 3)日齢による変化 |
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A | 8 | 1 |
【講義】 3.新生児の看護 4)新生児のアセスメント 5)新生児の事故防止 |
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A | 9 | 2 |
【講義】 4.新生児の異常と看護 1)呼吸障害 2)出血性疾患 3) 高ビリルビン血症 |
【事後学習】 次回小テストの学習。範囲5~8回目までの内容 |
1時間 | ||||||
A | 10 | 1 |
4.新生児の異常と看護 1) 早産児、低出生体重児、先天異常・障害をもつ新生児 |
【講義】 |
【講義】 小テスト 4.新生児の異常と看護 5)低出生体重児の看護 6)新生児仮死 |
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A | 11 | 3 |
5.演習 1) 新生児のバイタルサイン測定 2) 全身の観察 3) 計測 4) 沐浴 *演習に向けた事前課題 ① 沐浴時の観察 ② パンフレット作成 |
【講義】 |
【演習】 5.産褥期に必要な看護技術 1)退行性変化の観察と促進のための援助技術 2)進行性変化の観察と促進のための援助技術 |
【事前学習】 ナーシングスキル:産科:褥婦のアセスメント・授乳指導を視聴。 テキスト:P.345乳頭・乳輪マッサージの動画を視聴。 【事後学習】 演習後のリフレクション用紙。翌日提出。 |
30分 | ||||
A | 12 | 4 | |||||||||
A | 13 | 1 |
6.指導の実際(集団指導) 1) 沐浴指導 |
【演習】 |
【演習】 6.新生児の看護に必要な技術 1)バイタルサインと観察 2)沐浴 |
【事前学習】 ナーシングスキル:産科:新生児の観察(全身)・新生児の看護(沐浴・寝衣交換)を視聴。 【事後学習】 演習後リフレクション用紙。翌日提出。 |
30分 | ||||
A | 14 | 2 | |||||||||
A | 15 | 3 |
7.産褥の異常と看護 1) 肺塞栓 2) 子宮復古不全 3) 産褥熱 4) 乳腺炎 5) 産後うつ 6) 帝王切開術後 7) 死産・障害をもつ新生児を出産した親 |
【講義】 |
【講義】 筆記試験・まとめ |
Bクラス |
クラス | 回数 | 月 | 日 | 曜日 | 時限 | 授業内容 | 授業方法 | 授業計画 | 授業外学習 | 担当者 | |
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事前学習・事後学習 | 時間 | ||||||||||
B | 1 | 1 |
1.産褥の生理と褥婦の看護 1) 生殖器の復古、悪露 2) 一般状態 3) セルフケア(食事、排泄、休息、清潔) 4) 心理的変化、生活的変化 5) 乳房のケア 6) 育児技術(授乳、沐浴、保育環境) 7) 育児支援 *演習に向けた事前課題 ① 事例設定 ② 褥婦の日齢変化に応じた観察 |
【講義】 |
【講義】 1.産褥期の看護 1)産褥期の身体的変化 ①退行性変化 ②日常生活行動 |
【事前学習】 母性看護学各論テキスト第6章A・Bを読んで参加のこと。 |
1時間 | 奥出尚子 | |||
B | 2 | 2 |
【講義・演習】 1.産褥期の看護 1)産褥期の身体的変化 ③進行性変化 ④母乳に関する基礎知識 |
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B | 3 | 1 |
【講義・演習】 1.産褥期の看護 2)産褥期の心理的変化 3)産褥期の社会的変化 ①家族関係の再構築 ②ソーシャルサポート 4)災害時の母子の支援 |
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B | 4 | 2 |
【講義】 2.産褥期の異常と看護 1)子宮復古不全 2)産褥熱 |
【事後学習】 次回小テストの学習。範囲1~4回目までの内容 |
1時間 | ||||||
B | 5 | 1 |
2.演習 1) 子宮底・悪露の観察 2) 輪状マッサージの実際 3) 乳房の観察 |
【演習】 |
【講義】 小テスト 2.産褥期の異常と看護 3)乳房トラブル 4)帝王切開後の看護 5)死産した母親と家族へのケア |
2時間 | |||||
B | 6 | 2 |
【講義】 3.新生児の看護 1)新生児の生理 ①子宮外適応現象 ②新生児の特徴と機能 |
【事前課題・事後課題】 必要時授業内で指示する。 |
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B | 7 | 2 |
3.新生児の生理と看護 1) 経過診断 2) 出生直後の状態(出生体重、在胎週数、外表奇形)健康状態(血糖値、哺乳、排泄、体重、黄疸) 3) 皮膚(胎脂、蒙古斑、落屑、中毒性紅斑、臍帯) 4) 検査と処置 5) 育児環境 6) 新生児の経日的変化に応じた観察と看護 *演習に向けた事前課題 ① 新生児の観察・計測 ② 沐浴の実際 |
【講義】 3.新生児の看護 2)新生児の観察(評価) 3)日齢による変化 |
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B | 8 | 1 |
【講義】 3.新生児の看護 4)新生児のアセスメント 5)新生児の事故防止 |
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B | 9 | 2 |
【講義】 4.新生児の異常と看護 1)呼吸障害 2)出血性疾患 3) 高ビリルビン血症 |
【事後学習】 次回小テストの学習。範囲5~8回目までの内容 |
1時間 | ||||||
B | 10 | 1 |
4.新生児の異常と看護 1) 早産児、低出生体重児、先天異常・障害をもつ新生児 |
【講義】 |
【講義】 小テスト 4.新生児の異常と看護 5)低出生体重児の看護 6)新生児仮死 |
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B | 11 | 2 |
5.演習 1) 新生児のバイタルサイン測定 2) 全身の観察 3) 計測 4) 沐浴 *演習に向けた事前課題 ① 沐浴時の観察 ② パンフレット作成 |
【講義】 |
【演習】 5.産褥期に必要な看護技術 1)退行性変化の観察と促進のための援助技術 2)進行性変化の観察と促進のための援助技術 |
【事前学習】 ナーシングスキル:産科:褥婦のアセスメント・授乳指導を視聴。 テキスト:P.345乳頭・乳輪マッサージの動画を視聴。 【事後学習】 演習後のリフレクション用紙。翌日提出。 |
30分 | ||||
B | 12 | 3 | |||||||||
B | 13 | 1 |
6.指導の実際(集団指導) 1) 沐浴指導 |
【演習】 |
【演習】 6.新生児の看護に必要な技術 1)バイタルサインと観察 2)沐浴 |
【事前学習】 ナーシングスキル:産科:新生児の観察(全身)・新生児の看護(沐浴・寝衣交換)を視聴。 【事後学習】 演習後リフレクション用紙。翌日提出。 |
30分 | ||||
B | 14 | 2 | |||||||||
B | 15 | 3 |
7.産褥の異常と看護 1) 肺塞栓 2) 子宮復古不全 3) 産褥熱 4) 乳腺炎 5) 産後うつ 6) 帝王切開術後 7) 死産・障害をもつ新生児を出産した親 |
【講義】 |
【講義】 筆記試験・まとめ |
[評価方法] 筆記試験80%・レポート及び小テスト20% |
[履修上の注意] 産褥期は、分娩を終えた褥婦が新しい家族を迎え入れるための課題に適応できるような支援が必要です。地域社会で生活する母子の看護は、病産院に入院中の看護だけでは完結しません。どのようなソーシャルサポートが必要とされているのか、その現状と今後の展望について一緒に考えましょう。 |
[教科書] 系統看護学講座専門分野Ⅱ母性看護学2母性看護学各論:森恵美著;医学書院 病気がみえるVol.10産科:井上裕美他監修:メディックメディア |
[参考書・参考資料] 新訂版 周産期ケアマニュアル第2版:立岡弓子編著;サイオ出版 ウエルネスからみた母性看護過程+病態関連図第3版:佐世正勝編;医学書院 |
[備考] 当科目においては、医療機関において実務経験を有する看護師・助産師(看護師・助産師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。 |