授業科目 看護のための形態機能学Ⅴ 科目コード 20260
科目責任者 伏見 由紀
1単位
講義
30時間
1学年 前期 専門基礎分野
[授業概要]
看護の実際に活かせるよう人の生活を視点に人体の形態機能を学ぶ。食べる、排便するための消化器系の消化、吸収、代謝に関する構造と機能を学ぶ。それを基盤にその正常性が破綻した場合の症候や疾患の病態生理・検査・診断・治療について学ぶ。
[学習目標]
1.消化器系の構造・機能について説明できる。
2.栄養素の代謝、吸収、排泄の過程が説明できる。
3.栄養・代謝疾患の原因・症状・検査・診断・治療について説明できる。
4.消化器疾患の原因・症状・検査・診断・治療について説明できる。
回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 6 18 3 【講義】
1.消化器系の代謝・構造・機能
1)口腔・咽頭・食道
【事後】
口腔・咽頭・食道の解剖図(白地図)の作成
専任教員
伏見由紀
2 6 25 3 【講義】
2)胃・大腸・小腸
【事前】
胃・大腸・小腸の解剖図(白地図)の作成
3 6 25 4 【講義】
3)肝臓・胆嚢・膵臓
【事前】
肝臓・胆嚢・膵臓の解剖図(白地図)の作成
4 7 2 3 【講義】
2.栄養素の消化と吸収・排泄の過程
5 7 2 4 【講義】
3.歯・口腔機能の正常性の破綻
4.歯・口腔機能障害の原因・症状・検査・診断・治療
 ・齲歯  歯槽膿漏  ・舌癌
 ・口腔内アフタ    ・口腔カンジタ
口腔外科医師
小宮山雄介
6 7 4 1 【講義】
5.舌・咽頭・喉頭の正常性の破綻
6.舌・咽頭・喉頭機能障害の原因・症状・検査・診断・治療
 ・喉頭癌   ・咽頭癌  
 ・喉頭浮腫  ・喉頭異物
耳鼻咽喉・頭頸部外科医師
井上由佳理
7 7 1 4

【講義】
3.栄養・代謝機能の正常性の破綻
4.栄養・代謝疾患の検査・診療・治療
5.代謝機能障害の原因・症状・検査・診断・治療
・メタボリックシンドローム、肥満
・高脂血症   ・高尿酸血症と痛風
・糖尿病
糖尿病内分泌・血液内科医師
奥村武憲
8 7 8 1 糖尿病内分泌・血液内科医師
原かほり
9 7 8 2 【講義】
6.消化器疾患の症状と病態生理
 ・嚥下障害、誤嚥   ・吃逆
 ・悪心・嘔吐     ・腹痛
 ・腹部膨満      ・吐血、下血、血便
 ・下痢、便秘     ・食欲不振
消化器内科医師
片山裕視
10 7 11 1 消化器内科医師
紀仁
11 7 8 4 【講義】
7.消化器疾患に関する診察・検査・診断・治療
 ・胃炎        ・胃十二指腸潰瘍
 ・逆流性食道炎    ・胃癌
外科医師
齋藤一幸
12 7 8 3 【講義】
 ・クローン病 ・潰瘍性大腸炎
 ・大腸癌       ・直腸癌
外科医師
竹下惠美子
13 7 16 2 【講義】
8.肝臓・胆嚢・膵臓の疾患に関する診察・検査・診断・治療
 ・肝炎        ・肝硬変
 ・胆石症、胆道系の腫瘍
 ・膵炎        ・膵臓癌
消化器内科医師
小堀郁博
14 8 1 4 消化器内科医師
草野祐実
15 9 10 3 【講義】
試験・まとめ
専任教員
伏見由紀


[評価方法]
課題(10%)筆記試験(90%)
[履修上の注意]
各臓器の構造及び機能をふまえて、症状、疾患等を理解してほしい。
[教科書]
ナーシング・グラフィカ人体の構造と機能1解剖生理学:武田裕子編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカEX疾患と看護3消化器:三原弘編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカEX疾患と看護6眼/耳鼻咽喉/歯・口腔/皮膚:永井由巳編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカEX疾患と看護8腎/泌尿器/内分泌・代謝:繪本正憲編;メディカ出版
[参考書・参考資料]
ナーシング・グラフィカ健康の回復と看護7疾病と治療:林正健二編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカ健康の回復と看護2栄養代謝機能障害:明石惠子編;メディカ出版
[備考]
当科目においては、医療機関において実務経験を有する医師・看護師(看護師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。