授業科目 看護のための形態機能学Ⅵ 科目コード 20270
科目責任者 坂本 たか子
1単位
講義
15時間
1学年 後期 専門基礎分野
[授業概要]
看護の実際に活かせるよう人の生活を視点に人体の形態機能を学ぶ。血液の成分・機能、生体防御の仕組みを学ぶ。それを基盤にその正常性が破綻した場合の症候や疾患の病態生理・検査・診断・治療について学ぶ。
[学習目標]
1.血液の成分・機能について説明できる。
2.生体の防御機能の仕組みとそれに関連する皮膚・臓器の構造・機能について説明できる。
3.血液・造血器障害の原因・症状・検査・診断・治療について説明できる。
4.免疫機能障害の原因・症状・検査・診断・治療について説明できる。
回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 10 2 1 【講義】
1.内部環境の恒常性
2.恒常性維持のための物質流通
 1)流通の媒体ー血液
 ・血液の恒常性維持
 ・物質の運搬
 ・侵入物に対する防御
 ・血液凝固
専任教員
坂本たか子
2 10 11 3
【講義・演習】
 2)流通路
3.1行ケーススタディ
3 10 21 1 【講義】
4.血液・造血機能の正常の破綻
5.血液・造血機能障害の原因・症状・検査・診断・治療
1)造血器の腫瘍
 ・白血病  ・悪性リンパ腫
 ・多発性骨髄腫
2)造血機能障害
 ・血友病  ・DIC
 ・突発性血小板減少性紫斑病
糖尿病内分泌・血液内科医師
木口亨
4 10 21 2
5 10 28 1
6 11 22 1 【講義】
6.免疫機能の正常性の破綻
7.免疫機能障害の原因・症状・検査・診断・治療
1)免疫不全
 ・HIV   ・AIDS
2)膠原病
呼吸器・アレルギー内科医師
大和田高義
7 11 22 2
8 1 27 1
【講義】
試験・まとめ
専任教員
坂本たか子


[評価方法]
筆記試験、課題による総合評価
[履修上の注意]
[教科書]
看護形態機能学第4版生活行動からみるからだ:菱沼典子著;日本看護協会出版会
ナーシング・グラフィカ人体の構造と機能1解剖生理学:武田裕子編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカEX疾患と看護4血液/アレルギー・膠原病/感染症:薊隆文編;メディカ出版

[参考書・参考資料]
ナーシング・グラフィカ健康の回復と看護7疾病と治療:林正健二編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカ健康の回復と看護3造血機能障害/免疫機能障害:矢野久子編;メディカ出版
[備考]
当科目においては、医療機関において実務経験を有する医師・看護師(看護師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。