授業科目 在宅看護論概論 科目コード 50010
科目責任者 井澤 浩美
1単位
講義・演習
15時間
2学年 前期 統合分野
[授業概要]
在宅看護の動向と社会的背景に基づくニーズを知り、在宅で対象が自立した生活をするための看護の役割と機能、特徴について学ぶ。在宅看護では、家族も援助対象であることを理解し、支援の実際について考える。また、在宅看護にかかわる制度を知り、社会資源の活用について学び、在宅療養者の権利擁護についての理解を深める。
[学習目標]
1.日本の在宅看護の変遷とその社会的背景について説明できる。
2.在宅看護の目的と基本理念を理解できる。
3.在宅療養者と家族の機能特徴を知り、その支援を考えることができる。
4.在宅看護を支える制度や社会資源を説明できる。
回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 在宅看護の概念
  ・日本の在宅看護の歴史と現状
  ・地域療養を支える看護
  ・在宅看護の倫理と基本理念
  ・在宅ケアと訪問看護
【講義・演習】
在宅看護をめぐる社会背景
 ①在宅看護の変遷と社会背景
 ②在宅看護の目的と基本理念
 ③在宅看護の倫理
 ④在宅ケアと訪問看護
講師が提示する課題を学習し、授業時にディスカッションを行う
事後は、学びを振り返りレポート作成する
60分 井澤浩美
2 1
3 2 在宅療養者と家族の支援
  ・訪問看護の対象者
  ・在宅看護の対象者と在宅療養の成立要件
  ・在宅看護の家族
  ・家族介護者の個別性に応じた支援
【講義・演習】
在宅療養者と家族
 ①在宅看護の対象者
 ②家族アセスメントと家族支援
講師が提示する課題を学習し、授業時にディスカッションを行う
事後は学びを振り返りレポート作成をする
60分
4 2
5 3 在宅ケアを支える制度と社会資源
  ・在宅ケアを支える医療保険制度
  ・障害者の在宅療養を支える制度と社会資源
  ・在宅難病療養者を支える制度と社会資源
  ・子どもの在宅療養を支える制度と社会資源
【講義・演習】
在宅ケアを支える制度と社会資源
 ①医療保険制度
 ②介護保険制度
 ③生活保護制度
 ④障害者総合支援法
 ⑤難病法
 ⑥子どもの在宅療法を支える制度
講師が提示する事前課題を学習し、授業時にディスカッションを行う
事後は、学びを振り返りレポート作成をする
60分
6 1
7 1 在宅ケアを支える制度と社会資源
  ・高齢者を支える制度と社会資源
  ・社会資源の活用
  ・在宅療養者の権利を擁護する制度と社会資源
  ・他職種との連携
【講義・演習】
在宅療養者の権利を擁護する制度と社会資源
 ①個人の尊厳と自己決定権
 ②個人情報の保護
 ③成年後見制度
講師が提示する事前課題を学習し、授業時にディスカッションを行う
事後は学びを振り返りレポート作成をする
60分
8 1


[評価方法]
提出課題レポート(70%)・グループワークでの自己評価とメンバー評価(30%)
[履修上の注意]
事前課題、事後課題は講師より都度伝達される
グループワークで学びを深めるため、事前課題持参のうえ、主体的に参加し、活用できる知識にしてほしい。
[教科書]
ナーシング・グラフィカ在宅看護論1地域療養を支えるケア:臺有桂編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカ在宅看護論2在宅療養を支える技術:臺有桂編;メディカ出版
訪問看護アイデアノート:医療法人財団健和会訪問看護ステーション編著;照林社
[参考書・参考資料]
[備考]